ついに年末のグランプリ、競馬の祭典・有馬記念が迫ってきました!
クリスマスイブに行われる有馬記念は2006年以来。その年の有馬記念はディープインパクトが有終の美を飾ったレースでした。
今年は現役最強馬キタサンブラックの引退レース。ディープインパクトにならいG1・7勝目を有馬記念で飾り、今年の年度代表馬と殿堂入りを確実なものにできるでしょうか。
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、有馬記念のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
07 | L2 | 低速 | 失速 |
08 | L2 | 低速 | 超失速 |
09 | L2 | 低速 | 低速 |
10 | L2 | 高速 | 失速 |
11 | L2 | 高速 | 超持続 |
12 | L2 | 低速 | 超持続 |
13 | L2 | 低速 | 持続 |
14 | L2 | 高速 | 失速 |
15 | L2 | 高速 | 失速 |
16 | L4 | 低速 | 持続 |
(07は稍重)
昨年以外は最速地点がL2になっていますが、これには少しからくりが。
私の上がり分析は4ハロンの最速地点や速度をみていますが、有馬記念の場合L5地点が最速になることがあります。具体的には08,12,13の3回がL5最速戦になっています。
また、07,11,16の3回もL5地点で11秒台に突入しており、過去10年中6回が残り1000からの勝負になっています。
有馬記念はコーナーを6つ回るレースで、スタート後にすぐ3コーナーが待ち構えている構造上、前半のペースはすぐに落ち着きやすいです。直線から1~2コーナーはかなりの上りになっているのでここもペースが上がりづらく、必然的に前半はゆったりと流れます。その分、下り地点であるL5の向正面でペースが早めに上がるという理屈でしょう。
ただし、L5地点でスピードが上がってからL4,L3地点の3~4コーナーでは一旦スピードが緩みます。内回りなのでコーナーでスピードを乗せづらいからです。そのため、上がり4ハロンで分析すると4コーナーから直線部分にかかるL2地点で再加速する形になります。
昨年は過去10年で唯一のL4最速戦ですが、残り1000mのラップは
11.8-11.7-12.1-11.7-12.1
となっており、やはり向正面から上がったスピードが一旦コーナーで落ち、直線で再加速する流れとなっています。
以上から、有馬記念はロングスパートからの直線再加速戦になりやすいと結論付けます。
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過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
15 | ゴールドアクター | 8番人気1着 |
16 | サトノダイヤモンド | 1番人気1着 |
2年連続で本命が勝っているのは予想的には満足できる結果ですが、馬券的にはいい思いをしていません。
15年は単複で十分な回収はありましたが、リアファル・キタサンブラックの3歳先行勢を大本線に馬連・3連複を買っており、2着のサウンズオブアースがヌケ。
16年はシュヴァルグランとの馬連ワイドが大本線で、単勝で元を取っただけの結果に。
今年こそは本線馬券をしっかりと握っていたいです・・・。
有馬記念のポイント
ステイゴールド産駒が勝ちまくっていた時期は、前半も13秒台に突入することが少なく比較的流れたレースの中での5ハロン勝負でしたので、差し・マクリ勢が上位を独占することが多かったですが、ここ3年は前半のペースがかなり落ち着くので、勝負ポイントの2周目向正面で先行集団にいた馬が上位を独占しています。
今年の登録メンバーも前半からガリガリと行く馬は皆無なので、逃げか2番手になるかはわかりませんが、実質的にはキタサンブラックがスローで競馬を作る流れになりそうです。
昨年はサトノダイヤモンドに最後に差されましたが、内容としては十分強い競馬だったので、今年も似たようなペースを作って、早めからじわっと動き、L2でラストスパートをかけるレースになりそう。
ロングスパートからの再加速戦に適性がある馬がもちろん狙い目となりますが、昨年以上に勝負どころでの切れが必要になると思われます。また、前半はともかく2周目向正面では先行集団にいないとアタマは厳しいでしょう。
先行馬の中で上がり適性の高い馬を中心視し、相手として差し馬を考えていくという順番になりそうです。
明日以降、注目馬を中心に出走予定馬の戦績を振り返っていきます。