過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L4 | 高速(11.7) | 超失速(1.2) |
17 | L4 | 低速(12.4) | 持続(0.5) |
(16,17ともに良馬場)
(最高速度:11.5~11.9は高速、12.0~12.4は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、1.0~は超失速)
想定上がり:L4低速失速
過去レース分析では、プリンシアコメータが逃げるのではないかと書きましたが、枠の並びからテイエムジンソクが積極策を取る可能性が出てきましたね。
スローの瞬発力勝負にしてはダメで、自分からコーナーで動き出す形をとりたい馬ですから、内枠で前に壁ができるのだったらハナに行ってしまえという、東海ステークスに近い形になりそうです。
東海ステークスは、2コーナーまで緩めてからのL5最速戦という超ロングスパート戦。後続を徐々に振り落としていって、喰らいついた2着のコスモカナディアン以外は大きく離されました。3着モルトベーネは大きく離され、4~7着まではロングスパートに付き合わなかった後方勢の追込み。先行馬にとっては、とてもタフなレースでした。
今回も、坂の下りからペースを上げていく堂々とした競馬を展開しそうです。序盤だけ楽で、中盤からは息の入らないロングスパート戦を想定します。力差がはっきりと出るレースになりそうで、堅い馬券にならざるを得ないですね・・・。
予想【自信度B】
◎05テイエムジンソク
◯06グレイトパール
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△15トップディーヴォ(過去レース分析特注馬)
△14クイーンマンボ
×10クインズサターン
×04サンマルデューク
3連単5→6→▲,4,10,14,15 (5点)
3連単6→5→▲,4,10,14,15 (5点)
3連単5→▲,14,15→▲,4,6,10,14,15 (15点)
(下2行は抑え馬券)
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◎05テイエムジンソク
主導権を取れそうな並びとメンバーになったので、今回はテイエムジンソクをより上位評価とします。
17年の5月以降、すっかり詰めの甘さが解消されたテイエムジンソクですが、この馬の武器は早めに動いても容易にバテず、後続の脚を削ぎ切る競馬ができるところです。
北海道シリーズも強かったですが、同じ京都のみやこステークスも完勝でした。ここでは、サルサディオーネやモンドクラッセといった、どうしても逃げないといけない馬がいたので、序盤はそれらを見ながらの競馬でした。しかし、淀の坂で動き始めると4コーナーでは早くもセーフティーリード。最後は少し止まっていますが、持ち味を活かした快勝でした。
ロングスパートで持ち味がフルに活きる馬ですから、L4地点に下り坂がある京都はベストコースでしょう。前走のフェブラリーステークスは、オーバーペースで全くの参考外ですし、得意の京都でペースをコントロールできる立場を取れれば、そう簡単には負けないと思います。
多少時計がかかった方がいいですが、雨が早々に上がりそうなのも好材料。強気の競馬で粘り込みを期待します。
◯06グレイトパール
まだ無敗なので当然と言えば当然ですが、グレイトパールは適性・能力的に隙が少ないです。ダートに変わってから破竹の6連勝ですが、
L2低速失速→L3高速持続→L3低速超持続→L2高速持続→L4低速持続→L4低速超失速
と、実に幅広い上がりに対応しています。持続戦が若干多いですが、これは自らが最後まで止まっていないので持続になっているようなケースもあり、前走アンタレスステークスのようなロングスパート戦にも簡単に対応してみせました。
条件戦時代にテイエムジンソクと激突した17初夢ステークスに関しては、テイエムジンソクが覚醒前だったこと、前半が遅く12.4-12.0-12.0-12.1と上がりも軽い持続戦だったことから、まだ勝負付けはついていないとは思います。今回は、テイエムジンソクが初夢ステークスの時よりも積極的な競馬になるでしょうから、差が詰まる可能性は高いです。
また、テンのスピードがさほどない分だけ、テイエムジンソクと比べて詰まるリスクがあります。
この2点から、今回はテイエムジンソクの方を上にとりました。ただし、絶対能力自体は間違いなくG1級ですので、あっさり7連勝の可能性も抑えておきます。
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前走では前がどん詰まりで競馬にならなかった馬を穴馬候補に。2強に迫ったことがあるように、能力を出し切れるレースになれば侮れません。
条件戦時代は、右回りの中距離がベストだけれども東京マイルでも走れており、適性がわかりづらい馬でしたが、オープンクラスに入って得意なパターンが見えてきました。
この馬は、前半さえゆっくりと入れれば、後半は長くいい脚が使えます。テイエムジンソクの2着になったレースは、12.0-12.2-12.7-12.4-13.0という超ロングスパート戦で喰らいつきましたし、グレイトパールの2着になったレースは12.2-11.9-12.0-12.2という軽い持続戦にも対応できました。
安定して力を発揮できる馬ではないですが、能力をフルに発揮できれば2強とさほど能力差はありません。逆転までは考えづらいですが、1角を崩す可能性は十分にあると思います。
△、×
トップディーヴォは、ロングスパート戦が合っています。前半のポジション取りが安定しないですが、元々条件戦時代は後方から毎回いい脚を使う馬だったように、終いは簡単には止まりません。前走のようなポジションではきついですが、今回は外が引けたので中団までには取りついてほしいところ。前半が上手くいけば馬券圏内候補です。
クイーンマンボは、一番強かった17レディスプレリュードがL5最速のロングスパート戦。牝馬ですが、直線で余力を残す競馬よりも中盤から速い競馬が良さそうです。今の牝馬ダート路線のレベルが微妙ですが、出し切ったときの怖さがあります。
クインズサターンとサンマルデュークは、自分の競馬をして前がどれだけ止まってくれるか。東海ステークスの4着馬・5着馬でもあります。どう頑張っても3着までだと思いますが、終いだけは確実なのでヒモには入れておきます。16年平安ステークス4着で、季節的な賞味期限ギリギリのサンマルデュークの方が配当的にも来てほしいところ。