秋のG1戦線の幕開けを告げる電撃の6ハロン戦・スプリンターズSの過去レース分析となります。
今年は絶対王者の不在で大混戦模様となっています。春の王者セイウンコウセイは前走函館スプリントSで敗戦。ディフェンディングチャンピオン・レッドファルクスと昨年の1番人気ビッグアーサーは休み明け。主軸となる馬がいないため、馬券的にも面白そうな1戦になりそうですね。
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、スプリンターズSのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
07 | L4 | 超高速 | 超失速 |
08 | L4 | 高速 | 超持続 |
09 | L4 | 超高速 | 超失速 |
10 | L4 | 超高速 | 失速 |
11 | L4 | 超高速 | 失速 |
12 | L4 | 超高速 | 失速 |
13 | L4 | 超高速 | 超失速 |
14 | 新潟開催のため省略 | ||
15 | L3 | 高速 | 持続 |
16 | L4 | 高速 | 失速 |
(07は不良馬場)
ストレイトガールが勝った15年のみL3最速戦で、残りはL4最速戦となっています。スタートしてから下りが続く中山1200なので、普通に考えればL4(スタートから3ハロン目)最速戦となって、ラストの坂でスピードがぐっと落ちる失速・超失速戦がデフォルトにはなります。
15年はハクサンムーンがスタートダッシュを決め、先行勢の折り合いがあっという間に決まってしまったために、前半のペースが落ちてL3最速戦になっています。
今年の中山開催はBコースで行われた最初の2週は仕掛けどころがかなり遅くなっていましたが、Cコース替わりとなった先週でようやく普通の中山らしくなってきた感じです。
なので、あとは今年の先行勢のペースを勘案して想定される流れを決めていきたいです。
過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
15 | リッチタペストリー | 6番人気6着 |
16 | レッドファルクス | 3番人気1着 |
15,16ともにL4、高速~超高速、失速~超失速を想定した馬券。15はペースが落ち着きすぎてさっぱりでした。16はレッドファルクスをドンピシャ指名できたのでよかったです。
スプリンターズSのポイント
前走逃げた馬がナックビーナス・フィドゥーシア・ワンスインナムーンの3頭。しかし、どれも徹底して逃げたいタイプではありません。
シュウジ・セイウンコウセイ・ソルヴェイグ・ダイアナヘイロー・ネロは先行したいタイプで、展開がかなり読みづらいメンバー構成になりそうです。
過去のレースを見ても徹底した逃げ馬がいる方が、かえってペースが落ち着きやすい傾向もあり、枠順次第にもなりますが今年はそれなりに速いペースで流れる可能性が高いと考えています。それならば流れはL4超高速失速戦を想定したいです。
先週日曜日のメイン・準オープンのセプテンバーSでは稍重で33.5-34.5=1:08.0と速くもなく遅くもなくという馬場でしたが、月曜日に馬場が乾いた500万のレースで34.3-34.0のスローペースで1:08.3が計測されています。
今週は木曜日に雨が予想されていますが、金~日は晴れ予報。馬場が乾くと時計は速くなりそうで、33.0-34.0=1:07.0くらいのラップになりそうですね。
12.0-10.2-10.8-11.2-11.3-11.5 (33.0-34.0=1:07.0)
こんな感じのラップをイメージした予想を組み立てていこうと考えています。
この後、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。