2018/06/02阪神11R鳴尾記念予想【自信度C】

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鳴尾記念の過去レース・上がりラップ分析ページはこちら

過去レース分析・コースの特徴

最速地点 最高速度 失速度合
16 L2 高速(11.3) 失速(0.9)
17 L2 高速(11.0) 失速(0.6)

(すべて良馬場)

(最高速度:11.0~11.4は高速、失速度合:最速地点とL1の差が0.6~0.9は失速)

想定上がり:L2高速失速

 過去レース分析では、「59.0-59.0くらいのイーブンペースで、後半5ハロンはゴール前の1ハロン以外はすべて11秒5前後という感じの刻み方が想定」していましたが、枠の並びを見て考え方を改めました。

 逃げ争いをするヤマカツライデンとマルターズアポジーの枠が、マルターズアポジーにとってはかなり有利な並びとなりました。テンの速さはマルターズアポジーの方が圧倒的に上なので、スタートを決めてハナを主張しながら内に切れ込めば、あっさりと先頭に立てそうです。

 これが、マルターズアポジー内・ヤマカツライデン外だと、テンの速さ負けしても外から競りかける選択肢がありそうでしたが、外から前を取られると並びかけに行くのは難しいでしょう。

 こうなると、序盤は阪神コースの特性(おむすび型コースで1,2コーナーでスピードを上げづらい)からしても、ゆったりとしたペースになりそうです。

 マルターズアポジーとしても、そこまでため込む競馬ならないでしょうが、60-58のペースを想定すると、スピードが上がるのは3,4コーナーの間にある短い直線くらいから。こうなると、直線の入口での瞬発力が求められるレースになりそうです。

 小回りコースで、後半で徐々にスピードを上げながらも、L2地点で鋭い脚を使える馬を狙いたいと思います。

予想【自信度C】

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◯02トリオンフ
▲11サトノノブレス
☆06マルターズアポジー
注03モンドインテロ

馬連◎-2,3,6,11
ワイド◎-2,11
3連複1頭軸◎-2,3,6,11-2,3,6,11
3連単◎→2,6,11→2,3,6,11

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 想定する流れで一番強いのはトリオンフだと思いますが、小回り向きの瞬発力を持ちながらも人気で大きく水をあけられている穴馬を本命にします。

 おそらく前走での大敗と休み明けが嫌われているのでしょうが、休み明けはともかく前走の内容は度外視できます。

 馬群の中で競馬していたのですが、外から動く馬がいたためにポジションを押し上げられず、少し我慢してから動こうとしたタイミングで、内から張られるとともに故障馬のあおりを受ける大きな不利を受けました。

 直線を向いたところでは、もう勝負にならない形でばてた馬だけ交わしてゴールした感じ。全く持って力を出し切っていません。

 2走前は3着でしたが、ここでも窮屈な競馬ながらもうまく捌いてゴール前で強襲しました。このレースは11.7-11.5-11.6-12.2L3低速失速戦でしたが、この馬自身はコーナーから仕掛けてゴール前まで止まらずに脚を伸ばし続けました。

 コーナーを内から押し上げられる器用さはありますが、内を突く競馬をするだけに多頭数だと前走のようなリスクがあります。今回は少頭数で、馬群も比較的縦長になりそうなので、ロスなく捌ければ好勝負可能です。あまりにも人気がないので評価を上げました。

◯02トリオンフ

 小回りの瞬発力勝負なら、現役屈指の存在です。

 大阪杯では、前半超スローから11.2-11.1-11.4-11.6と上がりでずっと速い脚を要求されるレースを強いられ、しかも途中から動いたことで息切れしてしまいました。

 トリオンフの本来の良さは、小倉大賞典のように序盤スローから12.1-11.6-11.1-11.8の展開をコーナーから動いたうえで、L2地点で鋭い脚を一瞬使って出し抜く形で出ます。

 新潟記念はドスローで、11.9-10.9-10.6-11.6と直線だけの軽い競馬になって、少し足りませんでした。コーナーの加速力が武器なので、直線が短くコーナーから動き出すコースの方が良いです。

 

 今回は、前半がスローになってさえしまえば、力をフルに発揮できるでしょう。マルターズアポジーを見る位置で競馬ができれば、まず大崩れはないでしょう。

▲11サトノノブレス

 2年前の覇者で、高速馬場の阪神2000はどんとこい。その16鳴尾記念は、59.0-58.6とほぼイーブンペースで、11.7-11.6-11.3-12.2と早めからスピードが上がりつつも、直線で一脚を要求されるレースでした。

 今回想定する形に近いので、2つ年を重ねたとはいえ好走は可能でしょう。他に、この手のタイプの流れに強い馬が少ないのも、相対的な加点要素です。

 大阪杯はトリオンフの項でも書いた通り、かなり長く高速上がりを求められたので参考外。この条件でこのメンバーなら、十分足りるでしょう。枠はもう少し内が欲しかったですが・・・。

☆06マルターズアポジー

 今回は距離が2000に伸びて、ハナを取るのには苦労しないでしょう。

 L6最速で前半からのスピード能力で押し切った、17小倉大賞典のイメージが強いのですが、16福島記念は61.0-59.8のスローで逃げ切っていますし、17関屋記念もマイルですが46.6-45.6のスローペース。瞬発力があるタイプではないので、ギリギリまで溜める競馬は拙いですが、前半のペース自体はゆっくりでも対応できています。

 あまりプレッシャーなく逃げられそうで、3コーナー辺りからスピードを上げていくでしょう。単純に開幕週でスローの先行と条件が揃っているので、適性関係なく抑えてはおきたいです。

注03モンドインテロ

 17チャレンジカップ4着があり、札幌日経オープンで2勝していることからも、基本的には小回りのロングスパート向きの馬です。

 ここ2走はダートにチャレンジしましたが、結果は残せず。別に芝で売り切れたわけではないですし、高速馬場は微妙ですが、小回りで早めに動く形になれば3着なら。

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