2018年5月26日の京都メインレースは、3歳スプリンターのための新設重賞・葵ステークスです!
長きにわたって、5月京都の芝1200または1400の3歳オープン戦として定着していましたが、今年から重賞と格上げになり、開催時期もNHKマイルカップとの兼ね合いから2週後ろ倒しとなりました。
2010年から1200mで行われていますが、高松宮記念3着のナックビーナス、先日3年ぶりの勝利をあげたティーハーフ、そしてなんといっても日本が誇るスプリント王ロードカナロアと、古馬になっても活躍しているスプリンターを輩出しているレースです。
今年は、NHKマイルカップを回避してここ1本に絞ったアサクサゲンキ、3戦3勝アンフィトリテの2頭が人気を集めそうです。モズスーパーフレアやラブカンプーといった、テンの速い馬も複数登録しているので、スプリント戦らしい息をつかせぬ攻防が期待できそうです!
以下、1200mで行われた2010年以降の過去8年の上がり傾向、私の過去予想、葵ステークスのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
10 | L3 | 高速(11.1) | 失速(0.6) |
11 | L2 | 高速(11.3) | 持続(0.3) |
12 | L2 | 高速(11.3) | 超持続(0.1) |
13 | L3 | 高速(11.2) | 超失速(1.0) |
14 | L3 | 高速(11.1) | 失速(0.8) |
15 | L2 | 高速(11.2) | 超持続(0.2) |
16 | L2 | 超高速(10.9) | 失速(0.7) |
17 | L2 | 低速(11.5) | 超失速(1.0) |
(17は不良馬場)
(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
最高速度に関しては、昨年のように不良馬場にはならない限りは高速なのでしょうが、今年から開幕時期がずれたため、馬場状態のチェックは必要です。
2週前に不良馬場での開催がありましたので、先週は高速状態はひと段落。過去の葵ステークスは、1分7秒台後半の決着が多いのですが、今年は8秒台の可能性もありそうです。
スプリント重賞として珍しいのが、最速地点がL2優勢であること。基本的にはテンのスピードのまま流れ込むのが1200ですので、徐々に失速する形が一番多いです。
ただし、京都1200の場合はスタートしてからの3ハロン目が下りなので、ここでオーバーペースにならないように一度ペースを緩めようとする心理が働くのでしょう。
そのため、L3地点で一旦スピードが落ちて、L2地点での再加速戦が多くなっています。
前半のペースは、10,13,14(,17)は前半が1秒近く速く、11,12,15,16は前後半イーブンからスローとなっています。前半に坂がある関係でペースが乱れやすく、特に先行馬が少ないときには極端なスローになりやすい条件です。
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葵ステークスのポイント
世代屈指の快速馬、モズスーパーフレアとラブカンプーの逃げ争いが予想されます。また、2勝組ではイエローマリンバ・トウカイパシオン(ダート)も逃げて連勝しているので、テンが緩む可能性は低そうです。
今年は前後半イーブンにはならなさそうで、33.5-34.5=1:08.0が基本線の1200らしいレースになりそうです。
先行馬なら前半要素の強い馬、中団以降から競馬をする馬であれば前後半イーブンくらいのラップを踏んで差し切っている馬が狙いです。ハイペース適性ができればほしいところ。
特注馬は、1200に変わって2戦連続で前後半イーブンラップを踏んで好走している馬を選びました。人気が読みづらいですが、中穴くらいの存在になってくれれば馬券的な妙味もあります。
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