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過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L2 | 低速 | 持続 |
17 | L2 | 低速 | 失速 |
過去レース分析でも書きましたが、最速地点はL2で直線の反応勝負のように見えますが、実は持続力勝負の側面が強いレース。
中京コースはスタートから上りが続き、向正面の残り1000m地点からは一転下り。
直線序盤にある上り坂までは600mほど延々と下るので、ここでスピードが徐々に上がっていくレースになると、中速~低速の長い脚が要求されることになります。
最後の200mは平坦なので、下り坂の勢いで直線の坂を上りきった後もスピードが落ちきらないこととなります(一方、直線でのスパート勝負になると、坂で脚を使わされるのでラストは失速します)。
今年はコパノマリーンがラップを作ることになりますが、この馬は大逃げタイプなので、実質馬群の先頭になる2番手集団の動きがカギ。
タニノアーバンシーがミルコ騎手なので、おそらく2番手集団はミルコ騎手の仕掛けに合わせて動き出すことになるでしょう。
ミルコ騎手だと脚を出し切る意識が強そうなので、馬群も早めにコパノマリーンに接近していくことになるでしょう。
残り1000くらいから11秒台に入って、そのまま直線までの長い低速ロングスパート戦になると思われます。
牝馬戦ですが、一瞬の切れよりも持続力に秀でたタイプを高く評価したいです。
予想【自信度C】
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レイホーロマンス(追記:レース後に公開しました)
◯09キンショーユキヒメ
単勝◎ (15%)
単勝9 (20%)
複勝◎ (50%)
馬連◎-9 (3%)
ワイド◎-9 (12%)
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レイホーロマンス(追記:レース後に公開しました)
おそらく鞍上込みで人気は低いでしょうが、持続力勝負に長けていてポジションが後ろすぎないという観点から本命に抜擢しました。
前走は今回想定されるような大逃げレースとなり、離れた馬群の前に位置しました。
大逃げ馬の前半1000mが60.1で、この馬自身は62秒くらいで前半入っているのでスローでの追走。残り800くらいから徐々に進出を開始し、直線では馬群の真ん中に。
後方から詰めてきた馬に並ばれるところはありましたが、最後まで脚を長く使い切りクビ差先着しました。
1度目の1000万勝ちもスローから11.7-11.4-11.3-11.7と4ハロン長く脚を使うレースで勝っていますし、500万勝ちもL5地点から11秒台に上がるロングスパート戦を差し切り勝ち。
ロングスパート適性は高く、中京2000のレースでのキンショーユキヒメとの差を考えるとハンデも恵まれました。
馬格のない馬で軽ハンデもプラスに働きそうで、条件的には買い材料が揃った感じ。2桁人気になってくれると嬉しいですが果たして。
◯09キンショーユキヒメ
こちらはロングスパート戦に特化したタイプの牝馬。
準オープン勝ちの17ムーンライトハンデが、前半62.4の超スローから11.6-11.6-11.5-11.7-11.8というひたすら11秒後半を刻む息の入らないロングスパート戦。この流れで準オープンで上位のラヴィエベールやハクサンルドルフを撃破しています。
1000万勝ち2回はともに中京2000でのもので、特に1度目の17小牧特別はムーンライトハンデと同様に11.9-11.6-11.6-11.8-11.8という低速ロングスパート戦。
この形になればかなり強く、牝馬限定戦ともなると強みはさらに輝きます。
人気比較で本命にはしませんでしたが、強く買いたい1頭です。
その他の馬
馬券上はこの2頭に絞りましたが、他にもロングスパート適性が高い馬はいます。
先行馬ならゲッカコウ・クインズミラーグロ・タニノアーバンシー
差し馬ならメイズオブオナー・ハッピーユニバンス・ロッカフラベイビー・アンドリエッテ
もちろん単騎逃げでなめられた際のコパノマリーンの1発も怖いです。
ただし、こんなに買っても分散されすぎて回収率が上がらないので、特に評価した2頭の単勝と馬連ワイド、人気薄◎の複勝までに絞って馬券を買います。
コメント
複勝ありがとうございました!
ソラハルリツさん
はじめまして!コメントありがとうございます!
展開読みが完全に外れたのですが、レイホーロマンスと岩崎翼騎手が頑張ってくれました!感謝です。
お役に立ててよかったです~これからもよろしくお願いします!
またまた大きなプレゼントありがとうございます❗
万馬券当たりました❗
今回二着に来ましたが具体的に今回みたいなレースでどういうラップで勝っているといいんですかね?
選び方を教えて下さい。
馬太郎さん
いつもコメントありがとうございます!
万馬券おめでとうございます!私は複勝しか取れなかったのでお見事です。
今回は60.3-59.8のほぼ平均ペースで12.1-11.8-11.3-12.0のL2最速戦でした。
直線でのギアチェンジ能力が問われましたが、レイホーロマンスに関してはこの流れでの好走は意外でした。
17比良山特別が今回と同じ平均ペースからのL2での瞬間の反応勝負だったので、これで2着に好走したのが今回につながったのだと思います。
ただ、これ以外の好走はロングスパート戦が多かったので、今回の好走はレイホーロマンス自体の絶対能力がそれなりに高い証拠になりますね。
ハンデが軽かったのももちろんよかったと思います。
コメントありがとうございます。
長くいい脚をつかうレースみたいな時はやはりL4あたりから11秒くらいになっていく感じでそれを最後まで理想なんですか?
佐渡さんの上の文面から理解しました。
馬太郎さん
そうですね、私の考える「長くいい脚を使う」というのは、ラップで表すと
上がりが11.5-11.5-11.6-11.8(芝)みたいなレースで好走した馬の脚の使い方のことだと考えています。
3要素でみると仕掛けどころがL4~L3で、失速度合が超持続・持続(最速地点とL1の差が0.5以下)のレースの場合は、
持続力のある脚を使える馬が強いですね。
いつも分かりやすく説明ありがとうございます。
新しいブログも必ず欠かさず見させてもらいますね。
あと1つ聞きたいのですが例えば1200メートルのダートとして1135 で前半36.5 後半37と1158で前半36.5後半39.3で走るとしたらハイペースに強い馬ならどちらもはしれるものですか?
例えが悪すぎました例えば前半と後半2秒差があるハイペースで馬場などが影響して早いタイムの時と遅いタイムの時では前半後半2秒の差として走るなら走れますか?
早いタイムでハイペースで勝つのと遅いタイムでハイペースで勝つのでは選ぶ馬は変えた方がいいですか?
馬太郎さん
35.5-37.5=1:13.0と36.5-38.5=1:15.0のような、
どちらも2秒の前傾ラップだが全体時計が大きく違うときの考え方、ということでよいでしょうか。
ラップ適性だけをみれば両方こなせる馬も当然いるでしょうが、
やはり同じクラスでも速い馬場が得意な馬と遅い馬場が得意な馬がいるので、
その日の馬場状態・全体時計は気にした方がいいですね。
私はひとまず最高速度(超高速~超低速)適性で判断しますが、
ある程度絞ってから過去の全体時計を確認して、速い馬場向き・遅い馬場向きをチェックするようにはしています。
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分かりやすい説明ありがとうございます。
理解できました。