2018年3月18日中山メインレースは皐月賞トライアル・G2スプリングステークス!
弥生賞と比べると年によってメンバーレベルにバラつきがあるのですが、阪神開催の11年を除く過去10年9回のレースで、アンライバルド・ロゴタイプと2頭の皐月賞を輩出しています。
弥生賞よりも200m短いこともあり、皐月賞も視野に入れているマイラーの出走も多く、皐月賞よりは多彩なメンバーになっていますね。
今年はダノンプレミアム以外には負けていないステルヴィオ、モーリスの全弟ルーカス、共同通信杯2着サトノソルタス、道営馬ながら前走セントポーリア賞圧勝のハッピーグリン辺りが有力馬でしょうか。
全馬重賞未勝利ということで、ここで初タイトルを獲って堂々とクラシック路線に名乗りを上げるのはどの馬になるでしょうか!?
以下、阪神開催だった2011年を除く過去10年の上がり傾向、私の過去予想、スプリングステークスのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L2 | 低速 | 持続 |
09 | L2 | 高速 | 超持続 |
10 | L2 | 低速 | 持続 |
12 | L2 | 低速 | 失速 |
13 | L2 | 高速 | 持続 |
14 | L2 | 低速 | 持続 |
15 | L2 | 高速 | 持続 |
16 | L4 | 低速 | 超失速 |
17 | L4 | 低速 | 失速 |
(12は重)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
近2年とそれ以前で大きく上がりの質が変わっています。
以前はL2最速の持続戦が多いレースでした。前半のペースがかなり緩み、L3地点でも12秒台。直線入口でギアチェンジをしてそのままゴールまで粘り込む、というレースが15年以前のスプリングステークスの基本形でした。
しかし、近2年はL4最速の低速失速戦。前半が60秒台前半と平均ペースで、向正面からスピードが上がり、コーナーでもスピードを落とし切らずに直線へ。ここでもう一脚使って、ラストは坂で大きく失速するというレースになっています。
中山1800のコース形態だけをみれば、近2年の方がより本来の中山1800らしいレースになっています。向正面が下りなので、早めからスピードがあがりやすいコースにはなっています。
メンバー次第では昔のようなスローペースの瞬発力勝負に回帰することはあるでしょうが、ここ2年の流れをみるに今年もロングスパートのバテ差し戦になるのではないでしょうか。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | ハレルヤボーイ | 6番人気8着 |
17 | ウインブライト | 5番人気1着 |
16年はスローの決め手勝負を想定していましたが、早めにペースが上がってマイラーのハレルヤボーイには苦しい流れでした。
17年はロングスパート適性の高いウインブライトの単複を厚めに買って快勝!しっかりとレースの流れを読むことができれば、中穴を拾えるチャンスはあるレースです。
スプリングステークスのポイント
今年はコスモイグナーツの存在で、締まった流れになる可能性が高いです。東スポ杯・京成杯はオーバーペースで失速してしまいましたが、共同通信杯は60.2とミドルペースで0.7差には粘りました。
決め手がない馬という認識が陣営に強くあるようで、溜め逃げの形にはならなさそうです。
有力馬ではエポカドーロが逃げて連勝しています。テンのスピードもそれなりにある馬で、その気になればハナを取れるとは思いますが、コスモが引かないでしょうからおそらく2番手で馬群のペースを作る形になるでしょう。
エポカドーロの前走は小倉2000で、向正面でペースをかなり落として3コーナーから動いて快勝。距離は短くなりますが、コース形態は近いものがあるので、今回もコーナーから勝負する形をとるでしょう。
前を行く2頭がどちらも早めに動き出しそうですから、今年もL4最速戦になるのではないでしょうか。今の中山は時計が出る馬場ではないので、低速失速戦が濃厚です。近2年に近い流れになることを想定します。
現時点での特注馬もロングスパート経験がある馬にしておきます。L3~L4の失速戦経験馬はいないのですが、早めスパートでも最後まで脚を使っている馬をあげておきます。
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明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。