2018年8月5日の新潟競馬場メインレースは、真夏の3歳ダート重賞・G3レパードステークスです!(更新が遅くなってしまいました・・・すみません)
今年で10回目のレパードステークスですが、トランセンド・ホッコータルマエの超一流ダート馬を2頭輩出しています。ミラクルレジェンド・インカンテーションもおり、登竜門と呼ぶにふさわしいレースです。
それだけに、ここ4年の勝ち馬がレパードステークス以降勝ち鞍がないのは残念(3年前のクロスクリーガーは無事ならば・・・)。昨年は大荒れでしたが、ローズプリンスダムもようやく復調の兆しが見えてきましたし、サルサディオーネも降級戦は楽に突破。やはり、ここで好走するには世代上位の能力が必要となります。
今年の出走馬も、ジャパンダートダービーほどではないですが豪華です。これからのダート界を背負う馬が誕生するかもしれません。
以下、過去9年の上がり傾向、私の過去予想、レパードステークスのポイントとなります!
過去9年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
09 | L2 | 高速(11.6) | 超失速(1.8) |
10 | L2 | 低速(12.4) | 持続(0.5) |
11 | L2 | 高速(11.9) | 失速(0.8) |
12 | L2 | 低速(12.1) | 失速(0.6) |
13 | L2 | 低速(12.2) | 超持続(0.1) |
14 | L2 | 高速(11.5) | 持続(0.5) |
15 | L2 | 低速(12.3) | 持続(0.5) |
16 | L2 | 低速(12.1) | 失速(0.6) |
17 | L2 | 超低速(12.7) | 超持続(0.1) |
(11,13,14は稍重)
(最高速度:11.5~11.9は高速、12.0~12.4は低速、12.5~は超低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
全9回、最速地点がL2になっています。L2戦というのは、コーナーまでたっぷり息が入って、直線入口からの瞬発力勝負でおこりやすいラップですが、新潟ダート1800の場合は少し特殊です。
それは、新潟のコース形態に由来します。新潟競馬場は全10競馬場でもっともフラットなコース。向正面が高台のようになっているのですが、高低差が1m前後なので1周まるまる平坦です。
そして、L2最速になる最大の理由は、コーナーのきつさ。新潟は直線部分が多く、コーナーは半径がかなり短い造りになっています。そのため、3,4コーナーにあたるL3地点でスピードが物理的に上がらないので、L2最速になるというトリックです。
このようなコースは中央だとないですが、大井競馬場の外回りがL3減速→L2再加速という点だけ見ればかなり似ています(左回りと右回りという決定的な違いはありますが)。
そのため、前走ジャパンダートダービー組はそれなりに信頼が置けます。ただし、最先着馬が強いとは限りません。右回り2000→左回り1800という条件の違いがあるので当然ですが、似たようなラップを経験していることは大きな強みです。最先着馬は1番人気になりやすいことからも、少し負けている馬が狙い目です。
L2で加速するので、コーナーを抜けてのギアチェンジ力は必要ですが、最高速度はそこまで上がらないので(新潟は砂質が重め)、トップスピードの高さはあまり求められません。高速上がりが出ている年は、09年トランセンド以外はスローペースでした。
勝ち馬は、中山・中京・阪神といったタフになりやすいコースの1800で勝利経験があります(例外のアジアエクスプレスは芝の中山1800で好走歴あり)。府中や京都よりは、中山・阪神での勝利経験を重視すべきでしょう。また、中京は同じ左回りで展開次第でタフなレースになるので、踏んでいるラップ次第では要注目となります。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | ケイティブレイブ | 1番人気2着 |
17 | エピカリス | 1番人気3着 |
私にしては珍しく、1番人気が2年連続で軸になっています。馬券圏内には来てくれましたが、どちらも物足りない結果ですね。
昨年は、ジャパンダートダービーのレベルに疑問があったのですが、最先着馬タガノディグオがとんで、人気薄のローズプリンスダムの勝利。エピカリス→タガノディグオとかいうしょうもない馬券を買っていました・・・・。
レパードステークスのポイント
今年は何が何でもという逃げ馬がいません。ビッグスモーキーが逃げそうですが、ダートスタートを克服すればグリムが一番速そうですし、内のアルクトス・イダペガサスも包まれたくないなら積極策がありえます。ハイペースということはなさそうですが、展開は読みづらいですね。
今年のジャパンダートダービー組は、ドンフォルティスとグレートタイム。どちらも世代上位の能力があるのは間違いありませんが、ドンフォルティスは距離が不安でグレートタイムは脚質が微妙。1000万条件好走馬も複数いるので、世代最上位とまではいかないまでもレベルが高いレースになりそうです。そもそも今年の3歳ダート路線はハイレベルだと認識しているので、決着タイムにも期待できそうです。