2018年5月5日の京都メインレースは、ダービーへの最終便・G2京都新聞杯です!
以前は菊花賞のトライアルレースでしたが、2000年にダービーのステップレースとして5月に開催が変わりました。
先週の青葉賞は、ダービー馬を輩出していないことでも有名ですが、京都新聞杯は開催が変わった初年度にいきなりアグネスフライトがダービーまで連勝。その後、ハーツクライ・インティライミ・トーセンホマレボシとダービー馬券圏内に入り、2013年にキズナがダービー制覇。続く14年もサトノラーゼンがダービー2着と、青葉賞以上のハイアベレージを残しています。
今年は、皐月賞からの転戦組がケイティクレバー・ダブルシャープの2頭。それ以外の出走馬も多士済々。良血馬が多く、血統欄の豪華さはこれまでの現世代戦で間違いなくNo.1。ここから世代トップの実績組に挑戦する権利を得るのは、どの馬になるでしょうか。
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、京都新聞杯のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L3 | 低速(11.7) | 失速(0.7) |
09 | L3 | 高速(11.3) | 持続(0.5) |
10 | L2 | 低速(11.5) | 超持続(0) |
11 | L3 | 高速(11.2) | 失速(0.6) |
12 | L3 | 高速(11.3) | 失速(0.7) |
13 | L2 | 低速(11.8) | 超持続(0.2) |
14 | L2 | 低速(11.6) | 超持続(0.2) |
15 | L3 | 高速(11.4) | 超持続(0.2) |
16 | L2 | 超高速(10.8) | 超失速(1.1) |
17 | L2 | 低速(11.5) | 超持続(0.1) |
(08は稍重)
(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
まず最速地点ですが、L2とL3がちょうど半分ずつ。淀の坂の下りとなるL4地点からトップスピードになるロングスパート戦にはなりません。
前半1000mは08年は63秒台と遅く、逆に14年で57秒台に突入するなど、ハイペースからスローペースまで幅広いです。しかし、前半の入りに関係なく、上りとなる残り1200~800の2ハロンでペースがガタっと落ちるのが特徴的です。
さすがに、この時期の中距離戦で後続の脚を削ぎ切るような競馬ができる馬は少ないです。そのため、ラストスパートに備えるために坂を上って下るまではゆったりとレースが進みます。
坂を下り終えてから600mでの勝負になりますが、失速度合で超持続が優勢なように特定の箇所が速くなるというより、600mの間、11.5前後の中間速で走り続けることになります。
超持続戦以外の08,09,11,12も似たような流れなので、唯一の例外は16年。この年だけは、L3でもスピードが上がらず、直線での急加速戦となりました。珍しいパターンではありますが、場合によってはこのようなレースになることも頭には入れておきましょう。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | エルリストン | 7番人気6着 |
17 | メルヴィンカズマ | 7番人気8着 |
人気通りに決まるレースではないですが、大荒れも少ない微妙なレースです。流れが想定外だった16年はしょうがないですが、昨年はイマイチの結果です。
差しが決まりやすいレースなので、差し馬を狙うことが多いですが、中間速の持続戦に適性がある先行馬の方が穴馬としては面白いのかもしれません。
京都新聞杯のポイント
先行馬が多い組み合わせですが、逃げそうなのはケイティクレバーかタニノフランケルのどちらか。ケイティクレバーは安定勢力ですが、ペースはなるべく落として走りたいタイプの馬です。タニノフランケルは重馬場の前走で圧勝しましたが、ペースはスロー。こちらもテンから気合をつけて行くほどの馬ではありません。
となると、先行集団はごった返しそうですが、ペース自体は緩く、終いはそれなりのスピードになりそうです。京都の馬場は軽いので、やはり11.5前後の中間速が3ハロン続く形になるのではないでしょうか。
特注馬は、前走の内容が京都新聞杯の流れにぴったりと合致している馬を選びました。派手なレースぶりではありませんが、着実に内容が良化しているのは晩成傾向のあるこの血統ならではでしょうか。
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