今週のG1は師走のダートチャンピオン決定戦チャンピオンズカップです!
昨年はサウンドトゥルーの強烈な追い込みが決まり、中央ダートG1初勝利。2年間のサンビスタも中央G1初勝利でしたし、もうひとつのダートG1フェブラリーSとは異なる適性が求められることを示唆しています。
マイルチャンピオンシップ・ジャパンカップ・香港国際競争と芝路線は多岐にわたるため、メンバーのすみわけができていますが、ダートの一流馬はここが最大目標となるため、今年も超豪華メンバーでの1戦が想定されています。
まさに今年のチャンピオンを決めるにふさわしい好レースが期待できますね!
それでは以下、過去3年の上がり傾向、私の過去予想、チャンピオンズカップのポイントとなります!
過去3年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
14チャンピオンズカップ | L2 | 高速 | 失速 |
15東海S | L2 | 低速 | 超失速 |
15ジュライS | L4 | 高速 | 超失速 |
15チャンピオンズカップ | L4 | 低速 | 失速 |
16東海S | L2 | 高速 | 失速 |
16ジュライS | L2 | 高速 | 失速 |
16チャンピオンズカップ | L4 | 高速 | 超失速 |
17東海S | L2 | 低速 | 失速 |
17名鉄杯 | L4 | 低速 | 超失速 |
(15ジュライSは稍重)
中京開催のチャンピオンズカップとして施行されるようになって今年が4回目。
3回だとサンプルが少ないため、中京ダート1800で行われるオープン以上のレースを集計しました。メンバーレベルが大きく違うので、夏のオープン特別は参考程度に(15ジュライSの勝ち馬はサウンドトゥルー)。
パターンは2つに絞ってもいいかと思います。一つはL4~L3地点で一度緩んで、L2で鋭い脚を使って踏ん張るレース。もうひとつは残り1000からの長い下り坂で勢いがついて、ここが最速地点となり、直線入り口で上り坂があることもあり最後は失速するレース。
使う脚の長さが違うので、当然L2最速戦パターンは先行馬有利。逃げ馬も残りますし、3着まですべて前というパターンもあります。一方L4最速戦パターンは後方馬にかなり有利。サウンドトゥルーがこのパターンで2勝していますし、サンビスタのチャンピオンズカップも2着ノンコノユメ・3着サウンドトゥルーと追込決着。L4最速戦になると、ダートのレースとは思えないほどの差し決着になります。
JRAのホームページにある中京コース図のリンクを下に貼っておきますので、ぜひご覧になってみてください。残り1000から400まで断続的に下り坂が続き、そこからいきなり上りになっているのがわかるかと思います。よく京都に近いコースといわれていますが、どちらかというと中山芝外回りに近く、それにプラスして坂を上りきったあと1ハロン直線がついているイメージを持っています。
http://www.jra.go.jp/facilities/race/chukyo/course/index.html
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
15 | サウンドトゥルー | 5番人気3着 |
16 | サウンドトゥルー | 6番人気1着 |
単純にサウンドトゥルーが好きなんですか?っていう予想になってますねw
ただ、このコースでL4最速戦になった際にはサウンドトゥルーがハマることは事実です。15年3着と16年1着の違いは、16年は大野騎手がコーナーでインを狙った決め打ちが見事に決まった分ですね。詰まるリスクは当然ありますが、大野騎手の勝負度胸のあるところが個人的には好きです。
チャンピオンズカップのポイント
L2最速戦かL4最速戦のどちらになるかを判断するのがポイントです。
直線の上り坂を余裕を持って迎えられると前残りになりますし、ロングスパート戦だと面白いように差しが決まります。展開次第で全く異なる性質になるレースなので、ここをいかに正確に読み切るかがポイントです。
また、冒頭で2年連続で勝ち馬は中央ダートG1初勝利と書きましたが、これも意外と重要だと思います。サウンドトゥルー・サンビスタはともに地方では交流G1を勝っています。中京コースはタフなコースですので、重いダートコース(地方・中山・北海道)の実績があるとよりプラスになりそうです。
明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。