2017/11/18東京11R東京スポーツ杯2歳S予想【自信度S】

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過去レース分析・コースの特徴

最速地点 最高速度 失速度合
15 L2 超高速 持続
16 L2 高速 失速

東京スポーツ杯2歳Sの過去分析ページはこちら

ワグネリアンとルーカスの出走により、結果的に7頭立てと寂しい競走に。

展開は最内コスモイグナーツが逃げるのがほぼ確実で、ここ2戦の逃げ方からもかなりのスローになりそうです。頭数が少なく馬群も固まるでしょうし、ドスローで直線まで向いてそこからのトップスピード勝負になるでしょう。仕掛けどころがかなり遅そうでL2超高速持続戦(15年と同じ)くらいの究極の2ハロン勝負になりそう。

ドスローしか経験してない馬でもなんとかなるでしょうし、上がりの速さだけに着目します。

予想【自信度S】

◎03ワグネリアン
◯07ルーカス
▲02ゴールドギア

3連複2-3-7 (100%)

◎03ワグネリアン

終いだけの勝負ならワグネリアンを評価しないわけにはいきません。

デビュー戦は67.0-57.7と超をいくつつければいいかわからないくらいのスローペース。ラスト4ハロンは12.4-11.2-10.9-11.0というもので、まさに直線勝負。接戦にはなりましたが、2着馬ヘンリーバローズは未勝利戦を楽勝しましたしかなりレベルは高かったといえます。

野路菊Sは新馬ほどではないものの、62.7-46.6とはっきりスロー。中団後ろからの競馬で、12.1-11.5-11.4-11.6の中間速が3ハロン続く持続力勝負となり、これを快勝。

トップスピードの高さもそうですが、デビューから2戦超持続戦を連勝しており、末脚の持続力はかなりのものがあります。前半の追走力に課題はありますが、東スポ杯に関しては前半要素は問われないので素直に本命。

◯07ルーカス

デビュー戦は63.0-47.6とやはりスロー。後方からの競馬になりましたが、早めに進出を開始し直線では先行馬を見る形に。12.6-11.9-11.4-11.7と重目だったこの日の札幌の馬場を考えると、なかなかのスピードが出ているレース。先頭、2番手を追走した馬が粘る中ラストの伸びでねじ伏せました。3着馬から6着馬はこの後勝ち上がっており、4着マイハートビートと5着ゴーフォザサミットはすでに500万条件も突破。かなりハイレベルなメンバーでした。

こちらも序盤の入り方にはまだまだ難がありそうですが、東スポ杯なら問題なし。決め手・持続力ともに高いレベルにありそうで、こちらも切るわけにはいきませんでした。ワグネリアンとの上下関係は微妙ですが、単純に10秒台を出して走ったことのあるワグネリアンを上位にとりました。

▲02ゴールドギア

このレース最大の焦点であるワグネリアンとルーカス以外のもう1頭ですが、これもすんなりゴールドギアで決まりました。

デビュー戦は東京マイルで48.5-47.4のスローペース。序盤は後方の位置取りになりましたが、中団につけて直線へ。12.9-11.7-11.2-11.6とL3地点で1秒以上の急加速をしてから、トップスピードを持続させるレースでしたが、外から差し切り。

レース自体のレベルは微妙だと思いますが、L2高速戦で勝ちあがっている馬はワグネリアン・ルーカスとこの馬だけ。特にアイビーS組のコスモイグナーツ・シャルルマーニュは高速戦で明らかに上がり負けしており、それらが2強の相手として人気になるならこちらだろうと。

上位2頭とは差があるのは確かで、3連単の3着付けと迷いましたが、2歳戦ということもあり万が一を考えて3連複1点にします。

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コメント

  1. 馬太郎 より:

    いつも楽しく拝見させていただいています。
    ちょっと気になることなんですが距離短縮や延長の場合は、例えば1200のハイペースで差しきった馬が1400で勝つにはやはりハイペースにならないとだめですかね?

    • yoshirosado より:

      馬太郎さん

      コメントありがとうございます!記念すべき初コメントを頂いて舞い上がっていますw

      ご質問いただいた件ですが、一般的には馬太郎さんのおっしゃる通りハイペースを差して勝った馬が、別の距離でも来るならハイペースの方が可能性は高いです。

      ただし、コース形態などで上がりの質が変わってくることがあるので、絶対にその通りと言い切れないところもあります。
      コメントいただいた1200と1400を例にとると、中山ダート1200でハイペースを差した馬が東京1400のハイペースで来るかと言われると微妙です。
      というのも、中山1200は下り坂が続くことで芝並みの前半から直線までなだれこみ、一気にラスト1ハロンで減速します。
      私の上がり分析要素で表すと、L4超高速超失速が中山1200のハイペースの典型です。
      一方、東京ダート1400ですと、ハイペースになっても緩やかなコーナーと長い直線によって仕掛けどころが後ろになることがあります。L2~L3低速失速戦のイメージです。
      このように上がりの質が競馬場・距離によって違ってくると、求められる適性にズレが出てくる場合があります。そういった際には同じハイペースでも走れなくなってしまう馬はいます。

      返答が長くなってしまいすいません・・・。
      G1シーズンが終わったら、競馬場ごとの上がりの質についても記事を書いていこうと思っておりますので、先になりますがそちらも拝見していただけると嬉しいです!

  2. 馬太郎 より:

    いきなりすいません。
    実は自分もラップを勉強し始めたのですが距離短縮や延長の扱いがわからないので教えて下さい❗

    • yoshirosado より:

      馬太郎さん

      いえいえ、ご質問ありがとうございます!
      距離短縮・延長については、私はざっくりと2つ意識しています。

      まずは、距離の分類です。
      私個人の分け方ですが、1200、1400~1600、1800~2200、2400以上とざっくりカテゴリーを分けて、カテゴリーが変わった時に距離短縮・延長したと判断します。
      特に1200は前半のポジション取りが終わるとすぐ仕掛けどころなので、他の距離とは違う特殊なレースととらえています。
      おおまかな分け方になっているのは、実は見かけの距離短縮・延長はあまり意味がないと思っているからです。その理由は下記の2つ目によるものです。

      2つ目がコース形態です。
      こちらが重要で、例えば同じ1400でも東京・阪神・京都・中京・新潟とコースが変わると、高低差やコーナー半径が変わってくることで、ラップに違いが出てきます。
      同じ距離でも流れが違うと求められる適性も異なってくるので、同距離で好走しているのにコースが変わって人気で凡走・・・なんてことが起きるのだと考えています。

      まずは、重賞やオープンクラスのレースだけでもいいので、ラップとコース図を横に置きながら、最速地点がどこで、ラストどれだけスピードが落ち込んでいるかを見てみるのがおすすめです。
      そうすると、違う競馬場・違う距離なのに似通った傾向があるところが見つかったりしますので。

      参考にしていただけますと幸いです!また、何かありましたらご質問・コメントいただけますと嬉しいです!

  3. 馬太郎 より:

    ありがとうございます。
    丁寧にコメントしていただき本当に有難うございます❗
    しかも遅い時間ですいませんでした。
    競馬場の形態などで変わるのはわかりましたが同じ場所ならやはり1200の前半が流れるハイペースと1400の前半が流れるハイペースは同じに考えても大丈夫ですか?
    それとペースも大事なんですがそうはタイムはきにしたほうがいいですか?

    • yoshirosado より:

      馬太郎さん

      同じコースなら1200ハイペース好走馬を1400ハイペースで買うのはありだと思います。
      個別に戦績を見て、1400のハイペースでイマイチな実績があったら消すなどの一工夫を加えればよりよいですね。

      走破タイムは重要な要素の一つです。
      芝1200で(同コース同条件だとして)33.0-35.0=1.08.0と34.0-36.0=1.10.0の2つのレースがあったとき、どちらも2秒のハイペースですが好走馬は変わってくることの方が多いです。
      軽い馬場が得意な馬、重い馬場が得意な馬というのは存在しますので。
      雨の降り具合はもちろん、良馬場でも開催の進み具合や、野芝・洋芝だったりエアレーション作業だったりの馬場の造りによって変わってくるので、そこにも敏感になった方がより予想の精度が上がりますよ!

      ラップ派は考えることが多くて面倒にも思えますが、それだけ奥が深いともいえます。
      私もまだまだ学ぶことがたくさんありますので、一緒にラップの勉強をしていきましょう!

  4. 馬太郎 より:

    有難うございます❗
    すごく分かりやすいです
    こちらこそ今後ともよろしくお願いします⤵

    • yoshirosado より:

      馬太郎さん

      分かりやすいと言っていただいて、非常に嬉しいです!
      また気軽に質問してください~