2018阪神ジュベナイルフィリーズ過去レース・上がりラップ分析ページ

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 2018年12月9日の阪神競馬場メインレースは、桜花賞と同舞台で2歳牝馬の頂点を決めるとともに来年のクラシック路線を占う1戦、G1阪神ジュベナイルフィリーズです!

 今年は牝馬路線の核となるであろうグランアレグリアが朝日杯フューチュリティステークスに回ったため、現状ではNo.2を争うレースになりそうです。

 そのグランアレグリアに新馬戦で敗れたダノンファンタジーが、ファンタジーステークスを制してグランアレグリア以外には負けなしで挑むことになります。おそらくこれが人気の中心で、アルテミスステークスを勝った超良血馬シェーングランツ(グランアレグリアと同じ藤澤和雄厩舎)、こちらも良血馬のアルテミス2着馬ビーチサンバ、無傷の2連勝中のクロノジェネシスレッドアネモス辺りが人気を集めそうです。

 グランアレグリアだけでなく全体的なレベルが高そうな世代なので、来年を見据える意味でも重要な1戦として、しっかりと予想に臨みたいと思います。

 以下、過去10年の上がり傾向、私の過去予想、阪神ジュベナイルフィリーズのポイントとなります!

過去10年の上がりラップ傾向

 

年  最速地点  最高速度  失速度合 
08 L2 高速(11.3) 超失速(1.1)
09 L2 高速(11.1) 超失速(1.3)
10 L2 高速(11.2) 持続(0.4)
11 L2 高速(11.0) 超失速(1.0)
12 L2 低速(11.5) 超失速(1.2)
13 L2 低速(11.6) 失速(0.6)
14 L3 高速(11.4) 失速(0.9)
15 L2 低速(11.5) 超失速(1.1)
16 L3 低速(11.5) 失速(0.7)
17 L2 高速(11.0) 持続(0.5)

(すべて良馬場)

(最高速度:11.0~11.4は高速、11.5~11.9は低速)

(失速度合:最速地点とL1の差が0.3~0.5は持続、0.6~0.9は失速、1.0~は超失速)

 500m近い直線を誇る阪神外回りで行われるレース。古馬戦だと4コーナーからスピードが一気に上がり、11秒前後‐11秒前後‐12秒前後というラップを刻むことが多いコースです。

 しかし阪神JFは、厳しいレース経験が少なく完全に馬体が出来上がっていない2歳牝馬同士のレースなので仕掛けが遅くなりやすいです。

 L2最速戦が直近10年で8回となっていることからも明らかです。

 L2最速戦でも、L3地点(4コーナーから直線入口)でトップスピードに近い水準までスピードが上がるケースと、L3もまだゆっくりでハッキリとL2地点での瞬発力勝負になるケースもあります。

 例えば、昨年は12.2-11.9-11.0-11.5とL2地点で1秒近い急加速が起こっていますが、15年は11.8-11.7-11.5-12.6と瞬発力勝負とはいえないL2最速戦です。

 この2つを分けるのは前半の入り方。17年は47.7-46.6、15年は46.9-47.6と前後半のバランスが真逆になっています。

 阪神JFは、前後半のラップは様々ですが、勝ちタイムは毎年1分34秒台前半で決まることがほとんど。前後半の合計が概ね一定なので、前半のレースの造りによって使う脚が変わってくるのは当然と言えます。

 前半のペースを読むのは難しいですが、ザックリとした基準を示すなら、前半4ハロンが47秒台後半より速ければ持続力、遅ければ瞬発力を重視するレースになると考えていいでしょう。

 また、直線の最後に待ち構える急坂は2歳牝馬には過酷なので、L1は失速戦になりやすいです。トップスピードを活かすタイプの中でも、ゴールまでずっと軽いラップで好走している馬よりは、メリハリの利いたラップで実績がある馬の方が買いやすいです。

 ラストで落ち込むので、差し馬の方が有利なのはご存知の通りかと思います。

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過去の予想結果

本命馬 結果
16 リスグラシュー 2番人気2着
17 ソシアルクラブ 5番人気8着

 昨年はラッキーライラックを素直に狙えばいいものの、悩んでひねって自爆。アルテミスステークスは非常に親和性が高いと書いたのに・・・。

 16年は当たりましたがガチガチでしたので特にいうことはありません。2年連続でアルテミスステークス組ということだけでしょう。

阪神ジュベナイルフィリーズのポイント

 最重要ステップであるアルテミスステークスは、例年とは少し変わった流れでした。入りの3ハロンが33.9とかなり速く、ここからがっつり緩んで12.5-11.8-11.4-11.8というラップ。もっとギアチェンジやトップスピード持続力を問われるレースでしたが、今年は序盤でゆっくり走れた馬に展開が向いたので、例年ほど阪神JFとの強いリンクはないと思います。

 スローでも自力で差し込める馬の方がいいので、瞬発力とトップスピード持続力の双方を兼ね備えたタイプを探したいです。

 だいたいどちらも持っているのは強い馬なので、結果的に堅く決まりやすいG1であるのですが、今年は混戦模様なのでどこかに狙い目はあるはずです。

 特注馬は、前走からの巻き返しを期待したい馬を選びます。前走は前半のポジショニングから、直線でのコース取りまですべてが噛み合いませんでした。

 デビューから2戦は全く異なる流れで好走しているように、能力や適性面の幅広さは持ち合わせているので、じっくりと溜める競馬になれば挽回の余地は大いにあると考えます。

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