2018AJCC過去レース・上がりラップ分析ページ

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今週は日曜日に中山・中京でどちらもG2の2重賞が行われます。

中山メインはアメリカジョッキークラブカップAJCCの略称でおなじみですね。

近年は勝ち馬のその後の活躍は控えめですが、11年トーセンジョーダンや12年ルーラーシップはその年にG1馬に登りつめています。

2000年代ではマツリダゴッホも年末の有馬記念を制していますし、さらにさかのぼれば勝ち馬の名にスペシャルウィークメジロブライトサクラチトセオーミホシンザンホウヨウボーイタケホープなどなど、名だたる一流馬が勝ち馬となっている伝統のG2です。

今年は登録頭数が寂しいことになっていますが、武豊騎手との新コンビ結成となるゴールドアクターVS層の厚い4歳馬の対決の構図が出来上がっています。

上半期の古馬G1戦線、ひいては年末のグランプリまでつながる道を切り開くのはどの馬になるでしょうか。

以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、AJCCのポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

年  最速地点  最高速度  失速度合 
08 L3 低速 持続
09 L3 低速 超失速
10 L2 高速 失速
11 L2 高速 超失速
12 L2 低速 持続
13 L2 低速 失速
14 L2 低速 持続
15 L2 低速 失速
16 L3 低速 持続
17 L2 低速 持続

(12は不良)

(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速、12.0~は超低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)

の2色で色分けしてありますが、おおまかに分けると2つのパターンが考えられます。

のパターンはロングスパート志向が強く、一瞬の反応が求められていないレースです。

17:11.8-11.9-12.2-11.8-12.3
16:12.0-11.8-11.6-11.8-12.0

近2年の後半1000mのラップをみても、明確な勝負どころがなく5ハロンダラダラと低速を使い続ける必要があるレースになっています。

一方のパターンは、直線の入り口での加速力勝負になっています。

15:12.1-12.0-11.4-11.212.0
13:12.4-12.5-12.1-11.512.7

L2地点が速く、L1地点で大きく落ち込んでいる形になっています(13年の場合はネコパンチ大逃げという特殊要因もありましたが)。

このように2つの両極端のパターンになることが多いので(色をつけなかった09・11は加速力勝負と持続力勝負の両方が問われた総合力勝負になっています)、どちらの展開になる可能性が高いかをよく考える必要がありそうです。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 ヤマニンボワラクテ 6番人気5着
17 ルミナスウォリアー 5番人気4着

両年とも人気より好走はしてくれましたが、微妙に馬券圏内までは届いていない格好。

1番人気が非常によく消える重賞なのですが、そんなに大荒れもしないんですよね。

AJCCのポイント

加速力と持続力のどちらが問われるかを考える必要があるのですが、今年に関しては登録段階ではどちらになるか非常にわかりやすいです。

もうおわかりだと思いますが、今年はマイネルミラノが登録してきているので、これが中1週で出てくるようなら間違いなくロングスパート志向の競馬になります。

ただ、同じ2200のオールカマーで見せ場を作ったマイネルミラノですが、このレースが

12.1-11.3-11.2-11.6-12.0

と4ハロン勝負になっています。

近3走の中山金杯やチャレンジカップ、福島記念はすべて2000mで5~6ハロンの超ロングスパート戦に持ち込んでいますが、さすがに中山外回りで2200とこの馬にしては少し長い距離となると、5ハロン以上の勝負には持ち込めないという考えがあるのでしょうか。

前半はドスローで入って、L4地点から高速の持続戦になるという可能性が一番高そうです。

L1地点はマイネルミラノは失速するでしょうが、後続は脚を伸ばし続ける必要があるので、長めの持続戦に実績がある馬を中心に考えていこうと思います。

明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。

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