2018年4月14日の阪神メインレースは、3歳マイル重賞・アーリントンカップです!
1992年の創設以来、長らく1回阪神の開幕週(92,93のみ2週目)に行われてきたマイル重賞ですが、今年からNHKマイルカップのステップレースとしてこの週に開催が移動となりました。
1回阪神開幕週時代は、当初は○外馬の出れる重賞ということもあり、外国産馬が圧倒していました。近年はクラシックとの関連はあまりないレースでしたが、後にスプリント~マイル路線でG1馬となるコパノリチャード・ミッキーアイル・ペルシアンナイトを輩出。近5年の残りの勝ち馬ヤングマンパワー・レインボーラインも古馬重賞を制するなど、意外にも出世レースとなっています。
今年からは、NHKマイルカップをより意識した馬達が集まるので、どのように傾向が変わってくるでしょうか。
人気を集めそうなのは、朝日杯フューチュリティステークスでダノンプレミアム・ステルヴィオに次ぐ3着だったタワーオブロンドン。Henrythenavigatorと死闘を繰り広げた欧州マイル馬にしてBCクラシック勝ち馬Raven’s Passを父に持つ持込馬で、外国産馬が強いアーリントンカップにはぴったりの存在ですね。ここをきっちりと通過して、NHKマイルカップの中心になれるでしょうか?
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、アーリントンカップのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L2 | 高速 | 超失速 |
09 | L2 | 低速 | 失速 |
10 | L3 | 高速 | 超失速 |
11 | L2 | 高速 | 超失速 |
12 | L2 | 高速 | 超失速 |
13 | L2 | 超高速 | 失速 |
14 | L2 | 高速 | 超失速 |
15 | L2 | 高速 | 超失速 |
16 | L2 | 高速 | 超失速 |
17 | L2 | 高速 | 超失速 |
(すべて良馬場、08~17は1回阪神1日目開催)
(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
過去10年は阪神開催の開幕週での施行でしたので、今年から傾向が変わる可能性があります。ただし、それにしてもL2高速失速戦ばかりですね。
桜花賞も同じ阪神1600で行われるレースですが、桜花賞の過去レース分析ページでまとめた傾向でもL2高速失速戦が優勢となっています。桜花賞は短距離路線の逃げ馬がチャレンジしてくることもあり、L3地点が最速になることもありますが。
開催時期の変更で変わりそうなのは、走破時計でしょうか。この時期に2か月続く阪神開催ですが、桜花賞の週に馬場をピークに持ってくるため、開催前半は時計がかかり、徐々に時計が出やすい馬場になるように造られています。
今年はそれが特に顕著で、先週の桜花賞はレースレコードでの決着でした。おそらく今週も(雨の影響は気がかりですが)高速馬場でのレースになりそうです。
開幕週で行われていたアーリントンカップでは、過去10年一度も1分34秒を切る勝ちタイムが計測されていませんが、今年は良馬場なら33秒台での決着となるでしょう。
おそらく、4年連続で続いているL1地点での超失速が、少し緩和される形で時計が詰まることになるのではないでしょうか。
スポンサーリンク
過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | レオナルド | 5番人気4着 |
17 | ヴゼットジョリー | 5番人気4着 |
いまいち記憶に残らないアーリントンカップですが、ここ2年の本命も理由はあまり覚えていません・・・。そして、2年とも惜しい結果になっていることに初めて気づきました・・・。
アーリントンカップのポイント
出てくればラブカンプーが逃げるのは間違いありませんが、果たして出走するのでしょうか?1200路線なら相当いいところまでいける馬だと思いますが、さすがにマイルは長いでしょう。
他は先行馬が少なく、ウォーターパルフェ・ニシノベースマン・レッドヴェイロンくらい。ラブカンプーの折り合いさえつけば、ペースは落ち着くでしょう。
となると、今年も直線でのスピード勝負になりそうで、時期が変わってもL2高速失速戦になるのではないでしょうか。
タワーオブロンドンは同条件の朝日杯フューチュリティステークスでダノンプレミアムには完敗でしたが、ステルヴィオと接戦で、今回対戦するダノンスマッシュは抑えています。普通に有力馬とみて間違いないでしょう。
また、クラシックの前哨戦には劣りますが、全体的になかなかの好メンバーだと個人的には評価しています。ここで賞金を加算できれば、本番でも買いたい馬は何頭かいます。
特注馬はL2高速失速戦で勝っている馬を挙げておきます。意外にもレベルの高そうなレースですが、人気はしないでしょうから何とか3着に食い込んでもらえれば、という評価です。
特注馬は[最強]競馬ブログランキングへ(30位前後にいます)