2018年4月28日の東京メインレースは、ダービーと同舞台のトライアルレース・G2青葉賞です!
ダービーと全く同じ条件でのトライアルレースですが、ダービーとの関連性は薄いレース。牝馬クラシックは、1600の桜花賞から2400のオークスへと条件が激変するため、桜花賞をスキップした馬の好走もぼちぼちありますが、牡馬クラシックは2000→2400とどちらも中距離カテゴリーですから、王道組がやはり強いです。
1984年にオープン特別として創設された青葉賞ですが、一度も勝ち馬がダービー馬になっていません。また、近10年で青葉賞をステップにダービーで馬券になったのは、17年アドミラブル(1着→3着)、14年マイネルフロスト(6着→3着)、13年アポロソニック(2着→3着)、12年フェノーメノ(1着→2着)、11年ウインバリアシオン(1着→2着)の5頭だけ。近年は多少マシになっているとも言えますが、同条件だけにもう少し活躍してもいいところ。
今年は混迷を極める牡馬クラシック路線ですから、青葉賞組にも例年よりはチャンスがありそうです。オブセッション・サトノソルタス・スーパーフェザー・ダノンマジェスティと、人気上位馬はすべてディープインパクト産駒。
皐月賞でのディープインパクト産駒は、ワグネリアンとキタノコマンド―ルの2頭が出走しともに人気を集めましたが、7着,5着と見せ場を作れませんでした。ダービーに向けて、リーディングサイアーの底力をみせられるでしょうか?
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、青葉賞のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L2 | 高速 | 失速 |
09 | L2 | 高速 | 失速 |
10 | L2 | 高速 | 持続 |
11 | L2 | 高速 | 失速 |
12 | L2 | 高速 | 失速 |
13 | L3 | 高速 | 持続 |
14 | L2 | 高速 | 失速 |
15 | L2 | 高速 | 持続 |
16 | L3 | 高速 | 失速 |
17 | L2 | 高速 | 失速 |
(08は稍重)
(最高速度:11.0~11.4は高速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速)
近10年中6回がL2高速失速戦。道中が緩みがちな上に、動き出しのタイミングが遅いレースです。通常では、東京芝で前半が緩いとL3から一気にスピードが上がることが多いです。しかし、青葉賞はトライアルレースであること・ほとんどの馬が初距離であることの2点から、早めに動いて潰しに行く動きをする馬が少なく、直線の坂を待ってからのスパートとなります。
スローで動き出しが遅いとなると、前残りが多そうですが、実際は差し馬が優勢です。これは、展開云々よりも鋭い脚を使える馬が強いというだけで、先行馬でも瞬発力がある馬ならば狙っても問題ないです。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | レッドエルディスト | 5番人気2着 |
17 | アドマイヤウイナー | 8番人気3着 |
2年連続で的中していますが、本命馬の指名理由はラップではなくローテーション。3月の中京芝2200の500万特別・大寒桜特別の勝ち馬が13年から5年連続で青葉賞で馬券圏内に来ています。
大寒桜特別は2012年にできたレースですが、2012年の勝ち馬は京都新聞杯の勝ち馬・トーセンホマレボシ。この年以外の勝ち馬はすべて青葉賞に出走し、すべて馬券になっています。
しかも、1番人気になったのは14年ワールドインパクトだけで、配当的にもおいしい結果になっています。
青葉賞のポイント
大寒桜賞は2014年以降、中盤が緩くL2最速戦になるレースが続いています。青葉賞のラップとの親和性も非常に高いです。3歳馬にしては長めの距離で、左回り、L2最速戦と青葉賞につながらない理由がありません。
今年の大寒桜賞は、12.9-11.7-11.9-13.1-13.2-13.0-13.0-13.2-12.4-11.5-11.9というラップ。稍重で全体的に時計がかかりましたが、中緩みからL2地点での瞬発力勝負になったので、今年も青葉賞につながるのではないでしょうか。
ということで、今年の青葉賞特注馬はこれで決まり。常に勝負どころの手応えが怪しいように、エンジンのかかり出しは少し悪い印象ですが、スピードに乗ってからの持続力はなかなかのものです。
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・・・なんでその馬なんだよ!というツッコミなしでお願いします(笑)