2018サウジアラビアロイヤルカップ過去レース・上がりラップ分析ページ

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 2018年10月6日の東京競馬場メインレースは、歴史は浅いものの早くも出世レースとなっている2歳重賞・G3サウジアラビアロイヤルカップです!

 初回だけは、いちょうステークスとして行われていますが、重賞格上げしてから早くも5回目のレースを迎えました。

 過去の勝ち馬はクラリティスカイ・ブレイブスマッシュ・ブレスジャーニー・ダノンプレミアム。ブレスジャーニーはその後の故障で満足に2,3歳シーズンを戦えませんでしたが、クラリティスカイ・ダノンプレミアムはG1馬に。ブレイブスマッシュも日本では結果を残せなかったものの、今年移籍先のオーストラリアでG1馬になりました。

 また、昨年はダノンプレミアム→ステルヴィオと、世代の主軸を担う2頭で決着しました。関東で使いたい早期デビューの素質馬にとってはちょうどいい時期の開催で、これからもハイレベルなメンバーでの争いになることが期待されます。

 今年の注目は、間違いなくグランアレグリア。新馬戦のラップは、2歳夏のレースとしては史上最高クラスのもので、現状では2歳女王、そして来年のクラシックに一番近い存在と言っても過言ではありません。

 根っからの穴党ではありますが、グランアレグリアに対抗できる存在はここにはいないと思っているので、どうやって馬券を絞り込むのかが馬券上は重要になりそうです。

 以下、過去4年の上がり傾向、私の過去予想、サウジアラビアロイヤルカップのポイントとなります!

過去4年の上がりラップ傾向

 

年  最速地点  最高速度  失速度合 
14 L3 低速(11.5) 持続(0.4)
15 L3 高速(11.4) 失速(0.7)
16 L2 高速(11.1) 持続(0.5)
17 L3 低速(11.5) 超持続(0.2)

(16,17は稍重、14,15は良)

(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速)

 東京マイルの重賞はたくさんありますが、2歳重賞ならではのポイントは中盤が緩むことです。過去4年すべてで、L4地点が12秒台になっています。

 東京マイルのL4地点(残り800~600m)は、3コーナーの出口から4コーナーとカーブしている地点になります。古馬のレースで高速馬場だと、1600mを淀みなく走る形になることが多いですが、超スローにもなりやすい2歳の新馬戦を勝ちあがってきた馬が揃う2歳重賞では、途中どこかで息が入ります。東京競馬場のコース形態だと、向正面からの下り坂を越えて直線入口の上り坂に備えるという意味で、L4地点が緩みやすいのでしょう。

 L3地点が最速になるケースが多いことからも、直線に入るとすぐにトップスピードに切り替わります。長めのスパートになるとL1地点は苦しくなりがちですが、スパート直前のL4地点で一旦息を整えられるので、L1地点での失速幅もあまり大きくありません。

 純粋な瞬発力勝負というよりは、長く高速上がりを使えるトップスピード持続力が重要となってきます。

 今週の3重賞は、すべてトップスピード持続力が適性として一番大事になりますね。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 クライムメジャー 1番人気3着
17 シュバルツボンバー 5番人気5着

 昨年はシュバルツボンバー・コスモインザハートといった、ロングスパート戦で勝ち上がってきた馬を狙いましたがイマイチ。どちらも最後まで止まってはいませんでしたが、速度負けした印象です。

 持続力を示してきた馬を買うのが基本となりますが、道中緩まずに一貫したスピードで好走した馬よりは、緩急がついた流れで速い上がりを使ってきた馬の方がより適性的に合う、というのが昨年を踏まえた反省点です。

サウジアラビアロイヤルカップのポイント

 グランアレグリアの新馬戦は圧巻でした。47.9-45.7とスローでしたが、12.1-11.3-11.1-11.2とL3地点からスピードを上げて最後まで止まりませんでした。

 高速馬場であることを考慮しても、2歳の6月で1:33.6で走れたという事実も非常に重要で、新馬戦と同じ舞台のここでは負けられないところ。余談ですが、新馬戦で2着だったダノンファンタジーも水準を大きく超えるレベルで走っています。

 他のメンバーについては、適性的には向いている馬はいますが、グランアレグリアと比較するとどうしても劣ってしまいます。そのため、天候などの不確定要素が強く働かない限りは、グランアレグリア1着固定の馬券しか買わないつもりです。

 あとは、相手に適性・オッズ的に面白い馬がいるかどうか。特注馬はグランアレグリアの相手候補を指名します。これも人気がない馬というわけではないですが・・・。

 新馬戦は新潟にしては珍しい上がりラップの踏み方になっていて、その中でスパッと切れたというよりは長い直線でジワジワ伸びて勝ち上がっています。

 瞬発力はあまり問われないレースになるので、十分対応できそうですし、脚質的にも2,3着候補としては狙いやすいタイプの馬ではないでしょうか。

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