サマーマイルシリーズ最終戦にして、秋競馬の始まりを告げる名物レース京成杯オータムハンデの過去レース分析ページです!
2012年の当レースではレオアクティブが1:30.7という驚異の世界レコードをたたき出しました。
そのイメージから開幕週の超高速決着のイメージも強いレースですが・・・
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、京成杯AHのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
07 | L4 | 低速 | 超持続 |
08 | L4 | 低速 | 超持続 |
09 | L4 | 低速 | 持続 |
10 | L3 | 高速 | 失速 |
11 | L4 | 低速 | 持続 |
12 | L4 | 高速 | 失速 |
13 | L4 | 低速 | 超持続 |
14 | 新潟開催のため省略 | ||
15 | L2 | 高速 | 持続 |
16 | L2 | 低速 | 持続 |
(重要な年度に色をつけています)
過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
15 | フラアンジェリコ | 13番人気1着 |
16 | アルマディヴァン | 出走取消 |
15年は13番人気フラアンジェリコの単勝・複勝を的中させました!
一方16年はスタートラインにも立てない結果に・・・
京成杯AHのポイント
紫苑Sの過去レース分析でも書きましたが、15年以降エアレーション等の影響が大きい中山競馬場は、ガラッと傾向が変わりました。
先述の12年を含め、11年から13年の3年間は1分32秒を切る勝ち時計が続いていたのですが、15年以降の2回はいずれも1分33秒台の決着。
2秒弱も勝ち時計が変わるほど、秋の中山競馬場の馬場は変貌を遂げています。
上がりラップにも変化は当然あります。13年以前は最速地点が10年を除きL4でした。(10年は前半のペースが遅く、前残りで勝ち時計も1:32.8と改修前にしては遅いものでした)
しかし、15年以降の2年はL2が最速地点。道中の緩み、特に下り坂となる向正面から4コーナーまでの緩みが顕著になっています。
この恩恵を受けているのが差し追い込み馬。フラアンジェリコ、ロードクエストと2年連続でスタート直後最後方集団にいた馬が勝っています。
これは、道中なし崩し的に脚を使わされることがなくなり、本仕掛けとなるL2地点まで楽に先団との差を詰めやすくなっていることが原因だと思われます。
失速度合は変わらず持続系であること、最高速度が超高速にはなっていないことからも、瞬発力よりも持続力のある差し馬が有利でしょう。
明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。
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