早くも今年最初のG1レース・フェブラリーステークスが迫ってきました!
今週はフェブラリーステークスの過去レースや出走馬を徹底分析して、勝ち馬を探っていきます!
今年は前哨戦勝ちのテイエムジンソク・ノンコノユメに、昨年の覇者ゴールドドリーム、4歳代表サンライズノヴァの4頭が人気の中心的な存在になるでしょうか。その他にもG1馬がアウォーディー・ケイティブレイブ・サウンドトゥルー・ニシケンモノノフ・ベストウォーリア・ララベル・ロンドンタウンと多数登録しており、超豪華な1戦となりそうですね!今年のダート戦線の主役に躍り出るのはどの馬でしょうか!?
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、フェブラリーステークスのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L2 | 高速 | 持続 |
09 | L3 | 超高速 | 超失速 |
10 | L2 | 高速 | 持続 |
11 | L2 | 高速 | 持続 |
12 | L2 | 低速 | 持続 |
13 | L2 | 低速 | 持続 |
14 | L2 | 高速 | 持続 |
15 | L2 | 高速 | 超失速 |
16 | L2 | 高速 | 持続 |
17 | L3 | 高速 | 持続 |
(16は重、09は稍重)
(最高速度:11.5~11.9は高速、12.0~12.4は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、1.0~は超失速)
注目すべきは最速地点。L2最速率が過去10年で8回とかなり高くなっています。
東京ダートマイルは芝スタートの上、前半はほとんど向正面なので、前後半800mずつのラップバランスでは、前半=後半が1回(14年)で、残りは前半の方が後半より速くなっています。しかも前半の方が2秒前後速い年が6回あり、前半の追走スピードが問われやすい条件です。
前半から速くなるダートのレースはL4最速が多く、ラストは減速戦の粘りあいとなりやすいですが、そこは中央で2つしかないダートG1。メンバーレベルが非常に高く、直線に入ってからもう一脚使うレースになります。もちろん、東京のコース形態上3~4コーナーにあたるL4地点が非常に緩みやすいという側面もありますが(コパノリッキーが連覇した14,15はL4が13秒前後まで落ち込んでいます。昨年も12.8とコーナーでかなり緩んでいます)。
レベルの高さは最高速度にも表れており、高速以上が8回。残り2回の低速も最高速度が12.0とギリギリ低速に入っているだけですので、最速地点では確実に11秒台の脚が必要になります。
そして、L1での失速も小さくなっています。テスタマッタ→シルクフォーチュンの12年やゴールドドリーム→ベストウォーリア→カフジテイク→エイシンバッケンの17年のような差し追い込み決着だと、確かにL1地点は追込み馬がラップを作るので持続系になりやすいです。
しかし、ヴァーミリアン・トランセンド・エスポワールシチーのような逃げ・先行組の競馬でも持続戦になっているので、純粋に高速上がりを最後まで持続できる馬の方がいいということでしょう。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | ロワジャルダン | 6番人気5着 |
17 | カフジテイク | 1番人気3着 |
高速持続系に持ち味がある馬を狙っています。16年に関してはノンコノユメがあの脚質で2倍台だったので、相手妙味がある馬としてロワジャルダンを狙いました。
17年はカフジテイクから3連複を流して馬券は拾いましたが、おいしくないところで決まってしまって微妙な配当に・・・。
フェブラリーステークスのポイント
上位の馬に回避がないとすると、現状ではモルトベーネまで出走が可能。逃げそうなのはケイティブレイブ、ニシケンモノノフ、インカンテーション辺りでしょうか。その下にノボバカラ・モンドクラッセがいますが、最近は逃げにこだわっていないので微妙(さらにその下にサイタスリーレッドがいて、ここまで回避馬が出れば展開は読みやすいですが・・・)。
ニシケンモノノフ・ケイティブレイブ・インカンテーションではペースはあまり上がらなさそう。ケイティブレイブ・インカンテーションはスローで鋭い脚を使うタイプですし、ニシケンモノノフは距離を考えるとガンガンは逃げないでしょう。枠順に左右される面も大きいですが、基本はスローとします。
人気を集めるテイエムジンソクの動きも鍵となりますが、芝スタートが初めてとなるのでテンの行き脚がどこまでつくのは出たとこ勝負。外枠ならペースを引きあがる形をとりたいでしょうが果たして。
東京ダートは日曜は乾いて重い馬場でした。今週も不透明な天気ですが、現状ではレース当日まで雨は降らない予報です。48.0-48.0=1:36.0くらいまで全体時計・上がりが落ち着く可能性もありそう。これはちょうどコパノリッキーが最低人気で大波乱を巻き起こした14年と同じバランスです。
この時は上がりが12.6-12.0-11.5-11.9と仕掛けが遅く最後までスピードが落ちませんでした。コパノリッキー→ホッコータルマエ→ベルシャザールで決まったようにこの流れになると、前半スピードの質が低い分、折り合いがつき一脚使える中距離ダート馬にチャンスが生まれそうです。
というわけで、現状での特注馬は中距離ダートの先行馬にしておきます。
枠順に大きく左右されそうなレベルの拮抗したレースなので、がらりと予想が変わる可能性があることはご承知おきください。
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明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。