2018エルムステークス過去レース・上がりラップ分析ページ

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 2018年8月12日の札幌競馬場メインレースは、札幌開催では定番となる真夏のダート中距離重賞・G3エルムステークスです!

 もう20年以上施行されている重賞ですが、以前は8週×2開催あった札幌競馬の後半に行われている重賞でした。そのため、いまだに9月開催のイメージが強いのですが、現在は9月に開催はほとんどないので、当然8月開催です。

 過去レースを調べるときには、Targetのレース検索機能を使っているのですが、8月・ダート1700・G3で10年分検索しても4レースしか出てこないので焦りました。2011年以前は9月開催だったこと、代替開催が2回もあること(2009年と2013年)、7月開催が1回あること(2014年)と例外が多いのですね。

 2015年以降の3年は、今年と施行時期が一緒ですので、より関連性が強いということを最初にお知らせします。

 以下、2回の代替開催を除いた過去10年の上がり傾向、私の過去予想、エルムステークスのポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

年  最速地点  最高速度  失速度合 
11 L4 低速(12.0) 持続(0.5)
10 L2 高速(11.9) 持続(0.4)
11 L2 低速(12.0) 失速(0.6)
12 L2 高速(11.6) 失速(0.8)
14 L4 高速(11.8) 失速(0.7)
15 L4 高速(11.8) 超失速(1.5)
16 L2 高速(11.9) 持続(0.5)
17 L4 高速(11.6) 失速(0.8)

(09年は新潟、13年は函館でそれぞれ代替開催)

(14は不良、17は重、15は稍重)

(最高速度:11.5~11.9は高速、12.0~12.4は低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)

 札幌競馬場と函館競馬場は、ダートコースの1周距離と直線距離がほぼ同じ。ともに北海道ということもあり、似たような扱いをされますが全く異なる競馬場です。

 一番の違いは直線の長さ。直前で直線の長さがほぼ同じと書いてるじゃないか!となりますが、函館競馬場はゴール板から1コーナーまで100mほど直線がありますが、札幌競馬場はゴール板通過後すぐに1コーナーを迎えます。

 函館競馬場がゴール板の位置をかなり手前にしているのが原因ですが、最後の直線という意味では距離が同じでも、コース全体を見た時には直線距離が100mほど異なります。ダート1700のレース映像を見比べるとわかりますが、函館はスタートしてから20秒を過ぎてもまだホームストレッチにいますが、札幌は15秒ほどで1コーナーにさしかかっています。

 この違いはコース全体の設計にも影響を与えています。函館は400m弱の直線が2本をきついカーブでつないでいますが、札幌は300mほどの直線2本とゆるいカーブから成り立っています。そのため、函館では緩急がつきやすいのですが、札幌はスピードのアップダウンが少なくなります。

 そのため、ダート戦にしてはラストの落ち込みが少なく、向正面からゴールまでは12秒ちょいを淡々とラップを刻むことが多いです。例外は11.8-11.9-12.0-13.3とL1で一気にスピードが落ちた15年くらい。この年は道中が少し速かったのですが、ここまで極端になるのはレアケースといっていいでしょう(勝ったジェベルムーサが大マクリを打ったことが影響していそうです)。

 基本は淡々とレースが進み、終いも最後までスピードが落ちない単調なレースと考えておけばいいでしょう。終盤でスピードが落ちないので、先行馬が明らかに有利です。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 クリノスターオー 4番人気2着
17 クリノスターオー 5番人気11着

 4年連続でクリノスターオーを上位評価していました。◯→×→◯→×と2回来てくれましたが、1番人気の15年で負けてしまったのであまりおいしい思いをした記憶はないです・・・。

 よっぽどのことがない限り、前に行ける馬を買った方がいいでしょう。

エルムステークスのポイント

 今年は船橋に移籍したリッカルドが注目ですね。南関に移籍してからパワーアップを遂げ、前走の帝王賞もゴールドドリーム・ケイティブレイブ・サウンドトゥルーに続く4着。堂々とダートのトップ路線に名乗りを上げました。

 中央時代の唯一の重賞タイトルが、16年のエルムステークス。コース適性もあるので、人気になっても有力視すべき1頭です。

 今年は先行馬がわりと揃った印象です。どうしても行きたいのはドリームキラリでしょうが、短距離路線からの挑戦となるブラゾンドゥリスや久々の中距離となるモンドクラッセなどが絡んでいくでしょうし、1番人気の可能性が高いハイランドピークも前がクリーンな競馬をしたいはずです。

 そのため2015年のように、道中は通常より速く、反動がL1に激しく出る可能性も意識しておきたいです。

 というわけで、特注馬はなるべく前に行ける馬の中で、前半の追走スピードがあって、超失速戦で踏ん張れる馬を指名します。

 今年はパワーアップが顕著で、厳しい展開になっても自分のレースさえできれば好勝負可能です。適性的にも前半飛ばしても大丈夫な馬です。

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