2017マイルチャンピオンシップ出走馬分析~サングレーザー~

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マイルチャンピオンシップ個別分析第6弾はサングレーザーを取り上げます。

2歳~3歳1月まではクラシックを意識したローテーションを組んでいましたが、今一つ結果が出せませんでした。そこから休養を入れて初戦2着の後、破竹の4連勝。前走は古馬と混じっての重賞スワンSでしたが、インをすくって重賞初勝利。

勢いだけならメンバー中No.1で、5連勝で一気にG1馬まで登りつめることができるでしょうか!?

それでは、サングレーザーの近4走の好走時ラップ、マイルチャンピオンシップにむけてのポイントです。

近4走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/10/28 スワンS 京都 1400 2 1 L4 低速 持続
17/09/18 仲秋S 阪神 1400 1 1 L2 高速 持続
17/07/30 道新スポーツ賞 札幌 1500 2 1 L1 高速 超持続
17/05/06 500万 京都 1400 1 1 L1 低速 超持続

(スワンSは重、仲秋Sは稍重)

スワンSは重馬場で内が悪い馬場でしたが、馬群全体が外にいったためかえって内の馬がいいところを走れて、外の馬はかなりコーナーで膨れてしまって距離損が大きくなってしまいました。ペースは46.6-35.8と平均から若干のハイペースといったところ。上がりは11.7-11.7-11.9-12.2とトップスピードの高さは問われず、低速のロングスパート戦でした。内がぽっかり空いたところを走れたのが大きく、レースとしては評価しづらいです。1~4着までが馬番1~4の馬で独占となったようなレースですし。

仲秋Sは46.3-35.0で平均ペースといってよいかと。上がりは11.8-11.8-11.4-11.8とL2での加速戦ではありますが、加速度はそこまで高くなく、ロングスパートに近い印象です。これをほぼ最後方からの競馬で快勝。中速から低速にかけての持久力勝負は得意そうです。

道新スポーツ賞は一転スロー。12.4-12.3-11.3-11.0とL1最速戦で、各馬脚を余したような競馬。逃げ馬が2着、3番手からの馬が3着と前残りの展開でしたが、中団から差し切りを決めました。仲秋SやスワンSよりは前目の位置から競馬ができましたし、この流れを余裕をもって差し切ったということは1000万ではレベルが違ったという感じでしょうか。

連勝が始まった500万は46.1-35.4とスワンSと近いペース。11.6-11.7-12.2-11.5という上がりで、L1は最後方から差し切ったこの馬が途中化から作ったラップ。上がり33.9で11秒台前半を3ハロン続けた感じです。

マイルチャンピオンシップにむけたポイント

現状評価:▲~△

前走のレベルはあまり高くなさそうですが、4連勝の内容は今年のマイルCS向きではあります。

道新スポーツ賞はスローなので参考外ですが、残りの3戦は平均から若干のハイペースの中で、ロングスパートで結果を出しています。例年のマイルチャンピオンシップだとトップスピードに物足りなさを感じますが、馬場があまり良くない中でロングスパート志向のマルターズアポジーの逃げ。連勝中の内容に近いレースとなりそうです。

後方からの競馬になってしまうことから、レッドファルクスと比較するとどうしても強気にはなれませんが、良くも悪くも折り合い重視で控えて乗る騎手だけに、マルターズアポジーの演出するペースで他馬が脚を削がれるようになれば漁夫の利的なレースでワンチャンスあるかもしれません。

有力馬の中では人気が低そうなので、オッズとの兼ね合いではもう少し評価を上げるかもしれません。

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