2018年3月18日阪神競馬場のメインレースは、伝統のG2阪神大賞典!
1987年から3月の開催(それ以前は12月開催でした)となり、春の天皇賞の最重要ステップレースとして長きにわたってこの時期の大レースとして存在しています。
過去の勝ち馬はG1と見間違うほどの豪華メンバーですし、今でも語り草になっているナリタブライアンVSマヤノトップガンの一騎打ち(96年)や、世紀末覇王テイエムオペラオーの8連勝初戦にしてワイドオール元返しとなった2000年、オルフェーヴルの大逸走(2012年)にゴールドシップの3連覇(2013~2015年)等々、レース内容も非常に濃いものばかり。
今年はG1馬の登録こそありませんが、現役最強ステイヤー・アルバートと4歳世代屈指のスタミナホース・クリンチャーの対決に注目が集まります。
個人的には、佐賀のグランプリ中島記念で地元初黒星を喫してしまったものの、チャレンジカップ5着と芝適性をみせたスーパーマックスの参戦も楽しみです!このメンバーなら馬券圏内があってもおかしくないのでは!?
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、阪神大賞典のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L2 | 高速 | 失速 |
09 | L4 | 超低速 | 失速 |
10 | L4 | 低速 | 超失速 |
11 | L2 | 高速 | 超失速 |
12 | L2 | 低速 | 超失速 |
13 | L3 | 超低速 | 失速 |
14 | L2 | 高速 | 失速 |
15 | L2 | 低速 | 持続 |
16 | L2 | 低速 | 失速 |
17 | L3 | 低速 | 失速 |
(09は重、12は稍重)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速、12.0~は超低速)
(失速度合:0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
ひとことで言うと、阪神内回り&長距離戦らしい失速度合と阪神内回り&長距離戦らしくない最速地点が同居するレースです。
失速度合はほぼ間違いなく失速系。この時期は雨が降りやすいこともあり、超失速となりL1が13秒台まで落ち込んでいるケースもあります。
3000mの距離に阪神直線の上り坂と、終い苦しくなる要素は満載ですのでこれは納得です。
ちなみに唯一持続系の上がりで勝っているのはゴールドシップ。持続力の塊のような馬でしたが、こんなところにもそれが表れています。
対照的に最速地点はL2が優勢。ステイヤーが集まるレースなので、早めスパートからのスタミナ戦になりそうなものですが、意外にも最大の勝負どころは4コーナーから直線の入口。ラップを見るとL4地点からジワジワとは動き始めることが多いので、一瞬のキレというほどの切れ味が必要とまではいいませんが、ここでの最低限の瞬発力は必要なレースです。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | シュヴァルグラン | 1番人気1着 |
17 | サトノダイヤモンド | 1番人気1着 |
特に語ることもないですね。軸は普通でいいので、相手をいかに絞るかのレースです。
ちなみに2年ともヒモを微妙に外しています・・・。
阪神大賞典のポイント
アルバートとクリンチャーの比較では、アルバートが優勢でしょう。3000m超のレースでは天皇賞・春以外は全勝していますが、最初のステイヤーズS以外はL2最速戦(15ステイヤーズSは11.6-12.0-11.8-11.9のL4最速戦)。超長距離戦での瞬発力は現役トップクラスです。
ポジションが取れないため、超一流馬も集う多頭数の天皇賞では届かないですが、G2クラスで頭数が落ち着けば確実に差してきます。
クリンチャーはタフなレースでの強さは目を見張るものがありますが、瞬発力が必要となると少し厳しいです。また、今の阪神の馬場はかなり軽く、アルバートを倒すためには雨の助けが必要でしょう。
軸はアルバートかクリンチャーの2択ですので、相手候補(2強がどちらも来るとしたら3枠目)をしっかりと考える必要がありそうです。
現時点での特注馬として、3枠目の候補として面白そうなL2最速の瞬発力勝負に対応できるステイヤーをあげておきます。馬場が軽いのもプラスですが、ちょっと敷居が高いかもしれません・・・。
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明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。