過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L2 | 低速(11.5) | 超持続(0.1) |
17 | L2 | 超低速(12.7) | 超失速(1.2) |
(17は不良、16は良)
(最高速度:11.5~11.9は低速、12.0~は超低速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、1.0~は超失速)
想定上がり:L3低速持続
枠順発表の時点で話題になりましたが、かなり極端な枠の並びになりました。
おそらく玉砕覚悟でハナに立つアイトーンが最内、有力先行馬であるジェネラーレウーノ・エポカドーロ・メイショウテッコンが4~6番枠で横並びとなっています。
どれか1頭でも外だと、切れ込みながらで激しい展開も予想できましたが、この並びだとゲート次第で早めに前後の関係は決まりそうです。
ただ、内枠勢がどのような並びになるにせよ、アイトーンが離して逃げて1頭だけミドル~ハイペース。その後ろはじっくりとした競馬の中で、動き出しの駆け引きを行う感じになりそうです。
京都の馬場は、標準の良馬場より時計がかかっています。アイトーンはともかく、馬群の先頭の馬が61-63-60のようなラップを刻む形になりそうです。一番早く動きたいのはジェネラーレウーノだと思いますが、これが坂の下りくらいから動いていく形になれば、後半4ハロンがすべて11秒台後半の低速持続力を強く問われる、通常の菊花賞に近い流れになりそうです。
先行馬が有利というよりは、コーナーでスピードが緩まないので距離損となる外を回す馬が不利となってきます。差してくるならば、早めにマクってコーナーでは内から3,4頭目を回せるポジションにいるか、イン突きの2択でしょう。
予想【自信度】
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◯06メイショウテッコン
▲05エポカドーロ
△07ユーキャンスマイル
△16ステイフーリッシュ
単勝◎
馬連◎-5,6
ワイド◎-5,6
3連複1頭軸◎-5,6,7,16
3連単◎→5,6→5,6,7,16
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金曜の時点のオッズでは勝負できないと思っていましたが、ようやくオッズも落ち着いてきたので本命対抗は初志貫徹でいきます。
前走は62.8-25.0-59.0とスローペースで、しかも馬群が縦に大きく伸びたレース。ポジション的にはかなり楽な競馬でしたが、12.0-11.4-11.6-11.5と最後まで全く止まることなく突き抜けました。残り200mのハロン棒まで持ったままでしたが、L1地点で加速できているように本当に手応えがよかったのでしょう。ギリギリまで持ったままで追い出した時は、ラップ的には少し落ち込む時が多い(つまり、馬なりの段階で脚を使っている)ので。
2走前も面白い競馬で、こちらは58.8-12.2-60.9のハイペース。前が飛ばしてのもので、2番手以降は平均ペースでしたが、L4地点で大逃げした馬が止まり始めてから一気に差を詰めて、4角では先頭争いの一番外。12.5-12.1-11.6-12.1と、前半がソコソコ流れた分スピードは出ていませんが、L1の12.1の地点で他馬を圧倒しました。
トップスピードの高さはまだまだ未知数ですが、少し時計がかかる馬場での持続力は底知れぬものがあります。14年のような超高速馬場の京都だと厳しかったかもしれませんが、さほど時計の出ない今の京都芝コースは絶好です。
内の馬達がある程度出していくでしょうから、それを見る形で3列目から競馬ができればアタマまで突き抜ける能力と適性は兼ね備えています。1着を期待します。
◯06メイショウテッコン
メイショウテッコンは、神戸新聞杯が終わった時点で菊花賞での高評価は決めていました。
神戸新聞杯は、少しハナを取るのに手間取りましたが、そこからは淡々とスローペースで刻んで11.8-11.2-11.3-12.1とトップスピードの高さも必要となる形での仕掛けとなりました。
このペースであればワグネリアンが強いのは間違いなく、またダービーで最速上がりを使ったエタリオウも突っ込んできましたが、際どい3着に残しました。春よりも力をつけていることを証明したレースです。
3歳初めの芝2400m・梅花賞で、激しい中緩みから12.7-11.8-11.6-11.6と最後まで止まらずに逃げ切っていますが、この時期からラップの緩急をつけたうえでしぶとく脚を使う競馬ができています。
1800mで連勝していますが、緩急のつけ方やそこからしぶとく脚を使える感じは長距離向き。トップスピードを問われづらい菊花賞はベストの条件です。
おそらくジェネラーレウーノのほど、持久力に特化した競馬にしなくてもいいでしょうが、前半のポジションを活かした競馬はしてほしいですね。
▲05エポカドーロ
春の二冠での競馬が想像以上に強かったので、もしかしたら中距離向きかもしれませんが、こちらも小倉2000mのあすなろ賞の段階で、菊花賞で面白い存在になると思っていました。
あすなろ賞は、テンの3ハロンが34.7と速かったのですが、そこから13.0-12.8-12.7と急激なペースダウン。そして、上がりは12.4-11.7-11.7-11.8と早めから仕掛けて低速ながらも最後まで全く止まらずに駆け抜けました。スーパーフェザー相手での完勝で、レースレベルも高かったです。
その後の活躍は私から説明するまでもないですが、先行力があって容易に止まらない普通に強い馬です。トップスピードの高さは足りないので、前走のようなポジションからだと厳しいですが、あれは一過性のアクシデント。普通にスタートを切れば、普通に好勝負でしょう。
△07ユーキャンスマイル・16ステイフーリッシュ
ユーキャンスマイルは、コーナリングに不安がありますが、前走の阿賀野川特別が好内容。スローでしたが、早めにレースが動き出し11.8-11.7-11.5-11.5と最後まで加速し続ける流れ。コーナーは内で我慢しつつ、直線では最後までよく伸びました。この馬も◎馬同様3列目からの競馬になりそうですが、インでポジションを下げずにじっとしていられれば。
ステイフーリッシュは、散々書いてきましたがハイレベルの京都新聞杯勝ち馬なので、この人気なら外枠でも買っておきます。序盤ハイペースからの中緩み、そして早めスパートという競馬でしたので、適性的には菊花賞は合っています。メイショウテッコンとの差は成長力で逆転していそうですが、力を出し切れば当然怖い1頭です。