2018年9月16日の阪神競馬場メインレースは、秋華賞に向けた最大のトライアルレース・G2ローズステークスです!
紫苑ステークスが重賞格上げ以来、その重要度が薄まったローズステークスですが、それでも関西圏で行われるG2ということで、秋華賞へ出走予定の世代トップクラスの馬が集まりやすい重賞です。
外回り1800と内回り2000の違いから、過去10年でローズステークス→秋華賞を連勝した馬は3冠牝馬ジェンティルドンナのみ。しかし、このレースを最後に引退した16年シンハライトを除くと、軒並み古馬になってからも牝馬のトップクラスで戦っている馬達が勝ち馬の欄にズラリと並んでいます。
しかし、今年は例年とは少し違った形のローズステークスになりそうです。3歳世代はアーモンドアイを頂点として、リリーノーブル・ラッキーライラックがトップランク。春二冠で掲示板に乗ったのがこの3頭と、桜花賞4着トーセンブレス・オークス4着レッドサクヤ・桜花賞オークスともに5着のマウレアですが、今回ローズステークスに出走予定なのはトーセンブレスのみ。
ローズステークスで人気になりそうなのは、その下のグループにいるカンタービレ・サトノワルキューレ・フィフニティやクラシック不出走組のサラキア・ゴージャスランチです。
最有力馬の調整舞台でもあったローズステークスですが、今年はトップクラスへの挑戦権を得るための戦いになりそうです。
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、ローズステークスのポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
08 | L2 | 低速(11.7) | 失速(0.6) |
09 | L4 | 高速(11.4) | 失速(0.8) |
10 | L2 | 高速(11.0) | 失速(0.7) |
11 | L2 | 超高速(10.9) | 超失速(1.1) |
12 | L2 | 超高速(10.4) | 超失速(1.2) |
13 | L4 | 低速(11.9) | 超失速(1.3) |
14 | L2 | 高速(11.1) | 失速(0.6) |
15 | L3 | 高速(11.2) | 超失速(1.0) |
16 | L2 | 超高速(10.9) | 超失速(1.1) |
17 | L2 | 高速(11.3) | 失速(0.7) |
(08,13,16年は重馬場、残りは良馬場)
(最高速度:~10.9は超高速、11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)
一言でまとめるなら、牝馬限定戦らしいL2での切れ味勝負です。1800m=9Fなので序盤・中盤・終盤3Fずつで分けてみると、中盤の3Fの落ち込みが大きくL3からスピードが上がり始めてL2で急加速。L1では一気に加速した分と最後の坂で失速するというラップが基本線となります。
ただし、フルゲート近い頭数でのレースとなると中盤が緩まないケースもちらほら。昨年は34.6-36.0-34.9と中盤が緩くなっているとはいえ、極端な中緩みにはなっていません。また、15年は35.1-35.2-34.9、13年は34.6-35.3-37.6(重馬場)と淀みのない展開になる場合もあります。夏のローカルで先行して勝ち上がった馬が多数出走する場合もあるので、メンバーの脚質には注意が必要です。
脚質に関しては、有利不利はあまりありません。末脚をしっかりと引き出せるタイプが強いので、平均よりは道中二桁順位で走っている馬が届きやすいレースとなっています。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
16 | シンハライト | 1番人気1着 |
17 | ファンディーナ | 1番人気6着 |
私らしくない2年連続1番人気からとなっています。基本的にクラシック上位のディープ産駒買ってりゃいいでしょ、というスタンスです。
ファンディーナに関しては、春がピークだったとしか言いようがないです。過大評価もあったとはいえ、秋以降は春でみせたラップの踏み方もできませんでした。
ローズステークスのポイント
先行馬なら中盤で息を入れて、L2の瞬発力で出し抜ける馬。差し・追込ならL2で高速上がりを求められながらも最後まで脚を伸ばせる高速持続力タイプが狙いとなります。
これを満たすのは、だいたいディープインパクト産駒なんですよね。人気薄3頭しか出走していなかった14年以外は、ディープインパクト産駒が連対を続けています。
というわけで、特注馬もディープインパクト産駒から。今年は10頭も登録しているので、そりゃ1頭は来るでしょという感じではありますが。
単純に末脚の破壊力が一番高い馬を選びましたが、案外人気しなさそうなんですよね。普通に2~3番人気だと思っていましたが、単勝10倍前後になりそうでなかなかおいしい馬券になるかもしれません(タイプ的に複勝系の馬券が売れそうですが)。
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