2018年10月7日の東京競馬場メインレースは、秋競馬の開幕を告げるハイレベルな中距離G2・毎日王冠です!
私は30台前半なのですが、競馬観戦歴は20年ほどありまして、毎日王冠といえばやはりサイレンススズカ・エルコンドルパサー・グラスワンダーが揃った98年のレースを思い出します。
無双モードに入っていたサイレンススズカに対し、ともに無敗の(旧)4歳マル外の怪物だったエルコンドルパサー・グラスワンダーが激突するというG1以上に興奮する組み合わせのレースでしたね。
旧馬齢表記やマル外という言葉も、今となっては懐かしいですが、トライアルのG2戦でここまで豪華な対決が見られることは今後あるのでしょうか。
当時小学生の私は、サイレンススズカの大ファンだっただけに、この年の競馬の記憶はここで止まっているような気がします。あの天皇賞で止まりかけた時間を、ジャパンカップ・有馬記念で再び動かしてくれたのが、エルコンドルパサーとグラスワンダーだったことには因縁を感じますし、今でも感謝しています。
・・・なんか感傷的になってしまいましたが、台風の影響で阪神開催が延期になって特別登録馬が出ていないので、今年のプレビューができずにこんな書き出しになりました。
多数のG1馬が出走を予定しているらしいので、あの98年を超えずとも熱いレースを期待します。
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、毎日王冠のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L3 | 超高速(10.5) | 超失速(1.5) |
09 | L3 | 超高速(10.9) | 失速(0.7) |
10 | L3 | 高速(11.1) | 超失速(1.2) |
11 | L3 | 超高速(10.9) | 失速(0.7) |
12 | L3 | 低速(11.5) | 失速(0.7) |
13 | L2 | 超高速(10.9) | 持続(0.4) |
14 | L3 | 高速(11.2) | 失速(0.6) |
15 | L3 | 高速(11.0) | 失速(0.7) |
16 | L3 | 高速(11.4) | 超持続(0.2) |
17 | L2 | 超高速(10.7) | 超失速(1.0) |
(10,16は稍重、残りはすべて良馬場)
(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速1.0~は超失速)
傾向はかなりはっきりしていて、長い直線をたっぷりと使ったトップスピード戦になります。過去10年で8回L3最速であるように、4コーナーから直線の入口で早くもエンジン全開で、L2地点でも毎年11秒前後の速い脚が求められます。
早めからアクセルをがっつり踏み込むので、さすがにL1ではスピードが落ちます。例えば昨年は、12.1-11.1-10.7-11.7と珍しいL2最速戦ではありましたが、残り600mからの2ハロンを21秒台で先頭が駆け抜けているように、早めから超ハイスピードが求められるため、ラストは落ち込んでいます。それでも12秒台までは減速していないように、トップスピードの持続力は強く求められるレースです。
10年から3年は、シルポートが出走していたため少し例外的な流れになっていますが、他馬に関係なくペースを作るタイプの逃げ馬がいなければ、基本はスローからのL3最速となり、トップスピードの高さと持続力が強く求められるレースになるといっていいでしょう。
前半はゆったりと進むことが多いので、基本的には先行馬が有利です。しかし、ここ2年のように、前半の追走スピードに自信がなくても後半だけなら質の高いものを持っている馬がフルに能力を発揮できるレース。
あまり脚質にこだわりすぎずに、後半勝負への適性が高い馬を狙うべきです。後半への適性に関しては、単純にトップスピードが高いだけでなく、それを長く使うことができなければなりません。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | ヒストリカル | 11番人気3着 |
17 | サトノアラジン | 5番人気2着 |
ラップ傾向がはっきりと出ているレースなので、非常に得意なレースです。
昨年は、サトノアラジンの単勝1点勝負で馬券的には負けましたが・・・。ただ、ヒストリカルにしてもサトノアラジンにしても、前半に関しては特筆できるものがなくても、長い直線を速く走るだけならば強い馬を狙っていくのが基本となります。
毎日王冠のポイント
特別登録がまだ出ていないので、今年に関してはなんとも言えません。
正式なものではないですが、G1馬はアエロリット・ケイアイノーテック・キセキの3頭が出走予定らしいですね。また、3歳馬からはステルヴィオ、4歳馬からはダイワキャグニー・サトノアーサーが出走予定とのこと。
この中だと、サトノアーサーはイメージ的には毎日王冠向きですね。前半でついていけないので、どうしても前には届かないタイプですが、これが届くのが毎日王冠だと思います。
どうやら今週末も天気が悪いようなので、重い馬場でもしっかりと末脚を使えるのも評価できます。
特注馬に関しては、特別登録が発表された後で改めて更新しようと思います。更新については、Twitterでお知らせします。
(以下、10/03(水)AM8:30追記)
火曜の競馬が終わり特別登録が行われたので、このタイミングで特注馬を指名します。
サトノアーサーも適性的には向いていますし、今週末も天気が悪いようならば本命候補ですが、もっと人気がない馬の中から後半だけの勝負に適性が高い馬がいます。
はっきり言って道中の追走スピードは無いです。それでも、溜めきった時には前が最後まで止まらない流れでも追い込める馬。毎日王冠にピッタリなタイプなので、当日も人気にならないようならこちらを狙ってもいいかもしれません。
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