2018大阪杯過去レース・上がりラップ分析ページ

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 2018年4月1日の阪神競馬場メインレースは、春の古馬三冠初戦となる大阪杯です!

 2017年からG1に昇格した大阪杯ですが、その昇格初年度はキタサンブラックが王者の貫禄を示すレースで初代チャンピオンになりました。G1全制覇に近い武豊騎手は、G1が2つ増えたにも関わらず(もう1つはホープフルステークス)、いきなりこのタイトルをゲット。人馬ともさすがの一言というべきレースでした。

 今年はサトノダイヤモンドに、ハイレベル世代である4歳馬が大挙して挑みかかるという構図。前走金鯱賞で復活の兆しをみせたサトノダイヤモンドですが、その金鯱賞で僚馬サトノノブレスごと破ってみせたスワーヴリチャードが人気の中心でしょう。

 それに加え、皐月賞馬アルアイン・マイルチャンピオンシップ勝ち馬ペルシアンナイトの両G1馬に、中山記念勝ち馬ウインブライト、AJCCワンツーのダンビュライトミッキースワロー、3連勝で小倉大賞典を制したトリオンフと4歳馬は強力なメンバーです。

 対する古馬勢はサトノダイヤモンド以外にもシュヴァルグランゴールドアクターと2頭のG1馬がスタンバイ。昨年3着のヤマカツエース、衰えをみせない8歳牝馬スマートレイアーとこちらも多彩なメンバー。勢いある4歳馬の挑戦を経験で跳ね返すことができるでしょうか?

 以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、大阪杯のポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

最速地点 最高速度 失速度合
08 L3 低速 超持続
09 L2 高速 持続
10 L3 低速 失速
11 L3 高速 失速
12 L2 高速 超失速
13 L2 超高速 失速
14 L3 低速 失速
15 L2 超低速 失速
16 L2 超高速 持続
17 L2 低速 持続

(15は不良、12は稍重)

(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速、12.0~は超低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)

 おおまかに分けると2つのパターンに絞れます(15年は不良馬場のため除外)。

 赤で塗ったパターンは向正面から3コーナーにかけての中盤で、ペースが緩んだレースです。ここでペースが緩むとL2最速の瞬発力勝負になります。L3~L2にかけての加速度が大きくなり、一瞬の切れ味に長けた馬が好走しやすくなります。

 また、L2地点で一気に加速するので、終いは少し苦しくなる傾向があります。

 青のパターンは道中でペースが緩みことなく、12秒前後で淡々とレースが流れています。昨年のキタサンブラックは11.8-11.7-11.6-12.0でL2最速戦でしたが、これは上手くマルターズアポジーをつついて4コーナーまで進めたという個別要因が大きそう。この手のパターンですと、基本的には下り坂かつ疑似的な直線であるL3地点が最速となります。

 こちらのパターンはロングスパート戦に近く、瞬間の反応よりも長く11秒台後半の脚を使う能力が試されます。ゴール前のスピードの落ち込みも赤のパターンよりは小さいです。

 2つのパターンは、前半のペースと道中の緩み(赤のパターンは道中で12.5以上の遅い区間が必ず発生しています)で決まるので、前半がどれくらい速くなるか、途中から動き出したい馬がいるかどうかを予測する必要があるでしょう。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 ヌーヴォレコルト 3番人気6着
17 サクラアンプルール 9番人気13着

 16年はキタサンブラックが落として逃げるとは思わず、完全にアテが外れて空振り。

 17年はヤマカツエースやステファノスをキタサンブラックのヒモに据えようと思っていましたが、人気をみて欲がくらみサクラアンプルールから。結果はご存知の通りです・・・。

大阪杯のポイント

 登録馬の中にマルターズアポジーがいますが、大阪杯は回避して同日のダービー卿チャレンジトロフィーに回るそうです。

 マルターズアポジーが出ないのであれば、逃げるのはヤマカツライデンになるでしょう。同厩ヤマカツエース(馬主さんは違います。親子ですが)のサポートに回るのでしょうか。ヤマカツエース自体はそれほどハイペースにしたいという馬ではないので、変に流れを速くすることはないでしょうが。

 もう1頭ラビット的な立場になるサトノノブレスもいますが、ヤマカツライデン自体が逃げてこその馬ですし、金鯱賞もドスローでしたので、やりあうことはないでしょう。

 後続も無理やり動きそうな馬は見当たらないので、中盤は落ち着く可能性の方が高いと思います。そうなると上の赤のパターンになる確率の方が高いということ。

 特注馬は小回りでのL2最速戦での好走が続いている馬にします。こなさなければならない課題は多いですが、人気も手ごろなものになるでしょうしL2最速戦ならばチャンスはあります。

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 明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。

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