2018年4月7日の阪神競馬場メインレースはG2阪神牝馬ステークスです!
以前は年末に開催されていたレースですが、ヴィクトリアマイル創設に伴い2006年から4月のこの時期の開催になりました。そして、2016年から内回り1400→外回り1600に条件変更となっています。
牝馬限定の古馬重賞では数少ない別定戦で行われるため、一流牝馬がヴィクトリアマイルのステップレースとして使うことが多くなっています。以前からレベルが高く、ヴィクトリアマイルへも直結するレースですが、距離が1600になったことでより直結するようになっています。
昨年は勝ち馬ミッキークイーンこそヴィクトリアマイルでは7着に敗れましたが、2着アドマイヤリードがヴィクトリアマイルを制し、実績的には格下の3着ジュールポレールがヴィクトリアマイルも3着。一昨年は2着ミッキークイーンがヴィクトリアマイルでも2着に入っています。
今年は昨年のヴィクトリアマイル女王アドマイヤリードとオークス馬ソウルスターリングのG1馬2頭がエントリー。さらには前走東京新聞杯で、クラシックの鬱憤を牡馬相手に晴らしたリスグラシュー、重賞連勝中のミスパンテールが注目を集めそうです。他に重賞馬も4頭いますし(回避濃厚のレッツゴードンキ除く)、前走準オープンを突破した勢いのある馬も多く、激戦必至です。
以下、外回り1600に条件が変わって以降の過去2年の上がり傾向、私の過去予想、阪神牝馬ステークスのポイントとなります!
過去2年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L3 | 高速 | 失速 |
17 | L3 | 高速 | 失速 |
(17は重馬場)
2年連続でL3高速失速戦となっています。ペースもここ2年で似通っていて、以下のようなラップとなっています。
16:12.8-10.8-11.6-11.9-11.8-11.1-11.3-11.8 (47.1-46.0=1:33.1)
17:12.5-11.5-11.6-11.9-11.8-11.2-11.8-12.0 (47.5-46.8=1:34.3)
半マイルごとに分けると前半の方が1秒ほど遅くなっており、ゆったりとした流れから4コーナーでスピードが上がってなだらかに失速していくレースになっています。
牝馬限定戦はL2が多いとよく書いていますが、さすがに前半の早い段階でペースが緩むと先行勢も余裕を持って早めスパートをかけられるということでしょう。実際、16年の勝ち馬は逃げたスマートレイアーです。
17年は重馬場だったのでスピードの落ちが早いですが、良馬場であればL3~L2は11秒台前半が連続し、L1の坂でスピードが少し落ちる形になるでしょう。トップスピードの高さと持続力が求められる、直線のスピード特化型のレースです。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | スマートレイアー | 2番人気1着 |
17 | ジュールポレール | 4番人気3着 |
狙いは絞りやすいレースで、2年連続で的中しています。
近2年はミッキークイーンという安定株がいたので、本命馬からミッキークイーンに流しておけばまず間違いなかったです。ミッキークイーンがいない今年はどの馬を狙いましょうかね・・・。
阪神牝馬ステークスのポイント
例年ペースは遅くなりやすいですが、今年はどうなってしまうか心配になるくらいスローになりそうです。
前走で4角通過が5番手以内の馬がレッドアヴァンセのみで、そのレッドアヴァンセも13頭立てで4角通過は5番手。逃げ馬はおろか先行馬すらほとんどいない異例の構成になりそうです。
クインズミラーグロはエリザベス女王杯の奇襲逃げ後、愛知杯でも行きたがるところをみせていましたが、前走小倉大賞典で控えて好走。抑えて入る競馬になりそうです。
となると、ハナ候補はエテルナミノル・ジュールポレール・ソウルスターリングの3頭でしょうか。この3頭が逃げ候補になる時点で、ペースは非常に緩くなりそうなのは一目瞭然。
例年以上にペースが遅く、直線では究極のトップスピード勝負になりそうですね。
特注馬はもちろん軽いスピードタイプの馬です。その中でも先行できるタイプを選ぶとなると、この馬しかいないでしょう。
特注馬は[最強]競馬ブログランキングへ(30位前後にいます)
明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。