2017オールカマー出走馬分析 ルージュバック

古馬牝馬屈指の実力馬ルージュバックがオールカマーに出走予定です!

2歳時から将来を嘱望されていましたが、G1ではオークスでの2着が最高でそれ以外は馬券圏外。牡馬相手に重賞を3勝しているように能力は高いので、今秋こそG1制覇に向けてまずはオールカマーで好スタートを切りたいでしょう。

それでは、ルージュバックの近3走ラップ、好走時ラップ、オールカマーにむけてのポイントです。

近3走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/5/14 ヴィクトリアマイル 東京 1600 2 10 L2 超高速 超失速
17/3/11 金鯱賞 中京 2000 4 8 L2 高速 持続
16/11/27 ジャパンカップ 東京 2400 7 9 L3 高速 失速

ヴィクトリアマイルはスローになって、切れ味・末脚の爆発力が問われたレース。最後方集団からレースを進め、直線では上がり2位の脚は見せたものの序盤の位置取りの割には伸びませんでした。

金鯱賞は積極的な競馬で2番手集団に位置しましたが、直線は失速。決してペースは速くなかったのですが、やはり前半から脚を使うレースは向いていないようです。

ジャパンカップはかなりのスロー。中団内目で待機してレースを進めますが、このレースでも伸びは見せませんでした。

ここ3戦は序盤のポジション取りで試行錯誤をみせましたが、どれも上手くいかず。能力的な問題ではないと思いますが心配な面もあります。

好走時ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
16/10/9 毎日王冠 東京 1800 1 1 L3 高速 超持続
16/6/12 エプソムC 東京 1800 1 1 L3 高速 持続
16/3/13 中山牝馬S 中山 1800 1 2 L4 低速 超持続

好走した3戦はL3,L4最速戦と最速地点が早め。それでいて失速度合は持続または超持続と、瞬間的な切れ味よりは長くいい脚を使う必要があるレースでの好走が目立ちます。

オークスもL3高速失速戦(11.9-11.3-11.6-11.9)、きさらぎ賞はL2低速超持続戦(12.1-11.7-11.6-11.6とラスト600がほぼ同じタイム)と、好走時のレースはロングスパートでラストまでスピードを落とさないレースに集中しています。

好走のツボが狭い分、はまった時は鮮やかな勝ち方ができる馬なのでしょう。

オールカマーにむけたポイント

何度も繰り返すことになりますが、中山の馬場がポイントです。

先週までのレースの傾向だと、馬場は軽く勝負どころが遅めにやってくる可能性が高いです。この馬の武器はロングスパートで最後までスピードを落とさないことで、中山で直線に入ってからの勝負になると分が悪いです。

マイネルミラノが早めスパートで3コーナー辺りから断続的に流れた際には一縷の望みがありますが、淡々としたペースで4コーナーまで進んでしまうと厳しいと思います。

現時点では消しの評価で、土曜日の馬場をみてから最終判断したいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする