過去レース分析・コースの特徴
年 | 最速地点 | 最高速度 | 失速度合 |
16 | L3 | 高速(11.1) | 持続(0.4) |
17 | L2 | 高速(11.4) | 超持続(0.1) |
(16,17ともに良馬場)
(最高速度:11.0~11.4は高速)
(失速度合:最速地点とL1の差が0~0.2は超持続、0.3~0.5は持続)
想定上がり:L2高速持続
京都芝コースは、例年の開幕週とは異なる趣の馬場状態となっています。
秋の京都は開幕週がかなり軽く、2か月の開催の間に徐々に時計がかかっていくイメージが強いですが、今年の開幕週は時計がかかっています。
日曜メインのオパールステークスが、33.4-34.8=1:08.2という時計。アンヴァルだけが8秒台前半で走り、2着以降は8秒台後半でしたので、かなり時計がかかっています。
同条件で行われている2010年以降のオパールステークスの中では、良馬場では一番遅い時計。ペース配分を考えてもかなり遅い時計となっており、標準よりも一段階時計がかかる馬場と考えてもいいでしょう。
京都大賞典の展開は、レッドジェノヴァかウインテンダネスの逃げが予想されます。ウインテンダネスはロングスパート志向が強い馬なので、これが積極的な競馬をすれば別ですが、この少頭数・前哨戦ということを考えれば、スローの上がり勝負になるでしょう。
ここ数年の中でも一番時計のかかる馬場になっているので、トップスピードの高さはあまり必要にならないでしょう。中間速で淀の下りからゴールまで走り続けられる馬がいいでしょう。
予想【自信度B】
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◯02サトノダイヤモンド
馬単◎→2
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例年の高速馬場であれば、スマートレイアーやプラチナムバレッド辺りに付け入る隙があったと思いますが、少し時計がかかる馬場になったので適性的にこの2頭は少し外れてしまいました。
また、ウインテンダネスは個人的には本当に評価が高く、G1級のレベルに達していると考えていますが、休み明けで動かないことやスローペース不向きから、ここでは食指が伸びません。
ということで、本命馬は無難なところに落ち着きました。前回の勝利が、バランス的にはややスローで11.8-11.3-11.8-12.0の上がり。最高速はそこまで求められませんでしたが、長くいい脚と使えるかという競馬になりました。この流れで(完璧な競馬だったとはいえ)当時の現役最強クラス2頭を打ち破ったのは立派です。
やはり前受けできる信頼感が強く、昨年のような競馬にならなければ好走確率は非常に高いと思われます。対サトノダイヤモンドでも、ポジション差と中間速の持続力ならば上の立場にいると考えます。オッズ的には絞って買うしかないので、馬単1点で。
◯02サトノダイヤモンド
例年のトップスピードが必要となる京都芝では、かなり危ないと思っていました。ただ、33秒台の脚が必要な馬場ではなさそうなので、それならば格好をつけられるでしょう。
3歳時は、菊花賞を含め自身34秒前後の上がりを発揮して好走を続けていました。どのレースも、瞬発力をみせたというよりは長く11秒5前後の脚を発揮した感じです。
しかし、この馬のベストパフォーマンスは3歳時の有馬記念。僚馬サトノノブレスのサポートがあったとはいえ、11.8-11.7-12.1-11.7-12.1と低速ロングスパート戦でキタサンブラックをねじ伏せました。
次走の阪神大賞典と合わせて、本質はディープインパクト産駒の中でも持続力に特化したタイプの馬になってきています。瞬発力で劣るのは、今年の金鯱賞の結果からも明らか。
宝塚記念の結果が気になるところではありますが(全盛期の競馬ならもう少し粘っていてもよかったはず)、少頭数で自分からゴリゴリと動いていく競馬にならないでしょうから2着までならば十分に走れるはずだと思います。逆にここで来れないようならば、もう買うことはないでしょう。