2018年4月15日の阪神メインレースは、ダート中距離重賞・アンタレスステークスです!
2012年から開催時期が2週間早くなり、京都から阪神へと開催が移りました。川崎記念・フェブラリーステークスの冬のG1と、6月の帝王賞にはさまれた微妙な時期での施行。ゴールデンウィークにはG1かしわ記念があるので、すでにG1で活躍しているダート馬の出走は少ないレースです。
逆に、ここをステップとしてダートのトップクラスに登りつめる馬が多く、12年ゴルトブリッツ、13年ホッコータルマエはアンタレスS勝ち直後にG1初勝利。また、16年アウォーディーも2走後にG1馬になっています。
今年の主役は、ほぼ1年ぶりの登場となるグレイトパール。ダートでは5戦5勝と未だ土つかずで、1600万でテイエムジンソク・ナムラアラシ、OP特別でコスモカナディアン、平安ステークスでクリソライトと負かした相手も実力馬。今回は、オープン特別2連勝中と力をつけたナムラアラシ、東海ステークス2着のコスモカナディアンとの再戦となりますが、休み明けでこれらを退ければ、今後のG1路線での活躍がさらに期待されますね。
以下、阪神開催となった2012年以降に加え、中山代替開催のため同時期に阪神1800で施行された2011年マーチステークスの上がり傾向、私の過去予想、アンタレスステークスのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
11 | L2 | 高速 | 失速 |
12 | L4 | 低速 | 失速 |
13 | L2 | 高速 | 超失速 |
14 | L2 | 高速 | 超失速 |
15 | L4 | 低速 | 失速 |
16 | L4 | 低速 | 失速 |
17 | L2 | 低速 | 持続 |
(11年はマーチS、11,12は稍重)
(最高速度:11.5~11.9は高速、12.0~12.4は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
パターンは2つあって、赤色の12,15,16年はL4~L2までの3ハロンが12秒台前半で流れ、最後の1ハロンだけ13秒前後までスピードを落としているレースです。仕掛けどころが分散されていて、長めからそこそこのスピードを要求されます。
逆に青色の11,13,14年は、L4地点からジワジワとスピードが上がり、最速地点でのL2では11秒台へ突入。ここで一気に思いっきりアクセルを踏み込んで、最後の坂は惰性で上りきるレースです。
赤と青のパターンを分けるのは前半のペース。目安は前半1000m通過61秒で、これより速いと赤のロングスパート戦、遅いと青のトップスピード勝負とキレイに分かれています。
唯一の例外となっている昨年のレースですが、61.2-12.1-12.1-12.0-12.5とペースが遅かった割にスピードが分散されるレースになっています。レース映像で補足すると、直線の入口まで先頭・2番手にいたショウナンアポロン・モンドクラッセが、残り200mで大きく失速し、ここからの決め手勝負になっています。実質的にはスローのトップスピードパターンだったとみていいでしょう。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | トップディーヴォ | 8番人気8着 |
17 | ミツバ | 2番人気11着 |
16年はアウォーディーを完全に見誤っていました。それなりにペースが速くなるとみて、ロングスパート向きの穴馬を何頭か狙っていたのですが、アウォーディーは強かったです。
17年は気まぐれミツバと横山典弘騎手に完敗・・・。
アンタレスステークスのポイント
出走馬決定順上位の馬に、絶対的な逃げ馬がいません。前走逃げたディアデルレイ、早め先頭で重賞勝ちのあるマイティティーのどちらかが行くことになるでしょうが、あまり激しい先行争いにはならなさそうです。
今年も昨年同様、スローペースで一団の競馬となり、直線でのトップスピード勝負になりそうですね。グレイトパールは幅広い適性をみせていますが、どちらかといえばロングスパート戦の方が強い競馬内容です。スローペースでスムーズに動ける位置を取れるかがポイントになりそうです。
特注馬はスローペースからの直線でのトップスピード勝負で連勝している馬を挙げます。どれくらいの人気になるか読みにくいですが、5~6番人気で収まってくれると嬉しいです。
特注馬は[最強]競馬ブログランキングへ(30位前後にいます)