2018年3月25日の中京競馬場メインレースは、今年2つ目のJRAG1・春のスプリント王決定戦高松宮記念です!
昨年の覇者セイウンコウセイ、最優秀短距離馬レッドファルクスに加え、古豪スノードラゴン、新旧桜花賞馬レッツゴードンキ・レーヌミノルに16年全日本2歳優駿勝ち馬リエノテソーロと6頭のG1馬が出走予定です(16フェブラリーS勝ち馬モーニンは登録段階では補欠2番手となっています)。
さらにはキングハート・ダイアナヘイローのトライアル勝ち馬に、昨年のスプリンターズSで5着に入った香港馬ブリザードと実に多彩なメンバー構成となっています。
出走全馬にG1勝利のチャンスがあるといっても過言ではない大混戦。果たしてどの馬が春の短距離チャンピオンになるでしょうか!?
以下、中京コース改修後である2012年以降の上がり傾向、私の過去予想、高松宮記念のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
12 | L3 | 低速 | 失速 |
13 | L2 | 高速 | 失速 |
14 | L3 | 低速 | 超失速 |
15 | L2 | 高速 | 持続 |
16 | L3 | 超高速 | 超失速 |
17 | L2 | 高速 | 失速 |
(14は不良、15,17は稍重)
(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
中京コース改修後、6回施行されている高松宮記念ですが、なかなか普通の馬場での競馬が行われていません。
初年度は芝が根付いていなかったため天候関係なしに馬場が非常に悪く、良馬場で勝ち時計が1分10秒台。2年目が一番標準っぽい馬場で34.3-33.8=1:08.1という時計(勝ち馬ロードカナロア)。この時計が一つの目安になるでしょうか。
その後の14,15,17年は雨で馬場が重かったので、良馬場前提なら参考にしづらいです。特に14年はダート以上に時計がかかる馬場でした。
残る16年は逆に超高速馬場で32.7-34.0=1:06.7(勝ち馬ビッグアーサー)。先週までの傾向をみるにここまで速くなることもない気もしますが、留意すべき点はあります。
それは、16年も高松宮記念前週まではどちらかというと時計が少しかかる馬場でしたが、高松宮記念が開催された土日だけ突然の超高速馬場に。この3月中京開催は3週間開催ですが、初めの2週がAコースで高松宮記念週だけBコースでの開催となります。
G1にあわせて馬場が突然高速化するのは近年しばしばみられる傾向ですので、土曜の競馬はしっかりとチェックする必要があります。
高松宮記念の前日に1000万条件の岡崎特別が施行されますが、このレースの時計が高松宮記念の時計を占う意味でも重要ですので、高松宮記念の予想も岡崎特別次第といえるでしょう。
スポンサーリンク
過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | エイシンブルズアイ | 5番人気5着 |
17 | ヒルノデイバロー | 9番人気11着 |
近2年の予想も、直前の馬場状態に合わせて予想を直前でガラッと変えています。
16年はビッグアーサーを不動の対抗に据えて、超高速馬場に対応できそうなエイシンブルズアイを狙いましたが微妙な結果に。
17年は雨でメラグラーナからヒルノデイバローに本命を変えましたが、昨年のヒルノデイバローのテンのスピードでは1200は厳しかったようです。
高松宮記念のポイント
当週の馬場を観ないと何も決められない、というのが正直なところです。
16年の前例があるので、先週までの馬場状態が全く通用しない可能性も大いにあります。参考までに現状の中京の馬場を振り返りますが、17>18>16の順で速い馬場となっています。
ただし、高松宮記念当週は16年の方が17年よりも時計が速かったので、あくまで参考程度に。
馬場の速さの話ばかりで、上がり要素について全く触れていませんが、上がりも馬場とペースに大きく依存しているので、決めつけるのは難しいです。
単純な指標としては、前半3ハロンが後半3ハロンよりも1秒以上速いとL3最速戦、それよりも前半が緩いとL2最速戦という傾向があります。スタート後の1ハロンを過ぎてからはしばらく下りですので、ここでペースが上がると直線の坂を越えた後のL1地点で大きく減速します。
登録馬の中で一番ハナの可能性が高いのはネロ。ミナリク騎手が継続騎乗するのかはわかりませんが、ミナリク騎手は先行馬は上手な印象があるとともに、しっかりと出していくジョッキーなのでゲートでアクシデントがなければ押していくでしょう。。
前走逃げて好走したセイウンコウセイ・ダイアナヘイローは2番手からの競馬でも全く問題ないので、ネロがしっかりとハナを切れば隊列は比較的スムーズに出来上がるはず。
現状では標準馬場で前後半のペース差が大きくないとみて、L2高速戦を想定した特注馬をあげておきます。レッドファルクスが一番安定して力を発揮できるとは思いますが、オッズ差を考えるとこちらを狙ってみたいです(あくまで現状想定通りの馬場ならですが)
特注馬は[最強]競馬ブログランキングへ(40位前後にいます)
火曜以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。