2018フラワーカップ過去レース・上がりラップ分析ページ

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 2018年3月17日中山メインレースは3歳牝馬重賞フラワーカップ

 08年の勝ち馬ブラックエンブレムは秋にG1タイトルを手に入れましたが、それ以降の勝ち馬5頭(阪神開催の11年含む)はフラワーカップが最後の勝ち鞍と少し寂しい結果に。11年トレンドハンターは故障がなければどこかで勝っていたでしょうし、10年オウケンサクラは堅実に走っていましたが。

 14年以降はバウンスシャッセ・アルビアーノ・エンジェルフェイスと少し持ち直してきて、昨年の勝ち馬ファンディーナが皐月賞で1番人気に支持されたのはご存知の通り。ファンディーナはその後不振に陥っていますが・・・。

 ここを使ってくる馬はデビューの遅れた関東馬か、桜花賞よりもオークスを見据えた中距離馬が中心。今年は今後の活躍につながるようなレースになるといいですね。

 以下、阪神開催の11年を除いた過去10年の上がり傾向、私の過去予想、フラワーカップのポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

最速地点 最高速度 失速度合
08 L2 低速 持続
09 L2 低速 超失速
10 L1 高速 持続
12 L3 超低速 失速
13 L2 低速 持続
14 L2 低速 失速
15 L2 高速 失速
16 L2 高速 超失速
17 L2 高速 持続

(12は重馬場)

(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速、12.0~は超低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)

 同週に3歳牡馬重賞であるスプリングステークスが行われますが、比較すると一番違うのは最速地点。近2年ロングスパート戦になっているスプリングステークスとは対照的に、フラワーカップはほぼ間違いなくL2最速戦。唯一のL3最速戦である12年はかなりの重馬場で参考外。それを除くとL2またはL1最速戦で、勝負どころは完全に直線に入ってからとなります。

 理由はいろいろなレースで書いていますが、牝馬限定戦というのが大きいでしょう。一般的に一瞬の反応に優れているといわれる牝馬同士の1戦ですので、前半はゆっくり入りギリギリまで溜めて瞬間のキレを活かしたいという意識が強く働くのでしょう。

 仕掛けが遅くギリギリまで溜める意識が働く=前半のペースが上がらないので、過去10年9回で4度が逃げ切り。重馬場だった12年こそ差し決着でしたが、残りのレースはすべて先行馬が優勢。2~3着に差し馬が入ることはありますが、軸としては逃げ・先行脚質を狙うのが筋でしょう。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 ゲッカコウ 2番人気2着
17 ファンディーナ 1番人気1着

 軸は先行馬、ということで本命馬は決めやすいレース。ヒモ選びにセンスが問われます。

 16年は2着3着4着で痛恨だったのを覚えています。センスがないですね・・・。

フラワーカップのポイント

 最大の注目はロックディスタウン。阪神ジュベナイルフィリーズでは、同じオルフェーヴル産駒ラッキーライラックに大きく差をつけられてしまいました。超スローの新馬戦はともかく、瞬間のトップスピードで上位勢に大きく水をあけられた印象。この条件なら巻き返す可能性は高そうです。

 先行馬は多いですが、特別登録段階で先手をとりそうなのはモルフェオルフェ。マイル以下を続けて使っている馬ですので、距離を考えるとハナを取った後はペースを落としそう。例年通り勝負は直線に入ってからになりそうです。

 オスカールビーカンタービレノーブルカリナンノームコアメサルティムと適性がありそうな先行馬がかなり多く悩みどころですが、あえて特注馬は差し馬から。仕掛けが遅いレースでの決め手比べならこのメンバーでは一枚上だと考えます。

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 明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。

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