2018札幌2歳ステークス過去レース・上がりラップ分析ページ

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 2018年9月1日の札幌競馬場メインレースは、クラシックにつながる世代最初の中距離重賞・G3札幌2歳ステークスです!

 1800mで行われるようになった1997年から、ダービーにつながる最初の1歩となっています。2000年ジャングルポケット・2008年ロジユニヴァースと2頭のダービー馬を輩出しています。さらには、2005年アドマイヤムーン・2013年レッドリヴェールもG1馬になりましたし、2002年サクラプレジデントは皐月賞2着。1800mという距離もあり、クラシックを狙う素質馬が集まりやすいレースです。

 ただし、2012年に北海道開催が短縮され、9月末~10月頭→8月末~9月頭に1か月開催時期が前倒しになってからは、活躍馬が出にくくなっています。その中でもレッドリヴェールを輩出したのはさすがですが、昨年の勝ち馬ロックディスタウンも尻すぼみに。

 より早熟性が必要となったことで、これからクラシックとは直結しないレースになっていくかもしれません。

 今年はウィクトーリア・クラージュゲリエ辺りの良血馬に、ラフィアン軍団の岡田総帥が絶賛するホッカイドウ競馬のナイママが挑む構図になりそうです。来年につながるレースになることを期待します。

 以下、函館代替開催だった2013年を除く過去10年の上がり傾向、私の過去予想、札幌2歳ステークスのポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

最速地点 最高速度 失速度合
08 L4 超低速(12.0) 持続(0.5)
09 L1 低速(11.6) 超持続(0)
10 L2 低速(11.9) 超持続(0.2)
11 L2 低速(11.6) 失速(0.7)
12 L1 高速(11.3) 超持続(0)
14 L3 超低速(12.1) 超持続(0.2)
15 L4 超低速(12.1) 超持続(0.2)
16 L2 低速(11.8) 持続(0.4)
17 L2 低速(11.9) 持続(0.5)

(13年は函館競馬場で代替開催のため省略)

(08年~11年は9月末~10月頭開催)

(11,15は稍重、残りは良馬場)

 低速・持続がほとんどを占めるように、トップスピードの高さや瞬発力ではなく、12秒前後の脚を長く使い続ける能力が試されるレースです。

 クラシックと微妙に噛み合わなくなっているのは、特にトップスピードを問われやすいダービーと真逆の適性が問われるレースになっているからと言えそうです。

 レース全体のペースとしては、前半の方が1秒弱遅いややスローのレースが多いです。12年の48.5-12.5-47.5が、バランスとしては一番スロー寄り。近年はすべて、前半が後半よりも1秒未満遅い流れになっています。

 最終週の開催なので、タフで時計がかかりやすい馬場での1戦。近4年の上がりハロンを並べてみると、

 14:12.2-12.1-12.2-12.3
 15:12.1-12.4-12.1-12.3
 16:12.3-12.0-11.8-12.2
 17:12.4-12.3-11.9-12.4

 12秒台が4ハロン続くラップとなっています。

 前半のペースが速いわけではないため、超スローの新馬戦勝ち直後でも通用するレースではありますが、直線の瞬発力やトップスピードに特化した勝ち方だと微妙です。やはり、長い脚を使ったレースをしている馬が穴として狙いやすいでしょう。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 アドマイヤウイナー 7番人気3着
17 コスモインザハート 8番人気5着

 スローの瞬発力勝負になりやすい2歳戦としては、特殊な流れのレースです。

 そのため、穴馬としてそこそこ走る馬は見つけやすいのですが、勝ち切るまでの馬を狙いきれていないのが課題です。

 1~3番人気が全部消えることもありますが(近年だと14年・16年)、穴馬の頭は少ないレース。上位人気馬に力技で1着を取られるケースが多いので、穴馬を見つけたとして適性外と思われる上位人気馬をどう評価するかが重要です。

札幌2歳ステークスのポイント

 かなり昔は、1800ではなく1200の新馬・未勝利で勝ち上がってきた馬が穴になったりしていました。しかし、近年は中距離の新馬戦が増えたこともあり、最低でも1500m以上で好走経験がないとダメなレースになっています。まあ、最近は1200の新馬勝ちから札幌2歳ステークスを選択する馬自体が少ないですが。

 人気になるウィクトーリアの新馬戦は、ペースが遅すぎず、しかもL1最速戦とラストまで脚を残しての勝利でした。ラップ的な質は高く、もまれる競馬が大丈夫なら信頼度は高そうです。

 逆にクラージュゲリエの方は、3ハロン目に14.7が計測される超々スローのレースだったので、素質はさておき札幌2歳ステークスとなると不安が残ります。これを切って勝負するのが面白いでしょうか。

 特注馬は、札幌2歳ステークスと同じような12秒前後を延々と刻むレースで勝ち上がった馬にします。実は特注馬以外にもう1頭面白そうな馬がいるので、どちらかを本命にすることになりそうです。どちらも下から数えた方が早いくらいの人気なので、過去レース映像をしっかりと観て最終的な判断しようと思っています。

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