2017ジャパンカップ枠順別全馬短評その3(7~8枠)

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ジャパンカップ全馬レビュー後編は、7・8枠の外枠勢の評価となります。

ここは伏兵が揃いました。どれも人気は低そうで、外枠も厳しい条件ですが、なんとか一つでも上の着順を狙ってほしいものです。

それでは、ジャパンカップの全馬短評第3弾、7枠~8枠のレビューです。

13番シャケトラ

トップスピードに物足りなさがあり、良馬場の東京は合わない

近3走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/10/29 天皇賞秋 東京 2000 11 15 L3 超低速 超失速
17/06/25 宝塚記念 阪神 2200 2 4 L3 低速 持続
17/04/30 天皇賞春 京都 3200 3 9 L3 低速 失速

(天皇賞秋は不良、宝塚記念は稍重)

シャケトラはオープン馬としては珍しいタイプで、低速戦で勝ち上がってきた馬です。新馬や境港特別は分類上は高速ですが、ラップをみると最速がどちらも11.4でトップスピードに自信がある馬ではありません。実際、唯一スローペースの上がりだけ勝負となった美濃特別では、3着と敗れています。

府中の良馬場ですと、このクラスのG1ならば11秒台前半が最低でも2ハロンは続くはずで、それだとトップスピードの高さで苦しくなってしまいそうです。有馬記念はタイプ的に面白そうですが、ジャパンカップで買いたいとは思いません。

14番アイダホ

高速馬場では苦戦しており、反応の鈍さも日本向きではなく・・・

近3走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/10/15 カナディアン国際 ウッドバイン 2400 4 不明
17/10/01 凱旋門賞 シャンティイ 2400 8 不明
17/08/26 ソードダンサーS サラトガ 2400 6 不明

(カナディアン国際、凱旋門賞は重)

凱旋門賞やキングジョージの映像は見直しましたが、反応があまり鋭くありません。勝負どころでおっつけおっつけになり、鋭く抜け出した上位馬に早めで離されますが、ラストで苦しくなったところでは踏ん張れるタイプという印象です。

ソードダンサーSは勝ちタイムが2:25.2と海外競馬では早いタイムのレースでしたが完敗。日本の馬場で対応できるタイプとは思えず、海外馬の中では一番苦しい立場にあると思います。

15番ワンアンドオンリー

大舞台でノリマジックがみられるか

近3走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/10/29 天皇賞秋 東京 2000 16 17 L3 超低速 超失速
17/10/08 毎日王冠 東京 1800 10 7 L2 超高速 超失速
17/07/23 中京記念 中京 1600 7 10 L3 高速 失速

(天皇賞秋は不良)

長いトンネルから抜け出せないですが、ここでも苦戦が予想されます。

一連のレースも様々な流れで、すべて後方からばてた馬を拾ってきただけの内容。毎日王冠は3着争いには食い込めたので、復活するなら直線だけの切れ勝負になった時かもしれません。

ダービー馬ですが、ダービーもL2高速失速戦で一瞬の切れ勝負だったので、ジャパンカップのより長い脚を使う必要があるレースだと難しそう。

鞍上込みでイチかバチかの逃げがあるかもしれないなぁ、なんて思っているのですが。

16番ヤマカツエース

使える脚が短いので、東京では手を出しづらい

近3走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/10/29 天皇賞秋 東京 2000 7 11 L3 超低速 超失速
17/08/20 札幌記念 札幌 2000 1 3 L2 低速 超持続
17/04/02 大阪杯 阪神 2000 4 3 L2 低速 持続

(天皇賞秋は不良)

重賞4勝は雨馬場だった福島記念を除くと、すべてL2高速持続戦。スローペースからギリギリまで脚を溜めて、ゴールまでトップスピードを持続させたい馬です。

府中では4戦してすべて二桁着順。前走は参考外としても、これだけ負けが込んでいるのは東京の長い直線のL3勝負が合っていない証拠でしょう。

こちらも直線が短くなる有馬記念では、展開次第で面白いところはありますが、ジャパンカップでは手を出したくありません。

17番ラストインパクト

大外枠は厳しいが、長くいい脚を使えるタイプだけに適性はあり

近3走ラップ

年月日 レース名 コース 距離 人気 着順 最速
地点
最高
速度
失速
度合
17/10/09 京都大賞典 京都 2400 10 6 L2 高速 持続
17/09/03 新潟記念 新潟 2000 13 16 L2 高速 失速
17/06/03 鳴尾記念 阪神 2000 6 8 L2 高速 失速

今年はダートを使ったりと迷走していましたが、2年前に2着したこの舞台には使ってきました。

今年の芝3戦はすべてL2最速戦。京都大賞典だけはロングスパート気味のレースでしたが、残りはギアチェンジ能力も必要となったレース。

ラストインパクトはエンジンのかかりは遅いですが、かかってしまえば最後まで脚を使える馬です。2年前のジャパンカップも実質L3最速戦であわやの競馬。重賞勝ちも金鯱賞や小倉大賞典はL5最速の超ロングスパート戦です。

スピードに乗せられればトップスピードの質はよく、前半はおとなしくしていて後半早めに勝負をかけるスタイルならまだ勝負になる可能性はあります。最近はそういった競馬をしていないので。

前走は逃げましたが、今回は大外枠で戸崎騎手なので、レースの流れに沿った競馬になりそう。前半スローで流れて、直線に入る前から動き始めれば持ち味が出せそうです。

枠が苦しいだけに穴候補筆頭までとは言いませんが、ヒモでは買ってみたい1頭です。

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