2018年4月7日中山競馬場のメインレースは、NHKマイルカップに向けたトライアルレース・ニュージーランドトロフィーです!
3着までにNHKマイルカップの優先出走権が与えられる大事なステップレースですが、肝心のNHKマイルカップにつながっているかというと微妙なところ。
2000年に現行の中山1600mで開催されるようになりましたが、NZT→NHKマイルCと連勝したのは12年カレンブラックヒルただ1頭。過去10年でNZTをステップにNHKマイルCを制した馬はカレンブラックヒルを除き2頭だけ(09年3着ジョーカプチーノ、13年7着マイネルホウオウ)。
桜花賞からNHKマイルカップに参戦してくる牝馬や、ダービーを目標として叩き台としてNHKマイルを使ってくる牡馬に苦戦しています。
今年もケイアイノーテック・カシアス・カツジ・ファストアプローチと重賞好走馬が何頭かいますが、全体的には小粒と言わざるをえません。
戦前の低評価を覆すレースを展開し、G1へ堂々と進む馬が現れるでしょうか?
以下、阪神開催の2011年を除く過去10年の上がり傾向、私の過去予想、ニュージーランドトロフィーのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L4 | 低速 | 超失速 |
09 | L3 | 低速 | 超持続 |
10 | L4 | 高速 | 持続 |
12 | L3 | 低速 | 超持続 |
13 | L2 | 高速 | 持続 |
14 | L3 | 低速 | 持続 |
15 | L4 | 低速 | 超持続 |
16 | L2 | 低速 | 超持続 |
17 | L1 | 低速 | 超持続 |
(15,17は稍重)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、1.0~は超失速)
目につくのは失速度合の持続系の多さ。近3年はすべて超持続戦となっており、後半のどこかでギアチェンジが必要とならないレースということがわかります。
中山1600はスタートしてからずっと下りですので、抑えていてもそれなりに流れてしまい、結果的に全体的に脚を少しずつ放出し続けるレースになりやすいです。加速力、一瞬の切れといった類の能力は全く必要になりません。
道中からダラダラと流れ続けるので、最高速度があまり上がらないのも特徴です。10,12,14あたりは1分33秒前後の決着と全体時計は速いのですが、それでも12,14は低速戦。トップスピードの高さが問われることもあまりないと言ってしまっていいでしょう。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | ハレルヤボーイ | 6番人気6着 |
17 | スズカゼ | 9番人気4着 |
16年は本命馬こそ着外でしたが、タテ目の3連複19万馬券が的中!これが私の3連複最高配当レースです。
17年はスズカゼからメイソンジュニアとボンセルヴィーソを買っていたので、かなり熱いレースだったのですが・・・。なぜこのレースはタテ目を買わなかったのか。
ニュージーランドトロフィーのポイント
ロングスパートの性質が強いレースなので、少しでも前のペースが上がりすぎると途端に差し馬天国になります。直線の短い中山マイルですが脚質的には差しが優勢なレースです。
ただし当然展開を読む必要はあり、昨年のようにペースが緩むと後ろが全滅になってしまうという気まぐれなレースともいえます。
出走馬は不透明ですが、出てくるならばコスモイグナーツがハナを取ることになるでしょう。ただし、テンのスピード自体はカシアスの方が速いはずで、行き切るのに苦労するかもしれません。
出していく必要があるのでスタート直後のスピードは上がりそうですし、あまり緩めても味がない馬なので、それなりのペースで流れるでしょう。
おそらく今年はL3~L4のコーナーが最速で、いつものようにそこから低速のロングスパート戦になるのではないでしょうか。Bコース替わりの先週から中山の馬場は時計が出るようになったので、46.5-47.0=1:33.5くらいを想定しますが、土曜の雨が心配です。
特注馬は前後半バランスラップに強く、ロングスパート戦でもソコソコ走れている馬を取り上げます。5,6番人気で落ち着くでしょうから狙い目だと思います。
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