2018年8月19日の小倉競馬場メインレースは、サマースプリントシリーズ第4戦・G3北九州記念です!
もうすっかりスプリント重賞としておなじみの北九州記念ですが、2005年までは芝1800mで行われていたハンデ戦でした。
佐渡善朗というなまえの由来でもある、私の一番大好きな馬・ロサードが3年連続2着の偉業?を達成したレースという印象が非常に強いです。
ハンデ戦ということもあり、半端ない荒れ方をするレースです。昨年は勝ったダイアナヘイローこそ3番人気でしたが、2着ナリタスターワン・3着ラインスピリットは14番人気と15番人気。
4年前は8番人気→13番人気→17番人気、6年前は8番人気→12番人気→6番人気という決着で、上位人気が全部とんでも不思議ではないという穴党にとっては垂涎もののレースとなっています。
今年は連覇を狙うダイアナヘイロー、サマースプリントシリーズ連勝を決めたいアレスバローズ・ダイメイプリンセス、活きのいい3歳馬のアサクサゲンキ・ゴールドクイーン・ラブカンプー辺りが人気になりそうですが、これらの馬達は期待に応えることができるでしょうか!?
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、北九州記念のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 | 前後半3F |
08 | L3 | 高速(11.4) | 持続(0.3) | 33.0-34.5 |
09 | L3 | 高速(11.3) | 失速(0.8) | 32.7-34.8 |
10 | L3 | 高速(11.2) | 超失速(1.1) | 32.1-35.0 |
11 | L3 | 高速(11.1) | 超失速(1.2) | 32.4-34.8 |
12 | L3 | 高速(11.3) | 持続(0.5) | 32.2-34.7 |
13 | L3 | 高速(11.1) | 失速(0.8) | 32.2-34.5 |
14 | L3 | 高速(11.1) | 超失速(1.0) | 33.1-34.4 |
15 | L3 | 高速(11.2) | 持続(0.3) | 32.7-34.6 |
16 | L3 | 高速(11.3) | 失速(0.8) | 33.6-34.9 |
17 | L2 | 高速(11.2) | 失速(0.8) | 32.8-34.7 |
(重要な年度に色をつけています)
(08年は稍重)
(最高速度:11.0~11.4は高速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
なんといっても前半の猛スピードが特徴的な重賞です。小倉1200はスタートから上りがなく、ゴールまで下り続ける条件です。高低差の最大こそ中山1200にはかないませんが、中山にはゴール前に急坂があります。そのため、スタートからスピードをつけやすい中山ですが、案外ペースが落ち着きやすいのが最近のトレンドです。
特に、近年の上級クラスの1200m戦は逃げ馬にも折り合いが求められるので、前半が32秒台になるケースはかなり少なくなっています。そんな中で、北九州記念は過去10回中7回も前半が32秒台。やはり直線に坂がないということで、騎手の意識も前がかりになりやすいのでしょう。
そのため、差し・追込がコースの見た目以上に決まりやすいのですが、ここでポイントとなるのは、後ろから行く馬であっても前半のスピードが必要ということです。
例えば、過去10年でも一番前崩れのレースになった2012年。32.2-34.7とかなりのハイペースでしたが、道中2桁順位の馬が上位を独占。
それぞれの前後半ラップを見ると、勝ったスギノエンデバーが13-12の通過順位で、自身のラップが33.1-33.8。一番後方から馬券圏内に入った3着エピセアロームが、16-16と最後方に近い位置からの追い込みでしたが、33.4-33.7とこれでも前半の方が速いラップでした。
というわけで、差し・追込タイプの馬で大切なのは後半の鋭さよりも、ついていっても脚色が鈍らない前半力が大切です。先行馬なら、なおさら前半の追走スピードが重要となります。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | ベルルミエール | 4番人気5着 |
17 | キングハート | 2番人気4着 |
根っからの穴党のくせして、荒れる北九州記念で人気どころばかり狙っていますね・・・。しかも、中途半端に足りない競馬になってしまいました。今年こそは人気薄を狙って、ダメでも悔いの残らない予想をしたいです。
北九州記念のポイント
前半の追走スピードが何より大切なレースですが、今年のサマースプリントシリーズで前半がハイペースだったのがCBC賞。
32.7-34.3とハイペースですが、縦長の競馬で11.9-10.3-10.5-10.9-11.5-11.9と断続的に速い競馬ではなく、終いの2ハロンでガタッとペースが落ちる競馬でした。
北九州記念は直線の坂がないので、ここまで一気にペースが落ちることはなくL3から徐々に減速していきます。そのため、CBC賞の結果がそのままつながることはないと思います。
特注馬はハイペース適性が非常に高い先行馬を指名します。CBC賞の結果をそのまま使うよりは、少しだけひねって入りたいという考え方もあります。
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