過去レース分析・コースの特徴
レースラップはわかりませんが、過去数年のレースタイム・上がり3ハロン・レース映像から判断すると、基本的には3コーナーから動き始めるスローの終盤勝負のレースです。
昨年だけは少し毛色が違いまして、2コーナーから速くなる4ハロンのロングスパート戦になりました。しかし、ペースが乱れる要素がなければ、中央の有力逃げ馬がペースを作って、2周目向正面までは穏やかな流れになるレースです。
今年は非常に微妙。なぜなら、中央馬に明確な逃げ馬がいません。短距離中心のメイショウヒサカタが自然とハナを取ることになりそうですが、地元のエース格となるアゼツライトが主張するかもしれません。前半から少し読みづらいです。
そして、ペースが落ち着いたときにキャベンディッシュ・デムーロ騎手がまくっていく可能性も。2走前にデムーロ騎手が騎乗した中山ダート1800の500万では、序盤で緩んだとみるや向正面で一気に動いて押し切りました。変に緩んだ場合は、昨年のように2コーナーから速くなる可能性があります。
基本的にはスローだと思いますが、何か紛れがあるならば、前半ではなくスパートタイミングのズレになるでしょう。やり過ごせるタイプの方が軸にはしやすいです。
予想【自信度D】
◎08ワークアンドラブ
◯03テーオーエナジー
▲04ビッグスモーキー
馬連8-3,4
3連複3-4-8
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◎08ワークアンドラブ
おそらくはテーオーエナジーとビッグスモーキーの一騎打ちでしょうが、一角崩しならこの馬。特に、ロングスパート戦になればチャンスです。
ヒヤシンスステークス・伏竜ステークスと瞬発力勝負で苦戦していますが、未勝利・樅の木賞はともに時計がかかる馬場で、ロングスパート戦となって前がバテタところを差してきました。
テーオーエナジー・ビッグスモーキーはスローならば崩れる可能性が低いですが、どちらもタフなロングスパート戦の経験が浅く、未知数なところがあります。他力にはなりますが、速く流れてくれさえすればチャンスです。
また、スローだとしてもキャベンディッシュには前走差をつけていますし、メイショウヒサカタは前半力を活かしたいので中距離のスローは不向き。スローなら3着食い込みを期待。
◯03テーオーエナジー
前走は楽勝でしたし、世代のトップ層の出走がないここでは能力的に一枚上。
前走は、中盤緩んで12.8-12.6-12.1-12.6のL2低速持続戦。楽に抜け出したように、中距離のスローでは光るものがあります。
同じL2最速戦で3走前に敗れていますが、勝ったスマハマは世代トップクラスで、2着グレートタイムとは2走前でもワンツー。基本的な能力で勝る相手には負けていない堅実さがあるので、不利等の外的影響がなければ当然最有力です。
▲04ビッグスモーキー
こちらは、すみれステークスの好走でクラシック路線に挑みましたが完敗。ダートではもちの木賞で2歳レコード勝ちを収めているように、軽い馬場の方がパフォーマンスが高いです。
いわゆる芝ダート兼用タイプですが、ゴールデンチケット・リアファルなどの前例がいるように、ペースが落ち着けば地方の重いダートといえども通用します。
あまり流れてほしくはないでしょうが、メンバーも手薄ですし圏内の可能性は高そうです。