2018年7月8日の中京競馬場メインレースは、夏のダート短距離重賞・G3プロキオンステークスです!
JRAで行われるダート短距離重賞(1400m以下)は、根岸ステークス・カペラステークスとプロキオンステークスの3つ。根岸とカペラは冬の重賞ですので、貴重な時期のダート短距離重賞です。
交流重賞はダート短距離重賞が多く設定されていますが、枠の関係からJRAの強豪ダート馬でも満足にレースが使えません。そのため、このプロキオンステークスにはメンバーが集まりやすく、中京移設初年度のトシキャンディを除く勝ち馬はすべて、G1での好走実績があった、またはこのあとG1で好走した馬ばかりとなっています。
今年は連覇を狙うキングズガードと実績最上位インカンテーションの古豪2騎に、サクセスエナジー・マテラスカイの4歳新興勢力が挑む構図になりました。他にもテンの速い馬が多く、レベルの高いダート短距離戦になりそうです。
以下、中京コース改修後の2012年以降過去6年の上がり傾向、私の過去予想、プロキオンステークスのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
12 | L3 | 高速(11.5) | 超失速(2.1) |
13 | L4 | 高速(11.5) | 超失速(1.0) |
14 | L4 | 高速(11.8) | 持続(0.5) |
15 | L2 | 超高速(11.4) | 失速(0.8) |
16 | L4 | 超高速(11.3) | 超失速(1.6) |
17 | L4 | 高速(11.8) | 失速(0.6) |
(14,16は稍重)
(最高速度:~11.4は超高速、11.5~11.9は高速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
中京ダート1400コースは芝スタートとなります。そこから2ハロンは上りますが、3ハロン目からは直線まで下りがずっと続きます。
そのため、テンの勢いがつきやすい上に一番速くなる2ハロン目が上りなので、前半のペースは見た目以上にきつくなります。さらに、3ハロン目からは下りが続くので、息つく暇なく直線の坂を迎えることになります。
ベストウォーリアが連覇した14,15年辺りでは、L3で一旦緩んで直線再加速するラップもあったのですが、ここ2年はテンが速く残り1ハロンまで一気に走りきる流れになっています。今年も先行馬が多く、激流になる可能性が高そうですね。
スポンサーリンク
過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | グレープブランデー | 8番人気5着 |
17 | キングズガード | 5番人気1着 |
昨年のキングズガードは、藤岡佑介騎手の好騎乗のおかげでアタマまで突き抜けました。近走は交流重賞での惜敗が続きますが、本領発揮できる条件はやはり中央の広くて軽いコース。今年もかなり有力だと思います。
プロキオンステークスのポイント
なんとしてもハナを切りたいドリームキラリに、サイタスリーレッド・ブラゾンドゥリスといったおなじみの先行勢。さらには、ダート転戦後好調が続くウインムートに、ナムラミラクル・ドライヴナイト、そしてマテラスカイも当然好位を狙います。
かなり前半から厳しいレースになりそうで、直線の上り坂を越えてからのバテ合いの可能性が極めて高いです。
キングズガードは、展開は向きますがテンのスピード自体は要求されたくない馬です。昨年も離れた後方でやりすごしたのがよかったので、今年も無理についていかない選択肢が取れれば当然有力です。
特注馬は、穴っぽいところを指名します。2走前はフロックというか、完全にハマった感じでしたが、前走の内容から今期の好調ぶりがうかがえます。前半がある程度速くても対応できるタイプなので、一発を期待したいです。
特注馬は[最強]競馬ブログランキングへ