2018年7月15日の函館競馬場メインレースは、荒れるハンデ重賞・G3函館記念です!
函館競馬場で開催されたレースでは、2006年のエリモハリアーが最後の1番人気での勝利。これは3連覇を果たしたエリモハリアーの2年目のレースですね。1番人気が馬券になったのは2010年のジャミールが最後で、7年連続で1番人気が馬券圏外に敗れている波乱の重賞です。
今年はトリコロールブルーが1番人気になりそうですが、果たして12年ぶりの1番人気の勝利となるでしょうか!?
以下、札幌競馬場で代替開催となった2009年を除く過去10年の上がり傾向、私の過去予想、函館記念のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L4 | 超低速(12.0) | 失速(0.7) |
10 | L2 | 高速(11.4) | 失速(0.8) |
11 | L2 | 低速(11.8) | 持続(0.3) |
12 | L2 | 低速(11.8) | 失速(0.6) |
13 | L2 | 低速(11.6) | 持続(0.5) |
14 | L3 | 低速(11.8) | 失速(0.9) |
15 | L4 | 低速(11.8) | 失速(0.8) |
16 | L3 | 低速(11.7) | 超持続(0.2) |
17 | L2 | 低速(11.8) | 持続(0.4) |
(09年は函館競馬場改修のため、札幌競馬場での開催)
(17は重、16は稍重)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速、12.0~は超失速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速)
小回り1周戦で行われる中距離重賞なので、基本的には瞬発力やトップスピードが大事なレースですが、函館記念は比較的L2最速戦、つまり4コーナーから直線入口にかけての加速力が求められやすいレースです。
これは、本来スピードが上がりやすい向正面から3コーナーが上りなので、ここでスピードを上げる意識が働きづらいということでしょう。また、3コーナーは急カーブで失速しやすいので、ここで手が動き始めても実際にスピードが乗るのは直線に入ってからということも考えられます。
ただし、洋芝の函館競馬場ということもあり、トップスピードの高さ自体は全く問われません。軽い馬場でスピードが乗る馬場が得意な馬よりも、力のいる芝が得意な馬の方がいいのは間違いありません。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | バイガエシ | 1番人気5着 |
17 | マイネルミラノ | 4番人気11着 |
穴党なのに、函館記念に限って堅いところから買ってますね・・・。ともに小回り1周戦がよいタイプだったので、人気に応えられるものはあると思って買っていましたが・・・。
近2年は雨の中での競馬(といっても、16年は時計自体は出ています)だったのが、少し痛かったわけですが。
函館記念のポイント
函館競馬場は2週連続で雨の中の競馬でした。開幕週こそ、洋芝にしては速い時計でしたが、ここ2週はかなり時計のかかるクラシカルな函館競馬場のイメージでレースが行われた印象です。
そして、今週も1週間スッキリしない天気が続くようです。さすがに3週連続で雨の中で競馬が行われるとすれば、かなりタフな馬場になるでしょう。
登録馬の中に、カレンラストショ―・クラウンディバイダ・マイネルハニー・ヤマカツライデンと4頭も積極的な馬がいます。この中だと何が何でもというのはヤマカツライデンでしょうか。さすがに前走は、マルターズアポジーの前でハナに立てませんでしたが、今回は2番手でも大丈夫な馬たちが相手なので、主張すればヤマカツライデンがハナでしょう。
マイネルハニーは、同じマイネル軍団のマイネルミラノよりは、ペースが少し落ちても対応できるタイプ。カレンラストショ―とクラウンディバイダは、条件戦の逃げ切り勝ちがスローペースのものばかり。案外すんなりと序盤の折り合いはつきそうで、どれもヤマカツライデンが楽をしようとしたら突っつくでしょうが、見た目よりペースが上がる感じはしません。
平均ペースからのロングスパート勝負で、L2地点でも少しだけ加速力が求められる、そんな展開になる可能性が一番高そうです。
特注馬は小回りのロングスパート戦に適性が偏っている馬を取り上げます。状態面が不明なので、そこはギリギリまで情報を集めて見極める必要がありますが、適性的にはドンピシャです。雨が降っても問題なく、変にペースが乱れなければ大丈夫だと考えています。トップスピードもある馬ですが、できれば適度に上がりのかかる流れになった方が信頼度は増すでしょう。
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