3歳牝馬3冠ロード最終戦・秋華賞の過去レース分析ページです!
春の主役ソウルスターリングは天皇賞へ回りましたが、G1馬アエロリット・レーヌミノルをはじめ、ローズSで一気に主役候補に名乗りを上げた芝無敗のラビットラン、春クラシック2着のリスグラシュー・モズカッチャン、皐月賞1番人気のファンディーナ、紫苑S勝ちのディアドラ、3戦3勝と底を見せていないリカビトスなどなど多士済々の面白いレースになりそうです。
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、秋華賞のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
07 | L2 | 高速 | 持続 |
08 | L3 | 低速 | 失速 |
09 | L2 | 低速 | 超持続 |
10 | L2 | 高速 | 失速 |
11 | L2 | 低速 | 持続 |
12 | L3 | 高速 | 超失速 |
13 | L3 | 低速 | 超持続 |
14 | L4 | 低速 | 持続 |
15 | L2 | 低速 | 持続 |
16 | L2 | 高速 | 持続 |
(11は稍重)
展開面で特殊だったのはジェンティルドンナが3冠を達成した12年。これは途中からチェリーメデューサが大マクリでハナに立ちL1地点まで先頭にいたので、ラストが超失速戦になっています。
例年京都の馬場は軽く、ドスローでチェリーメデューサの大マクリが生まれた12年は決着タイムが2分を超えていますが、1分58秒台が6回、それより速いレースが2回(14,15)と全体時計が速くなるのが一つのポイントです。
最速地点はL2が5回と最多ですが、牝馬限定戦の中距離にしては少ないです。溜めて切れ味を引き出したいタイプが多い牝馬戦は仕掛けどころが後ろ倒しになる傾向が強いですが、L2高速戦は3回だけと直線までゆったりと進むことは少なく、ある程度早めからレースが動き出すことが多いです。
過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
15 | マキシマムドパリ | 8番人気3着 |
16 | ミエノサクシード | 7番人気8着 |
春2冠とは異なった能力が問われやすいレースで、私の予想も春のクラシック好走組よりも夏~秋に条件戦を勝ち上がって参戦してきた馬に重きを置くことが多いです。
マキシマムドパリは適性面を評価して好走してくれましたが、ミエノサクシードに関しては適性合わずを承知で、能力重視で買って外れ。
やはり京都・阪神1800のようなワンターン戦よりも1周戦での好走歴を重視する姿勢が正しいのでしょう。
秋華賞のポイント
ここ4年はラスト4ハロンが全て11秒台となる競馬が続いています。最速地点にはバラつきがありますが、すべて持続戦となっています。
瞬間の切れ味勝負タイプよりは、長く脚を使える馬がいいのは間違いありません。また、ラストの失速幅も小さいので、バテ差しの馬はあまり向かないのも特徴となっています。
1周戦でパフォーマンスを上げていて、瞬間的な脚よりもロングスパートができる馬が狙い目だと考えています。
明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。