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過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
15 | L2 | 低速 | 持続 |
16 | L3 | 高速 | 失速 |
過去分析ページでも書きましたが、ジャパンカップのスタンダードな流れはL3高速失速戦。
直線の入り口から高いトップスピードを求められ、L2地点も高速。最後の200mで失速するレースになることが多いです。
今年は逃げ候補はギニョールとキタサンブラックですが、前走のようなアクシデントがなければキタサンブラックの方がテンは速いです。ギニョールの動きを見て、自ら逃げるか先に行かせるかを選ぶことになりそう。この2頭が逃げる形なら、ペースはどちらにしても遅くなるでしょう。
外の馬の奇襲逃げに関しては、ラストインパクトは前走逃げましたが、今回は大外枠ということもあり逃げまではなさそう。あとは、ワンアンドオンリー横山典弘の奇策は考えられますが、ハナさえ取れればペースは落としそうですし、どんな展開でも序盤はスローと考えられます。
動き出しに関しては、サトノクラウンの動きがポイント。トップスピード勝負には持ち込みたくないでしょうから、早めに動くことにはなるでしょうが、阪神内回りと東京では直線の長さがだいぶ違いますし、3コーナーから思い切ってという競馬はかなりのギャンブルです。4コーナー(L4地点から)じわっと動き出し、L3が最速。あとはどれだけ失速するかというレースが予想されます。
土曜の府中の馬場は、見た目はボロボロですが、最終週ということを考えれば時計自体はかなり速いです。最近のジャパンカップの中では一番といっていいほど軽そうで、道中スローならL1地点での落ち込みも例年より少なくなりそう。
L3高速失速~持続戦を念頭に、軽い上がりを持っている内枠の先行馬を狙いたいです。
予想【自信度A】
◎08ソウルスターリング
〇04キタサンブラック
▲02レイデオロ
☆05サウンズオブアース
△01シュヴァルグラン
穴10ブームタイム
穴17ラストインパクト
単勝8 (50%)
3連単4,8→2,4,5,8→1,2,4,5,8,10,17 (1%×30)
3連単4,8→2,4,5,8→2,4,5,8 (1%×12)
3連単4,8→2,4,8→2,4,8 (2%×4)
◎08ソウルスターリング
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オークスと毎日王冠の違いはトップスピードの乗せ方。
オークスは11.6-11.3-11.2-11.6とL3,L2地点が高速ですが、その前のL4地点からペースが速くなり、ギアチェンジ力というより長くいい脚を使う必要があったレース。
モズカッチャンに並ばれましたが、L1地点での持続力に差があり、再度突き放す競馬となりました。軽い馬場でトップスピードに無理なく乗せられれば最後まで速い脚を使えます。
毎日王冠は12.1-11.1-10.7-11.7とL3で急加速し、L2地点は超高速に突入。一気に脚を使った分、L1地点ではスピードを大きく落としています。長く脚を使うというよりは、一瞬の切れ味が求められ、こういったレースはあまり得意ではありません。
今回のジャパンカップは序盤はスローで、早めにレースが動き出す展開が想定されます。オークスのレースに近くなりそうで、久しぶりにこの馬の全能力が発揮される舞台といえます。
オークスは終いの部分だけはかなりハイレベルなレースで、レベルとしては古馬と混じっても十分に通用すると考えられますので、キタサンブラックマークで序盤を上手くやり過ごせば、残り200でキタサンブラックに襲い掛かるシーンが期待できそうです。
◯04キタサンブラック
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枠の並びが良く、ゲートのアクシデントさえなければ大崩れはないと思います。
少し心配なのは、馬場が昨年より相当軽く、求められるトップスピードが高くなりそうなこと。16京都大賞典がいいレースなのですが、スローからL4で動き出し、11.9-11.1-11.1-11.5とL3高速持続戦。辛くも押し切りましたが、アドマイヤデウスに際どいところまで詰め寄られました。できればもう少し終いは止まるくらいの方が、他馬の脚を削ぎ落すことができるのでベターです。
その点でソウルスターリングがかなりの強敵だと思うので、対抗評価にとどめました。
▲02レイデオロ
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馬場が軽いのはいいと思うのですが、内枠が不安です。
ゲートの出自体はよくない馬で、その後のダッシュ力で追いつきたいところですが、すぐ外の2枠がどちらも逃げタイプで序盤で前目の位置を取りきれない可能性があります。
神戸新聞杯が先行からのL3高速持続戦で快勝でしたので、適性面は文句ないですが少し評価を落とした形になりました。
☆05サウンズオブアース
昨年2着ということもありますが、高速馬場で600mをすべて高速で走りきる可能性も出てきたので評価を上げました。
16日経賞や15京都大賞典のように、ラスト3ハロンがすべて11秒前後となるスローからのトップスピード勝負は得意。脚が分散されると脆さもありますが、残り600だけの競馬となれば、トップスピードの高さ・持続力ともに現役上位のものがあります。
インコースで我慢して、直線で上手く進路を取ることができれば上位食い込みのチャンスも。
△は安定のシュヴァルグランに、高速ロングスパートで良績があるブームタイムとラストインパクト。3着ヒモなので、この辺が突っ込んでくれると一気に物凄い配当になってくれますが・・・。