過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
17 | L3 | 高速(11.4) | 失速(0.7) |
(17年より2000mでの施行、17年は良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0.6~0.9は失速)
想定上がり:L2低速持続
昨年のチャレンジカップ分析ページで阪神2000mのよくあるラップについて解説しましたが、ペースが落ち着きやすく4コーナーから直線の入口で最高速を迎えるレースになりやすい条件です。
今年は逃げ馬がたくさんいますが、マルターズアポジーがハナというのは既定路線。ゲートが抜群にいい馬なので、最内枠は最短距離を通せるという意味で素直に歓迎でしょう。
マウントゴールド・ロードヴァンドール・サイモンラムセスと、この条件にしては逃げ馬が揃いましたが、ロードヴァンドールは春はクラシックディスタンスを使い続けての休み明け、マウントゴールド・サイモンラムセスは逃げなくてもいいでしょうから、案外スンナリ隊列が決まる可能性が高いです。
最近は前半から速いペースを刻むことが多いマルターズアポジーですが、スロー逃げでの好走も多く、鞍上が福永騎手に乗り替わっていることからも前半は落ち着きそうな予感がします。
後半1000mでジワジワとスピードを上げていって、4コーナー出口で最速。加速力を問われるというより、中間速での持続力勝負になると想定します。スローの瞬発力勝負で強い馬を少し下げ、全体的に淀みないラップに強い馬を狙いたいです。
予想【自信度C】
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◯08レイエンダ
▲03ダンビュライト
★01マルターズアポジー
△09エアウィンザー
穴06ケントオー
馬連◎-1,3,6,8(1,3,8厚め)
3連複1頭軸◎-1,3,6,8,9-1,3,6,8,9(8厚め)
3連単◎→1,3,8→1,3,6,8,9
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瞬発力をさほど問われない2000m戦がベストの馬を本命にします。
前走は61.3-57.9と超スローでしたが、後半は11.8-11.7-11.2-11.4-11.8と分散した形で快勝でした。
2走前もスローで好走でしたがスロー限定の馬ではなく、3走前は59.5-59.3とミドルペースで、スタート直後の12.2が一番遅いキレイな平均ラップでした。相手が微妙だったとはいえ、3着以降に決定的な差をつけての1着でしたので、本質的には超スローよりはある程度流れた方がいいでしょう。
そういった意味では、今回は条件がすべて揃っています。枠もいいところですし、適性面で不満はないので能力差でどこまで人気馬が迫れるかという競馬になりそうです。
この馬自身もかなり地味ながら、だいぶ力をつけてきているのでチャンスありと見ます。
◯08レイエンダ
まだ完全に底を見せたわけではないですが、セントライト記念は時計・ラップ的には平凡。少し前との距離を取りすぎたとはいえ、ジェネラーレウーノには完敗でした。
おそらく、兄レイデオロと同じく長い直線でのトップスピード持続力を活かす形がベストでしょうが、2走前の松前特別が楽勝だったようにスローになればこのメンバーでも信頼が置けます。
エアウィンザーに比べれば適性の幅もありそうなので、1番人気ですが厚めに抑えます。
▲03ダンビュライト
本来であれば、中間速~低速のロングスパート戦で強く買いたいのがダンビュライト。AJCCの内容からも、瞬発力が問われない条件が良いのは明白です。
ただし、前走はゲートにも入れませんでしたし、宝塚記念は出が少し悪かったように父ルーラーシップの気の悪さが顕在化してきています。
ラップ適性というハード面だけの評価であれば当然本命なのですが、あまりにもソフト面で不安が大きすぎます。軸に据えるには躊躇したので、この評価となりました。
勝つ可能性が一番高いのはこの馬だと思います。ピンパーのどちらか。
その他の馬
マルターズアポジーは、今回はスローに落とせそうなのがポイント。ゴリゴリ逃げるイメージが強いですが、実は前半はコントロールしたいタイプ。この鞍上とは手が合っている気がします。高評価。
エアウィンザーは、これまでの戦績からは明らかに瞬発力に寄ったタイプに見えます。こちらも底を見せていないので3連系では渋々抑えますが、危ない人気馬を選ぶならこれ。
大穴候補はケントオー。トップスピードの高さは平凡ですが、ダラダラと脚を使い続けることは可能で、内をロスなく回って進路が空いたときは侮れません。単勝万馬券レベルの人気なので少し抑えます。