2018年3月24日阪神競馬場のメインレースは、皐月賞への最終便・G3毎日杯です!
阪神外回りコースが開設された2007年以降、内回り2000mから外回り1800mに条件を変えたレースです。内回り時代もタイキフォーチュン・テイエムオペラオー・クロフネ・キングカメハメハとG1馬を生んだレースでした。また、クラシック登録がなかったオグリキャップの中央2戦目もこのレースですね。
外回りに条件が変わってからも、2年目にダービー馬ディープスカイがここからNHKマイルカップ・ダービーを連勝し、その後もダノンシャンティ・キズナと3歳東京のG1馬を3頭輩出。
そして、記憶に新しいところでは昨年の勝ち馬アルアインがここから皐月賞馬まで駆け上がりました。さらに3着キセキが菊花賞馬になるなど、素質馬が多く出走するレースとなっています。
遅れてきた大器や、皐月賞をパスしてダービー一本に絞っている馬が揃うレースなので、皐月賞に限らず春のG1戦線に向けて要注目のレースです。
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、毎日杯のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L2 | 高速 | 失速 |
09 | L2 | 高速 | 失速 |
10 | L2 | 高速 | 持続 |
11 | L3 | 高速 | 失速 |
12 | L2 | 高速 | 超失速 |
13 | L3 | 低速 | 超失速 |
14 | L2 | 超高速 | 超失速 |
15 | L2 | 高速 | 超失速 |
16 | L2 | 超高速 | 失速 |
17 | L3 | 高速 | 失速 |
(12は重馬場)
(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
最速地点はL2最速が7回、L3最速が3回とL2最速が優勢です。しかし、レースが動き出すポイントはL3地点。
阪神外回り1800はスタートから3ハロンほどが直線で、そこから半径の大きい3,4コーナーが長く続きます。よって、先行争いが落ち着いてからは緩いカーブを曲がり続けることになるので、中盤のペースが落ち込みます。
4コーナーの終盤から残り200mまで下り坂になるため、ここでスピードが上がります。そのためL3地点からスピードが一気に上がり、下り坂が終わるL2地点まで高速上がりが続きます。
最後の1ハロンは上り坂になるので、手前の400mを高速で走った反動で一気に失速します。
16:12.6-11.5-12.2-12.6-12.7-12.4-11.3-10.6-11.4 (61.6-45.7=1:47.3)
17:12.5-11.1-11.6-12.2-12.7-12.0-11.1-11.3-12.0 (60.1-46.4=1:46.5)
前半が遅いと16年のようにL3地点でスピードが上がりきらずL2が最速に、ややスローくらいまでに落ち着くと17年のようにL3で一気に最速までスピードが上がるというイメージです。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | スマートオーディン | 1番人気1着 |
17 | プラチナムバレット | 5番人気4着 |
スローペースでトップスピードの高さを問われるレースですので、前半要素が劣っていても600mだけ速く走れる馬で十分に通用します。
アルアインは毎日杯以前は比較的タフな流れでの好走が目立っていました。トップスピード戦で好走できたのは、逆説的に言えばアルアインの絶対能力の高さを示す結果だったのでしょう。
毎日杯のポイント
先行馬はそれなりにいるものの、実績が地方ダート勝ちのみのシメイが逃げることになりそう。つつく馬も少なさそうでこれはかなり遅くなりそう。
阪神は先週も雨の影響は限定的でした。今週は平日の天気が悪いですが、引き続き高速馬場でレースが行われるでしょう。
そうなれば末脚の質のみが問われるはず。上位人気が予想される馬で3頭ほど適性が高そうな馬がいるので、おそらくその3頭を買うことになると思います。
特注馬はその中でも一番決め手勝負に特化している馬を選びました。複勝圏内はまず外さないとみていますが果たして(複勝が2倍つくことはないと思うので、馬券の買い方をしっか考えないといけないですね)。
特注馬は[最強]競馬ブログランキングへ(40位前後にいます)
明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。