2018年7月29日の札幌競馬場メインレースは、北の女王決定戦・G3クイーンステークスです!
過去10年でピックアップすると、函館競馬場開催だった2013年のアイムユアーズ以外は、3歳馬もしくは5,6歳馬の活躍が目立ち、4歳馬の勝利はありません。それ以前は4歳馬が連勝しているように、たまたまかもしれませんが、特に秋の3冠目を目指す3歳馬の活躍には注目です。
今年は11頭立てと少し寂しいですが、重賞連対経験のある3歳馬2頭(ツヅミモン・リバティハイツ)が出走します。一方、最近不振の4歳馬はソウルスターリングとディアドラのG1馬2頭という豪華な布陣。4歳馬の連敗を10で止めることができるでしょうか。
以下、函館開催の2013年を除く過去10年の上がり傾向、私の過去予想、クイーンステークスのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L2 | 低速(11.5) | 失速(0.7) |
09 | L3 | 低速(11.9) | 超持続(0.2) |
10 | L2 | 高速(11.2) | 失速(0.8) |
11 | L4 | 低速(11.9) | 持続(0.3) |
12 | L3 | 低速(11.6) | 超持続(0.2) |
14 | L4 | 低速(11.5) | 失速(0.7) |
15 | L2 | 低速(11.6) | 超持続(0.2) |
16 | L2 | 高速(11.2) | 持続(0.3) |
17 | L2 | 低速(11.5) | 持続(0.4) |
(13年は函館開催のため除外、すべて良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速)
小回りの中距離戦と牝馬限定戦をちょうどミックスしたような上がり要素になっています。
まず、最速地点はL2が優勢。小回り戦では向正面から速くなって、3,4コーナーと直線を惰性で走りきるレースが多いですが、持久力よりキレがある牝馬同士の1戦なので、4コーナー出口から直線入口にかけての瞬発力が問われます。
最高速度に関しては、洋芝の札幌ということもあり低速戦が中心となっています。高速上がりが計測されている10年と16年は、ともに前半1000mが1分を超えるスローペース。かなり遅いペースになれば、開幕週なので当然速い上がりを出す必要も出てきます。
失速度合については、持続戦が優勢となっています。最速地点の項では、牝馬戦らしい瞬発力が必要と書きましたが、L2地点で急加速するというよりは向正面からジワジワとスピードが上がって、直線入口で最高速が出てそのままなだれ込むといったレースが多くなっています。
同じ1800mの牝馬限定戦である中山牝馬ステークス・福島牝馬ステークスと比較すると、終いの坂がないこともありL1が楽になります。このことを示すように、ピエナビーナス・アイムユアーズ・メイショウスザンナと1200m出身の馬が複数勝っています。小回り戦にしては負荷の軽いレースです。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | メイショウスザンナ | 10番人気7着 |
17 | クロコスミア | 5番人気4着 |
17年はクロコスミアに大変お世話になりましたが、ここでも本命にしていました。別にクロコスミアが好きだから勝っているわけではなく、このレースの特徴である負荷の軽いL2最速戦は強いとの判断です。
ここでは、アエロリット・横山典弘騎手に完全にペースを支配されてしまいましたが、府中牝馬ステークス・エリザベス女王杯は読み通りL2高速戦で好走してくれました。
クイーンステークスのポイント
今年は11頭立てと少頭数でのレースとなり、展開もティーエスクライが単騎逃げで、スロー~超スローになる可能性が極めて高いです。
札幌の芝状態がわかりませんが、良馬場ならば今年はL2最速の高速上がり勝負になるでしょう。全く負荷がかからないレースになるかもしれません。
また、アイビスサマーダッシュの過去レース分析ではあえて書きませんでしたが、今週の両重賞は枠順が非常に重要です。
アイビスSDの陰に隠れていますが、クイーンステークスはかなり内枠が有利です。特に、開幕週開催になった近3年ですが、2番の馬がすべて連対(2連勝中)、1番の馬が2年連続で複勝圏内に入っています。
特に今年はドスロー濃厚ですので、先行できる馬が内枠に入れば激熱でしょう。
特注馬は、スローペースのL2最速戦がベストの馬を選びました。まだ完全に信用が回復したわけではありませんが、スタートが決まりさえすれば、L2最速戦濃厚のここはチャンスでしょう。
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