過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L3 | 高速(11.9) | 超失速(1.3) |
17 | L4 | 低速(12.1) | 超失速(1.3) |
(16,17ともに良馬場)
(最高速度:11.5~11.9は高速、12.0~12.4は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が1.0~は超失速)
想定上がり:L4低速超失速
福島ダートは稍重発表ですが、良馬場に近い重めの馬場になっています。福島ダートコースは1,2コーナーが下りで向正面からゴールまでは断続的に上っています。意外に1,2コーナーが下りの競馬場は珍しいですが、カーブで緩むのでそれほどペースが上がりきることは少ないです。
むしろ、向正面が上っているのがポイントで、早めに動きだすことになる小回り1周戦ですから、ロングスパート戦の中でも厳しいレースになりやすいです。それが顕著に現れるのがL1での失速度合。ここで1秒以上一気に落ち込むことが多く、直線は減速の中での粘りあいになります。
そのため、先行馬が有利なのは当然ですが、逃げ馬にとっては鬼門の条件です。特に1600万条件ともなると、中団以降の馬の差し脚も確かですから、直線まで脚をジワジワ使いながらもL1で踏ん張れるタイプの先行・差し馬が買いやすい条件です。
予想【自信度D】
◎[最強]競馬ブログランキングへ
◯10スウィフトレイド
▲08クロフネビームス
△11ファドーグ
馬連・ワイド・3連複BOX ◎,8,10,11
スポンサーリンク
◎[最強]競馬ブログランキングへ
このレースの考え方は、人気の中心となるミッシングリンク・ビッグスモーキーが危ないというのが出発地点。1番人気濃厚のミッシングリンクは、3走前に重賞を勝っているように実績上位は間違いありませんが、年明けの1000万・TCK女王盃と超スローに持ち込んで、直線の瞬発力勝負で勝っています。いかにも福島では危ないタイプです。
また、2番人気のビッグスモーキーも前走で交流重賞・兵庫チャンピオンシップ2着と実績がありますが、テーオーエナジーはともかく2着以降はレベルが微妙でした。500万勝ちのもちのき賞は、ミッシングリンク同様スローペースでのレース。さらに脚抜きが良い馬場で、良馬場の福島とは条件がだいぶ違います。
この人気の先行馬2頭が怪しいので、必然的にそれより後ろから競馬ができてL1の失速レースに強い馬を選びたいところ。スウィフトレイドもいいですが、中距離実績がないためか人気の盲点になっている馬を選びました。
確かにダートでの良績は東京1600に集中していますが、府中1600でも直線でのトップスピード勝負ではなく、消耗戦に強いタイプです。前走も重馬場で時計が速く出るレースでしたが、ハイペースになって11.9-12.1-12.3-12.9とL4高速超失速戦になりました。
1000万勝ちも東京1600のハイペースで、12.2-12.1-12.2-13.0と消耗戦を前で粘り込みました。トップスピードが少し足りないタイプですので、小回りの1700は合っていると思います。現級で2着をした直後でこの人気なら。
◯10スウィフトレイド
こちらは中山で強いパワータイプ。2走前は半年ぶりのレースでしたが、12.5-12.6-12.2-13.1とL1で息切れするレースで3着。追い込んでくる馬なので、前が止まった方がいいということでしょう。
前走は2100でトップスピード持続戦となり伸び悩みました。前のスピードが落ち込んでこそのタイプなので、条件が好転します。
▲08クロフネビームス
昨年の5着馬。今期はイマイチですが、東京よりもタフな右回りの方がいいので、久しぶりに条件は好転します。スウィフトレイドが届くような展開になれば、一緒になって突っ込んできても。
△11ファドーグ
3走前でクロフネビームスと接戦の4着。このレースが12.1-12.9-13.3-13.2と消耗戦。中山でL1急失速戦で安定しているので、終いの負担が軽い京都と東京での負けはあまり気にしない方がいいでしょう。これも◯・▲の2頭とセットで買いたいタイプです。