2018年6月17日の函館競馬場メインレースは、サマースプリントシリーズの開幕を告げる電撃戦、G3函館スプリントステークスです!
3年前の2015年から、夏の北海道シリーズ開幕週に開催時期が繰り上がり、近2年はレコード決着が続いています。特に、昨年は1:06.8と日本レコードに迫るタイムでの決着で、北海道=洋芝=時計がかかる、という常識が通用しなくなっています。
2年連続の出走となるG1馬セイウンコウセイを中心に、1200重賞ウィナーが6頭エントリーしており、その他にも登録馬にスプリント重賞での活躍馬が多く、かなりの激戦が予想されます。
ここ2年は50キロの軽量を活かした3歳牝馬が連勝していますが、今年は葵ステークス創設の影響もあってか、3歳馬の出走はなし。斤量での恩恵がある馬もいないので、ガチンコ勝負になりそうですね!
以下、函館改修のため札幌代替開催となった2009年を除く過去9年の上がり傾向、私の過去予想、函館スプリントステークスのポイントとなります!
過去9年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 | 前後半ラップ |
08 | L3 | 低速(11.7) | 持続(0.3) | 32.8-35.6 |
10 | L2 | 高速(11.4) | 失速(0.7) | 33.1-35.1 |
11 | L2 | 高速(11.4) | 失速(0.6) | 33.1-34.9 |
12 | L2 | 高速(11.4) | 持続(0.4) | 34.3-35.1 |
13 | L2 | 高速(11.0) | 失速(0.8) | 34.1-34.4 |
14 | L2 | 高速(11.3) | 失速(0.7) | 33.8-34.7 |
15 | L3 | 低速(11.6) | 持続(0.3) | 33.0-35.3 |
16 | L2 | 高速(11.3) | 持続(0.3) | 33.4-34.4 |
17 | L3 | 高速(11.0) | 超失速(1.2) | 32.2-34.6 |
(09は札幌開催のため除外、すべて良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
函館1200は、他の競馬場の1200とは一線を画すコース形態になっています。
まず、スタートから3コーナーまでがすべて上りになっています。残り400まではずっと上りで、先行争いは見た目以上に厳しいペースになります。
そして、コーナー半径が非常にきついです。特にL3地点は、上りながらきついコーナーを回るのでスピードがどうしても落ちやすいです。
4コーナーからゴールまでは、一転下りになります。ゴール前から直線までが下りのコースも珍しいです。しかし、前半の上りの方がきついため、直線ではスピードが落ちながらフィニッシュを迎えます。
このようなコース形態から、L2最速戦になりやすいのが函館1200の特徴です。前半3ハロンが、テンのスピードを上りながらつけなければいけないため見た目よりタフで、きついコーナーで一旦緩むL3地点から、もう一度スピードをつけて直線に入らなければいけません。
直線は短いですが、前半が速く再加速する必要もあることから先行馬は意外に苦しく、追込が届ききることがあることも抑えておきましょう。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | アースソニック | 11番人気9着 |
17 | ノボバカラ | 10番人気7着 |
2年続けてダートっぽいタフな差し馬を狙っていますが、今一つ。8秒台の決着を想定し手予想していたのですが、ここ2年は非常に馬場が軽く、もはや洋芝であることを意識しない方がいい決着になっています。
今年は7秒台、場合によっては6秒台になるような馬場をはじめから想定にいれた予想をしていきます。
函館スプリントステークスのポイント
今年も高速馬場を前提に考えます。先行馬はそれなりにいて、どれも主導権も2,3番手からの競馬もできる馬達。
こういったタイプが複数いるときは、譲り合って変にペースが緩むこともありますが、逆に前半のポジションが決まりきらずに先行争いが長く続き、結果的にハイペースになることもあります。
あとは、枠を見てからの詳細な検討になりますが、特注馬は速くても遅くてもいいように中団以降からの差し脚を活かせる馬を選んでおきます。
ただし、コーナーがタイトなだけに、内枠で動けなくなると差し馬は厳しいですので、ここも枠順次第なところはありますが。
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