過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L2 | 高速(11.6) | 超失速(1.0) |
17 | L3 | 高速(11.9) | 失速(0.6) |
(16,17ともに良馬場)
(最高速度:11.5~11.9は高速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
想定上がり:L3高速失速
東京ダートのオープンクラスは、基本的にはトップスピードの高さが大切になります。そして、瞬発系よりは持続系の脚の使い方になりやすいです。激流にならなければコーナーで緩みやすく、その分だけ長い直線の早めからスピードが上がりやすいからです。
今年の逃げ馬候補は、コパノチャーリー・ロイヤルパンプ・ブラゾンドゥリス辺りでしょうか。テンの速さは明らかにブラゾンドゥリスが一枚上ですが、揉まれたくないタイプのコパノチャーリー・ロイヤルパンプが内枠に入ったので、これがどこまで抵抗するかがペースの鍵を握りそうです。
内から激しい抵抗をみせれば、ブラゾンドゥリスはそこまで競っていかないでしょうから、結果的に最内コパノチャーリーがハナで、これにロイヤルパンプとブラゾンドゥリスが続く形になりそうです。
ただ、結果的に何が逃げようと、テンのスピードが上がる可能性は低く、コーナーで緩んで直線のトップスピード持続力勝負が濃厚です。軽い上がりを使える馬、東京の直線で最後までへたらない馬を狙います。
予想【自信度B】
◎[最強]競馬ブログランキングへ
◯08サンライズノヴァ
△15ワンミリオンス
△06ブラゾンドゥリス
△16ゴールデンバローズ
馬連◎-6,8,15,16
3連複1頭軸◎-6,8,15,16
3連単◎→6,8,15,16→6,8,15,16
スポンサーリンク
◎[最強]競馬ブログランキングへ
前走はかなり人気を落としていましたが、それを見返すかのような激走。外枠からスタート悪く後方からの競馬になりますが、内で砂を被ってもひるまず、ゴール前では鋭く伸びました。コーナーで上がっていったところで前が詰まり、ブレーキを掛ける形になったのが痛く、あれがなければアタマまで届いていたかもしれません。
ハッキリ言ってわからないことが多い馬ですが、少なくとも芝では、スローペースで直線だけの競馬になり、トップスピードの高さと持続力の両面を問われる競馬がベストでした。そういった流れになりやすい東京では安定しており、ハイペースを先行して巻き込まれたレースとG1を除けば、東京1400~1600では崩れていません。
前走のメンバーを考えれば、ここでの強敵はサンライズノヴァくらい。ダートで芝と同じような適性を繰り出せるかに関しては馬によるところもありますが、この馬の場合は前走でも上がり2位の脚を使えており、ある程度は対応できそう。
どうも6~8番人気の中位人気でおさまりそうなので、それならば強く狙ってみたいです。
◯08サンライズノヴァ
適性抜きの絶対能力だけで言えば、明らかにこの馬が一番強いですが、競馬となるとどうしても前半のポジション取りで脆さが出ます。
近2走も東京のオープンを続けて使っていますが、どちらも他馬と決定的な上がりの差をみせてはいるものの届かずというレース。どちらも3番枠から外に出していたので、今回枠が少し外になったことで、これまでよりは捌きやすくなるかもしれません。ただ、中枠なので、うっかりスタートを普通に出ると囲まれて危険です。
3,4番手から競馬をできるようになれば、また違った一面が見られそうですが、現状のゲートではそれを望むのは酷。それならば、瞬発力よりもトップスピード持続力が武器ですので、思い切って早めから外をぶん回した方が力が発揮できるでしょう。
戸崎騎手も、現状この馬でできるレースを理解して乗っている感じなので、今回も大崩れはないでしょうが、取りこぼす可能性も否定できません。
△15,06,16
ワンミリオンスは、しばらく牝馬交流路線を使っていましたが頭打ち。重賞勝ちは1800,2100ですが、明らかに中央ならば1400~1600で軽いスピード勝負となった方がいいでしょう。16銀嶺ステークスがL4高速持続戦でしたが、この流れを差し切っているように、トップスピード持続力は一定のモノを示しています。ここは、メンバーが一部を除いてだいぶ軽そうなので、通用しても何ら不思議はありません。
ブラゾンドゥリスは、黒船賞はわかりませんが、中央オープンクラスでの好走は超失速戦ばかり。前半のスピードを活かして、L1はバテながらも踏ん張るレースが得意で、最後まで軽さを求められるレースではイマイチでした。
しかし、前走の栗東ステークスはL2高速持続戦。行った行ったの競馬だったとはいえ、ラップ的には新味をみせています。おそらく、前走は初ブリンカーもきいたのでしょう。前走がなければ消していましたが、あの競馬をみせられた以上、今回も前は比較的力量の劣るメンバーが多いので粘り込みがあるかもしれません。
ゴールデンバローズは、全体時計に限界があります。2歳~3歳春までは、優秀な走破時計で走っていたのですが、結局それを上回るパフォーマンスが古馬になってからできていません。かといって早枯れというわけでもなく、2歳時から能力値が落ちず上がらずといった感じです。雨が残るようなら評価を落としたいですが、ある程度乾いてスローペースで全体時計に蓋をされれば、前走のオアシスステークス同様ソコソコは走れそう。
オッズ的な観点から、3連単の2着も100円ずつは買いますが、基本的には来ても3着という評価です。