2018オーシャンステークス過去レース・上がりラップ分析ページ

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 土曜の中山メインレースは、高松宮記念の最終ステップとなるオーシャンステークス。

 関東では今年最初の1400m以下の古馬芝重賞となります。となると当然、短距離路線の関東馬が揃います。近2年は関西馬が勝っていますが、過去10年のくくりでは関東馬が6勝と若干優勢です。

 レースレベルがそこまで高くないということもあり、お世辞にも高松宮記念に深いつながりがあるとは言えないのですが、2010年は勝ち馬キンシャサノキセキ(美浦・堀厩舎)が高松宮記念も制し春のスプリントチャンピオンになっています。

 今年の出走馬は10歳馬がなんと2頭(エポワス・スノードラゴン)。対照的に4歳牝馬も3頭(ジューヌエコール・リエノテソーロ・レーヌミノル)スタンバイと、幅広いメンバーで行われます。果たして中京への最終切符を手に入れるのはどの馬でしょうか!?

 以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、オーシャンステークスのポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

最速地点 最高速度 失速度合
08 L2 高速 失速
09 L3 高速 失速
10 L3 高速 失速
11 L2 高速 持続
12 L3 高速 失速
13 L2 低速 失速
14 L2 低速 持続
15 L3 高速 持続
16 L3 高速 失速
17 L2 高速 失速

(10,12は重、09,15は稍重)

(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)

 まず目につくのは失速戦の多さ。スタートから下りが続き、最後の1ハロンで一気に急坂を上る中山芝1200なので、当然の結果といえるでしょうか。

 しかし、近年は超失速(L1地点で1秒以上の落ち込み)がなくなっています。中山コースの形状を考えると、失速度合が少なくなっているという事実を重く見た方がいいかもしれません。

 08~10と12年は走破時計が8秒台後半~9秒台とかなりかかっています。馬場が悪い状態でのレースが多かったからですが、前半3ハロンは33秒台(08年だけ34.1)と良馬場平均とあまり変わりません。

 馬場が悪くても前半のスピードに影響はさほどない、というのはどの条件でも通用するセオリーですので覚えていて損はありません。

 ここまでの考察から、良馬場で時計の出る軽い馬場であれば、逆にL1での失速はさほど大きくないというのがオーシャンステークスの真実なのかもしれませんね。

 当然、先行争いの激しさを考慮する必要はありますが。逃げ馬がどれだけ揃っているか、その中でハナが絶対の馬がいるのかどうかを見極める必要があります。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 ワキノブレイブ 6番人気13着
17 コスモドーム 9番人気7着

 どうしても中山1200は最後にスピードが落ちる、という意識が強すぎて外れている印象ですね。上述した傾向を今年は強く意識して予想を組み立てる必要がありそうです。

オーシャンステークスのポイント

 アルティマブラッドナックビーナスネロラインスピリットが1列目・2列目候補。

 枠順によって展開は変わるでしょうが、この中ならネロがハナを取る可能性が一番高そうですね。アルティマブラッドは逃げたことは一度もありませんし、ナックビーナス・ラインスピリットはスローに落とし込んで鋭い脚を使う現代的なスプリンター。

 ネロがハナですんなり馬順が決まれば、比較的ペースは落ち着きそう。鞍上が初騎乗のミナリク騎手で様子を見ながらでしょうし、ミナリク騎手は先週土曜のメインレース・アクアマリンステークスで逃げ馬に競りかけていって失速しています。無理なレースはしないでしょう。

 となると、ペースは比較的落ち着きそう。さすがに33秒台には入ってくるとは思いますが、場合によっては34秒前後の緩い流れになる可能性も否定できません。

 緩むのであれば先行できてL2高速持続戦に強い馬が絶対的に有利。1番人気の可能性がある馬をあげるのはどうかとも思いますが、現時点での特注馬はこの馬にせざるをえませんね。

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