2018フェアリーステークス過去レース・上がりラップ分析ページ

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3連休の中日、日曜日に中山で行われる3歳牝馬重賞フェアリーステークスの過去レース分析ページです。

今年は暦の都合上、成人の日3連休開催と金杯が一緒になった変則開催。普段ならフェアリーステークスまでに2日から3日開催があるのですが、今年は1回中山2日目の開催となります。

年末から中山の馬場は使われているので、さほど大きな変化はないと思いますが、馬場状態の確認が1日分しかできないので、土曜日の競馬をしっかり観て傾向をつかむ必要が例年以上に必要になりそうですね。

以下、過去9年(フェアリーSが1月・1600mになって以来)の上がり傾向、私の過去予想、フェアリーステークスのポイントとなります!

過去9年の上がりラップ傾向

 

最速地点 最高速度 失速度合
09 L2 高速 失速
10 L4 低速 失速
11 L2 低速 失速
12 L2 低速 超持続
13 L2 高速 失速
14 L2 低速 失速
15 L2 高速 失速
16 L2 高速 失速
17 L4 低速 持続

(高速は11.0~11.4、低速は11.5~11.9)

(最速地点とL1の差が0.3未満は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1秒以上は超失速)

(過去9年すべて良馬場)

やはり牝馬限定戦ということもあり、最速地点はL2優勢。これまでも牝馬限定戦の時には必ず書いてきましたが、牡馬よりも一瞬の切れ味に長けている(と考えられている)牝馬同士の1戦になると仕掛けは遅くなります。

中山外回りコースはスタートから直線の急坂までは基本的に下りが続きます。そのため、牡馬混合戦では道中から速くなりがちで仕掛けどころも分散されることが多いです。

しかし、3歳になりたての牝馬限定戦ですと、最後の坂に備えて道中はなるべくゆったり構えたいという意識が働くので、仕掛けどころが4コーナーから直線のL2地点になるということでしょう。

フェアリーステークスでL4最速戦になっている2回(10年、17年)は、どちらも逃げ馬(カホマックス・ツヅク)が道中後続を離す形になっているので、実質後続はL2最速戦となっていると思われます。見た目上L4最速になるケースはこれからも数年に一度はあるでしょうが、基本はL2最速戦と考えてよいです。

溜めてスローペースになるので、最高速度は高速が濃厚です。単騎逃げがあった2回を除くと、3回ある低速レースのうち2回(12年、14年)は最高速度が11.5とギリギリ低速。一開催使った後の馬場ですが、下り坂でじっくり脚を溜められるレースなので、瞬間の脚は速くなります。

失速度合は中山の急坂の影響で、基本は失速戦。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 ラシーム 12番人気11着
17 ツヅク 8番人気14着

どうしても穴を狙いたくなるレースですが、見事に噛み合ってません笑

6年連続で二桁人気が連対しているレースなので、これまでの実績だけで馬券を買うのは危険だとは思いますが、どの穴が来るかをもっとしっかりと見極めないといけませんね。

フェアリーステークスのポイント

L2高速失速戦が基本ですので、一瞬の脚を引き出せる馬がいいのは間違いありません。

スローペースでも最後は失速するので、東京・阪神・京都の長い直線で最後までトップスピードを持続させて勝ち上がってきた馬が、失速戦で苦戦しているケースはよく見られます。

ただし、東京の新馬勝ち直後で穴をあける馬もいる(13年1着クラウンロゼなど)ので、単純に東京実績だけしかないから切りとはいかないのが難しいですね。

また、中山マイルは延々とカーブが続く条件ですので(フェアリーステークスに限らず)内枠が有利です。外枠で馬券になっている馬は、マクリ気味に進出する馬か先行馬がほとんど。迷ったら内というスタンスでいる方がよさそう。

もう一つ、小回り1800以上のレースで好走実績がある馬も面白いです。2歳の1周戦はペースが落ちやすく、直線の入り口勝負になって最後は失速の中粘りあいという形が多いからです。コース形態は小回りの1周戦と中山外回り1600では大きく違いますが、このレースに関しては流れが近くなることが多いので、これは頭の片隅に入れておいて損はないと思います。

今年はこの条件に当てはまる馬が1頭しかいませんので、人気はそこそこするでしょうが面白い存在になりそうです。

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明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。

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