フローラステークスの過去レース・上がりラップ分析ページはこちら
過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L3 | 高速 | 失速 |
17 | L2 | 高速 | 失速 |
(16,17ともに良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速、失速度合:最速地点とL1の差が0.6~0.9は失速)
想定上がり:L3高速持続
Twitterで夕方に何度かつぶやきましたが、土曜の東京芝コースは異例ともいえる超高速馬場でした。5週G1が控える今開催の東京で、開幕週から馬場をしっかりと造っているのは珍しいです。今後への影響も注目ですが、ひとまずフローラステークスに関してはかなり速い馬場状態でのレースになるでしょう。
今までの傾向だけでは通用しない馬場状態です。基本的にスローでL2高速持続戦、ミドル~ハイでL3失速戦になるのがフローラステークス。しかし、今年は馬場が軽いので、少々ペースが上がっても最後まで脚がもちそうです。
これといった逃げ馬はいませんが、大外を引いたノームコアが内をめがけて積極的に競馬を進めるでしょう。オスカールビー以外の内枠馬はゲートに不安がある馬が多いので、外の馬が向正面に入った地点で前にずらっと並ぶ可能性もあります。
あまり引っ張って競馬をするタイプはいませんが、外から先行する馬が多いので、前半1000mは60秒前後とミドル~ややスローにはなりそうです。超高速馬場ですので、60秒ちょうどで入ったとすると、後半は59秒くらい。直線の入口から速くなって、最後までトップスピードをある程度持続させる形の競馬になると思います。
予想【自信度D】
◎[最強]競馬ブログランキングへ(40位前後にいます)
◯11カーサデルシエロ
▲05ノーブルカリナン
単勝◎,5,11
馬連BOX◎,5,11
ワイドBOX◎,5,11
3連複◎-5-11
スポンサーリンク
◎[最強]競馬ブログランキングへ(40位前後にいます)
出し切れさえすれば、長く11秒台前半の脚を使えそうな馬を本命にしました。
前走は、スタートこそ五分だったものの、内外の先行馬からのプレッシャーによりポジションを下げさせられてしまい、ほぼ最後方から。ジッと内を回って、直線に入ってから仕掛けを開始します。ところどころ狭くなるところはありましたが、エンジンがかかってからはいい伸び脚で上がり2位を記録しました。これまでは、4コーナー外からの競馬で脚を出し切りやすい形が多かったですが、馬群の中からでも長く脚を使えることが分かったのは好印象です。
勝ち上がりはスローの2000mで12.4-11.9-11.6-12.0というL2低速持続戦でしたが、未勝利時代にL3高速持続戦で好走歴があります。その競馬も、勝ち馬に出し抜かれる格好でしたが、L1地点でしぶとく迫っていたように、トップスピードを出し切りやすい馬場状態・ラップなら侮れません。
今回は内枠ですので、前回のスタートくらい出れば最低でも真ん中にはつけられそう。上位人気馬より一歩前で仕掛けての粘り込みを期待します。
◯11カーサデルシエロ
こちらは完全に未知の魅力を買う形。1戦1勝馬でデビュー戦の時計自体も平凡ですが、レース内容は見どころがあるものでした。
既走馬相手でもスタートをしっかりと決め、2列目のインでじっと直線を迎えます。そこからは、前がなかなか開かずに何度も追い出しを待たされる厳しい競馬でしたが、L1地点で進路がようやくクリアになると、1頭だけ脚を使って前を行く馬達を交わし切りました。
時計がかかる中京でのレースだったので、48.2-48.5のミドルペースで12.1-12.1-12.1-12.2と低速ロングスパート戦でしたが、この馬だけは明らかにL1最速の脚を使っています。足を余して勝ったように、数字以上の内容です。
2走目と高速馬場でさらなるパフォーマンス上昇となれば、面白い存在だと思います。
▲05ノーブルカリナン
こちらはゲートが不安定なので、危なっかしい面はありますが、この人気なら。
前走フラワーカップでも、ゲートは伸びあがるような形になってしまい最後方からの競馬。大外を回す形で追い込みますが、さすがに前2頭とは水を大きく開けられました。それでも、ノームコアとは僅差で、2着トーセンブレスは世代上位馬ですので、今回のメンバーならば実績も上位です。
実績という意味では、エルフィンステークスもなかなかの競馬です。スタートはこれも伸びあがる形でしたが、大外枠だった分立て直しが利いて先行集団へ。直線では一度外に持ち出しながら、先に抜けたトロワゼトワルの内を狙って良く伸びました。最後はレッドサクヤに外から交わされてしまったものの、長い脚は見せました。エルフィンSのメンバーも、レッドサクヤ・レッドランディーニ・トロワゼトワルと、それなりのレベルでのものです。
スタートさえ決められれば、スピードの持続力からも一発のチャンスは十分にあります。
その他有力馬
サラキアは、本来ならば能力は一番上だと思いますが、とにかくスタートを出てくれません。1番枠でスタートを決められれば最有力ですが、2戦の内容をみるにゲートには期待できないです。そうなると、最後方からの競馬になってしまいそうで、超高速馬場の今回では少し厳しいです。人気がもう少しなければ買ったのですが、難しいレースなので手を広げずに、当たった時のリターンを重視します。
外なら、オハナ・レッドベルローズ・ヴェロニカグレース・ノームコアが候補ですが、この辺りは内枠を引きたかったですね。ポジションがどれも中途半端になってしまいそうで、混戦のここで買いたい馬達より人気なので微妙です。
サトノワルキューレは、前走の競馬は確かに強かったですが、この高速馬場がどうでるか。中枠より外で、普段通りのフローラステークスの馬場状態なら、力を違いをみせるレースをできたかもしれませんが・・・。ゲートもあまりよくないので、サラキア同様内枠がマイナス要素です。また、追走スピードにも不安があります。
オッズも割れ気味ですが、かなり力の拮抗したメンバー(サラキアは一枚上だと思いますが、枠が最悪で相殺した結果)ですので、的中を目指したいなら手広く買うか単複系で、回収率を望むなら絞って馬券を買うのがいいかと思います。
私は、金額を抑えめに点数を絞るアプローチにします。