日曜京都最終レースとして短距離重賞・京阪杯が行われます。
ジャパンカップ後の重賞レースとして開催されるようになって、今年で4年目。だいぶこの日程にも慣れてきましたね。
今年の短距離G1は終わっており、次の大目標まで遠い中のレース。阪神Cに行く馬もいるかもしれませんが、ここで全力投球して賞金加算をもくろんでいる馬が多いでしょう。
京都の馬場は10月11月と雨に祟られたため、だいぶ悪くなっておりタフなレースになりそうな予感です。
以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、京阪杯のポイントとなります!
過去10年の上がりラップ傾向
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
07 | L4 | 超高速 | 超失速 |
08 | L3 | 超高速 | 失速 |
09 | L4 | 超高速 | 超失速 |
10 | L4 | 高速 | 持続 |
11 | L4 | 高速 | 持続 |
12 | L2 | 高速 | 超持続 |
13 | L3 | 超高速 | 失速 |
14 | L3 | 高速 | 失速 |
15 | L4 | 超高速 | 持続 |
16 | L4 | 高速 | 超失速 |
(16は重)
昨年はかなり重い馬場で34.1-36.2=1:10.3というダート並みの時計。しかもネロがぶっちぎってのもので、2着以降は1分11秒を超えているので参考外の馬場状態です。
4ハロンで分析すると1200のレースはどうしてもL4最速戦になりがち。短距離だろうが長距離だろうが、どのレースもスタート後の2ハロン目はダッシュがつき速くなりますが、1200の場合はそのままゴールまで勢いを殺さずにワンペースで走りきることが多いからです。
例えば中山開催のスプリンターズSは過去9年で8度L4最速戦と、ほぼスタートの勢いからゴールまで踏ん張るレースになっています(スプリンターズSの詳細はこちらをご覧ください)
そういう1200の一般的な特徴を踏まえると、このレースは一度緩んで再加速戦になるレースが多いといえます。L3最速戦が3度にL2最速戦も1度。さらにL4最速戦6回のうち、2度はL4とL2が同じラップとなっています(07,11の2回。07:10.9-11.2-10.9-12.0のようにL3で一度緩んでいるという意味)。
京都コースはスタート後一番速くなる2ハロン目が上りで、3ハロン目(L4)が下り。本来なら下りで勢いがつくというのが普通の考え方ですが、テンの争いで速くなる2ハロン目が上っているためオーバーペースを恐れて下りで1回スピードが緩むということなのでしょう。
この辺の考察はやればやるほど深みみはまって面白いのですが、馬券を的中させるためにはまずは傾向を知っておいて、それを活かすことが大事。一旦緩みやすいので、1200としては前半要素の重要性が低く、後半要素、つまり上がりの速さと持続力が必要となるレースです。
特に、これも1200戦としてはという前置きつきですが、持続戦が現れることもちらほらあるので、末脚の持続力がある馬、持続戦で好走実績がある馬には要注意です。
(参考までにJRA掲載の京都競馬場のコース図のURLを下記に貼っておきます)
http://www.jra.go.jp/facilities/race/kyoto/course/index.html
過去の予想結果
年 | 本命馬 | 結果 |
15 | ケン | |
16 | アースソニック | 10番人気3着 |
15はビッグアーサーがどうしても切れなくて、結果的に馬券は買っていません。そして、ビッグアーサーが負けるという・・・
16は雨がひどかったので、重馬場適性のみでアースソニックを買って複勝は当たったのですが、同着で全くおいしくない配当になってしまいました。
京阪杯のポイント
09プレミアムボックス以外は勝ち馬はすべて逃げ・先行馬。緩みやすいレースということもあり、先行馬がかなり有利です。
先行馬の中で、スロー適性と上がりの持続力に長けた馬を買うのが一番無難です。
もちろん、展開によっては後ろが届くこともあるので、逃げ候補のチェックはしっかりと行う必要があります。今年は内が少し悪そうなので、逃げるよりは2番手の外につけられる馬の方が若干買いやすいかも、と思っています。